森絵都のレビュー一覧

  • 異国のおじさんを伴う

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    へんてこりんな話が多いけど。
    でもまあいっか。
    それぞれの人のちっぽけな毎日にもストーリーがありドラマがある。
    そういうことが伝えたいのかな。
    生きてるのって悪くないよね、みたいな。

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    2017年04月09日
  • 気分上々

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    サクサク読めた!色々な種類のお話があって面白かったけど、1番印象に残ったのはどのお話というより、人間は親や親戚、周りの環境そういうものからは本当の意味では逃れられない宿命があるんだなーと感じた。私はむしろその方が嬉しいと感じるから、幸せかも♫なんて思ったり。2017/3/7完読

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    2017年03月11日
  • 漁師の愛人

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    ネタバレ

    プリンス好きの切れやすい少年を描いた掌編3作は面白かった。周囲からは意味不明に思われる薄っぺらいこだわりは自分にもあった記憶あり。

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    2017年02月27日
  • おいで、一緒に行こう

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    2011年3月に発生した東日本大震災に誘発された福島原発事故。その放射能の危険性のため、原発から半径20キロ圏内への立ち入りが制限された。制限された街に残されたペットは、家畜は、動物たちは、どのような生活をしているのだろうか。ペットたちは飼い主のもとへ戻れるのだろうか。

    立ち入り制限区域に残されたペット、犬や猫を中心に保護、飼い主に引き合わせる、といった活動をボランティアで行う人々に筆者が密着、見たままに記述された本。

    人々の行動のモチベーションが何なのか、何のために活動をするのかという心理・ペット保護の経緯について知見が得られた。

    ペットも家族の一員なのだということ、彼らがどれほど安ら

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    2017年02月16日
  • いつかパラソルの下で

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    日常描写と心情表現がリアルで登場人物にスムーズに感情移入でき、登場人物と同一目線で読み進めることができました。

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    2017年01月22日
  • 漁師の愛人

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    漁師になるため故郷に戻った男に伴われた女性の疎外感と不思議な交流を描く表題作と、プリンを巡る男たちの思いが熱い短篇三作、そして大震災以降を生きる女性たちを描く「あの日以降」を収録した作品集。
    断然、「あの日以降」が良い。実害はなくても、あの日以降私たちの意識に変化は生じた。生きていること、生きていくことを再確認した。登場人物たちに共感を覚えるとともに、『生』への感謝をする。

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    2016年12月05日
  • たべもののおはなし オムライス オムライスのたまご

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    たまごたちの一番人気の夢は、オムライスになること。
    タマコ、タマミ、タマエ、タマキの四姉妹の憧れも、やっぱり、オムライス。
    でも、四姉妹はおばあさんに買われて・・・。

    本気で夢をかなえるなら、もっと、自分でがんばらなきゃ!タマキは、冷蔵庫を飛び出し、夢を叶える旅へ!

    「まぼろしのオムライス」となるために待ち受けてたのは、オーディション!頑張れタマキ!!w


    ところで、1人分のオムライスには卵2個は必要かと!!
    とツッコんだのは私だけではないはず、と信じますww

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    2016年11月22日
  • 気分上々

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    ネタバレ

    短編なので読みやすいですね~やっぱり森絵都さんと言ったら思春期の話でしょ~って事で、17レボリューション面白かったな
    その他の作品もそれぞれに面白くて
    やっぱり森絵都さんが書く雰囲気好きです

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    2016年11月15日
  • 漁師の愛人

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    震災をもっとクリティカルに書いた作品に出会いたい。
    でも、この作品は確実に震災以降に書かれた、震災を経験した「いま」を描いてはいる。

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    2016年07月28日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    思ったよりおもしろかった
    24人のクラスメイトひとりひとりが主人公になって描かれる日常

    心理描写がリアルで、それぞれ個性的で、「こんな子いるかも」と思う

    中学生になったばかりの前期の様子がういういしく、現役中学生が読んでもおもしろい・・と思うけどどうかな

    悪い先輩にひっかかった美奈ちゃんと
    完璧に見えた委員長ヒロくんが実は自分大好き(?)でウザいところが気になる

    後期も読もう~^^

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    2016年01月11日
  • 屋久島ジュウソウ

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    屋久島にて。

    エジプトの船旅はよしもとばななさんの本にもあったけどすごく良さそうだなー。
    ルクソールからカイロへナイル川を下る1週間の旅。本能とか直感の赴くままに生きてもいいのかもしれない。
    スコットランドのドラのはなし。

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    2015年11月04日
  • 屋久島ジュウソウ

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    旅行には、旅エッセイ持参!
    と数年前から決めている。
    今回は京都旅行のお供に。
    森さんのエッセイ初めてよみましたが
    潔く、正直で、素直な印象。
    本当気持ち良いくらいに!

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    2015年09月14日
  • この女

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    デビュー当初の児童文学作家から社会派?に転身しつつある著者の、バブル崩壊、釜ヶ崎のどや街、阪神淡路大震災、オウム真理教、カジノ特区…と多くの時事ネタを盛り込んだ、ちょっと疲れ気味の青春ストーリー。
    社会派に転身しつつあるとはいうものの、夜の街を自転車で駆け、夜空を見上げて、寄り添う姿は、「宇宙のみなしご」や「つきのふね」と通じるものがあるように感じる。
    以前の作品からは艶めかしくなったが愛でも恋でもない人と人としての寄り添い方と、憎むに憎めない登場人物たちの織り成すストーリは、なんとなく温かく、明日への仄かな期待を抱感じた。

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    2015年09月11日
  • 君と一緒に生きよう

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    「おいで、一緒に行こう」を読んで、本書も読まなければ…という義務感に駆られて購入。

    事情はともあれ飼い主の手を離れ捨てられる犬たちは、信頼した飼い主に愛を求めつつ人間への不信を募らせ、ボランティアたちに吠え、牙をむける。
    放棄された犬たちの心身共に病んだ姿に泪するとともに、無責任な人間に怒りさえ覚える。

    挿絵の「さようなら~ 無責任な飼い主は不要です~!」は、著者やボランティアの皆さんの本心だろう。

    私はボランティアに参加することはできないと思う。でも無責任にペットを飼うことは決してするまいと強く誓った。

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    2015年07月14日
  • 異国のおじさんを伴う

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    読み初めはなんだか、このストーリー展開になれないせいか、たいしたことないなあ、としか思えませんでしたが、3編を過ぎたころから、面白く読めました。一冊読み終わった後、あまり面白いと思えなかったものを読み返したら、うん、面白い。
    つまりは、この雰囲気になれるかどうかなんだろうな、と思いました。
    帯にネコのマスコットが本を読んでいるカットがあり、「ひげ人形愛好会から招待状が!?」と大きく書いてあったので、ひげ人形って猫のマスコット人形かと思いました。
    ひょっとしたら、短編小説の典型、と言えるのかもしれません。

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    2015年06月21日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    全編後編通して読んで、覚えてる話と全く頭から抜けている話がある。
    きっと実際の中学生もそんなカンジだ。
    印象的な子もいれば誰からも忘れられてしまう子もいる。
    私は後者だけど、もう悲観もしないし羨みもしない。
    意味がないから。

    中学生っておもしろくて難しい。
    でもきっと誰にとっても瑞々しくて少し気恥ずかしい思い出があるんじゃないかな。

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    2015年05月26日
  • 架空の球を追う

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    一番よかったのは、「あの角を過ぎたところに」。
    「蜂の巣」と「パパイヤ」と「ドバイ」が次点。
    あっさり読み終わったけれど、あとからじわじわくる。
    短編はたくさん想像させられて、ちょっと消化不良で好きではない。
    読者にお任せは基本いやだ。
    ちゃんと結果を教えてほしい。
    でも、「あの角」が一番気になる終わり方で一番心に残る。
    卑怯だなと思う。

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    2015年04月05日
  • 気分上々

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    めったに併読をしない私が、たまたま3冊併読になってしまいました。
    最初にクラフト・エヴィング商会の『すぐそこの遠い場所』に手をつけ多のですが、これが辞典形式で一気読みするような作品でないため寝床で読む本にして、メインの読書時間の通勤には中島京子を読み始めたのですが、ある日持っていくのを忘れ、予備としてカバンに入れていた本書を読みはじめました。
    多分そのせいでしょう、全体の印象が希薄になってしまいました。改めて目次を見れば、一編一編は結構印象に残っているのですが。
    一番印象に残った短編は「プレノワール」。フランスのブルターニュの田舎で因習に囚われた生活を行う母とパリのレストランでの新たな暮らしに

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    2016年05月15日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    【収録作品】秋の日は…/伴奏者/見いつけた/マンホールのふた/イタル更生計画/プラタナスの葉が落ちるころ/彼がすぐにキレるわけ/ジョーカー、あるいは戦士/バレンタインのイヴ/約束/イタルが至る/その道のさき

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    2015年02月03日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    今リアルタイムで小学校高学年の子や中学生の子に向けた本という感じだった。漢字も少なく、字も大きいので、子供も読みやすいと思う。
    最近読んで印象に残っている中学生が主役の本といったら宮部みゆきの「ソロモンの偽証」だったのだが、随分と趣の違う、殺人等のセンセーショナルな出来事など起こらない、平和な日常生活を描いた作品。
    東京のある中学校の1年A組の1年間を、1章ずつ別の子の視点で書いていて面白い。色々な性格の子がいて、色々な感じ方があって、「平和な日常生活」の中でもちょっとした「事件」がある。人生の中でもこの時期だけの独特な時間を、不器用に真っ直ぐに生きる彼らの姿がとても眩しく感じた。

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    2015年02月02日