濱野京子のレビュー一覧

  • with you

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    ヤングケアラーの苦悩が取り上げられている

    小さな肩に背負い込む大きな負担
    恥ずかしがらずに声をあげて周囲に援助を そして支援の強化を

    そんな大変な状況でも恋をしちゃうお年頃
    中学生の恋愛が初々しい…
    恋の行方は読んでからのお楽しみ

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    2022年11月23日
  • マスクと黒板

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    コロナ禍の中学生たちの学校生活を描く。入学式すらろくになかった新入生たちに向けて黒板アートが描かれていることから物語は始まる。コロナ禍の日常を書くとあり、やはりどこか暗いイメージ。

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    2024年11月02日
  • くりぃむパン

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    大家族にやってきた、主人公香里と同級生の女の子未果。

    小4らしい香里の素直な感情や態度には共感できた。

    全体的にはちょっと物足りなさを感じました。



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    2021年12月18日
  • ソーリ!

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    学級委員になって、本来の本領発揮といったところか。しかも学級委員としての仕事を、ド直球にやろうとしているところがおかしくて。ここまで正攻法でやろうとする子は、私が小学生だった時代でも(40年近く前)いなかったので。だけど、政治的な物事については、正攻法が1番正しく、ゆえに強いのかも、と思った。

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    2021年08月04日
  • 県知事は小学生?

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    米軍基地のある町に米軍ヘリが墜落し、県知事と小学生が巻き込まれたあと、知事の意識が小学生の中に入り込んでしまう話。

    事故などをきっかけに、人格が入れ替わる話は過去にもあるけれど、この話には、オスプレイや原発再稼働、主人公が母子家庭で、母親は正職員じゃないから貧乏だと言ったり、現実の問題がそのままの言葉で書かれていて、それはこういう小説にはどうなんだろう、とも思います。

    特に、米軍ヘリ墜落というと、私はどうしても、過去に横浜の民家に墜落した実話を読んだことが忘れられないので、人格が入り込むきっかけを普通の交通事故ぐらいにしてほしかったなあと個人的には思いました。

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    2021年05月19日
  • ドリーム・プロジェクト

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    クラウドファンディングで古民家再生! にかなり期待したのだが、結局は近しい人達に協力を求めることになっている。現実もそうなのだろうか?
    クラウドファンディングの良さは、つながりのない人達と協力し合えるところではないのか?

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    2021年04月12日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    ピンチな時や迷っている時に行ける「ぎりぎりの本屋さん」違う書き手なのでファンタジーだったり多少不穏だったり、個性がある。最初に出てきた菜菜子がラッキーな菜子のお話で、ちょっとまだ弱虫だったのが残念。ベストアンサーのお話が一番好きかな。

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    2020年11月08日
  • ことづて屋 停電の夜に

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    2019.12.20

    「ことづて屋」前巻はまだ読んでないから理解しきれていないところもあるが…
    「1万円」とか、信頼できる他人に話していないこととか
    設定の端端がひっかかってしまった
    (前巻読んだらわかるのかな)
    「小さな騎士」がよかった

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    2019年12月27日
  • 谷中の街の洋食屋 紅らんたん

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    【収録作品】プロローグ/一 古い手紙/二 恋模様/三 夢枕に立つ人/四 母と娘/五 千佳さんの休日/六 怪我の功名/七 汚部屋の住人/八 ワトソンがんばる/エピローグ
     ベタベタしない人間関係に取っつきにくさを感じたが、人情物に落とさないところが現実的ではある。それにしてはお節介ではあるが。「レイン」の面々にまた会えたのは嬉しい。

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    2019年11月18日
  • 谷中の街の洋食屋 紅らんたん

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    ネタバレ

    児童文学を思わせる「ですます」調の文章ですが、登場人物はご年配の方が殆ど。
    ご年配の方でも恋に悩んでいたり、子供のことで悩んでいたり。
    特に千佳さん母娘については、割と最後までハラハラしました。
    和解できるのかなと。
    日常生活ミステリ系でほんのり謎解き要素もありますが、全体的には穏やかな雰囲気だったように思います。
    主人公が流されタイプでのんびりしているから余計でしょうか。
    登場人物の年齢層は高いけどジュブナイル系、そんな印象を抱きました。
    レーベル的にはいいのかな。

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    2019年10月24日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    【収録作品】プロローグ/「ひとつ多い“な”」 まはら三桃/「ベストアンサー」 菅野雪虫/「ラッキーな菜子」 濱野京子/「思い出のかみかくし」 工藤純子/「魔本、妖本にご用心!」 廣嶋玲子/エピローグ

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    2019年04月02日
  • ドリーム・プロジェクト

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    ネタバレ

     一冊目がストライクで二冊目がまあまあで、まあちょっと迷ったんですけど、二冊で結論を出すのもなあ……と思ったので、もう一冊読んでみました。

     その結果……

     ちょっとまったく違う方向性になってたので、混乱しました。

     物語は中学生の男の子で、帰ったらいるはずの祖父がいない! という事態が起こる。
     実は、祖父とは祖母が亡くなった後に同居を始め、数ヶ月だった。祖父が認知症になったのかと思いきや、実はその元住んでいた家に帰ろうと思ったのだとわかり、ほっとする一方で、祖父の気持ちを思う主人公。
     祖父は本当は元の家で生活したいのだろうか? と疑問に思うけれど、祖父は「そんなことない」と否定する

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    2018年06月29日
  • ぐるぐるの図書室

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    ネタバレ

    やり直した人は図書室へ。
    五人の自動作家の連作小説。
    秘境のループが一番切ない終わりかたに思えた。

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    2018年04月19日
  • ぐるぐるの図書室

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    とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。

    昨日のことを後悔するのぞみ。
    大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。
    ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。
    周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。
    本に全く興味がない樹。

    きゅっとなる胸を抱えた相手、親子、友達。
    いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。
    それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。

    木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言

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    2018年03月30日
  • 木工少女

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    小学六年生の女の子から見た、田舎の話なので、どうも文体が取っつきにくかった。
    なぜ美楽が木工に惹かれたのかが、分かりづらいのが難点。
    でも、没頭できることができたことが切っ掛けで、世界が、周りが変わってくるというのは、分かる。
    本当は自分が変わったということなのだけど、気づくまでには時間がかかるというのも、納得。

    林業のこととか、田舎のこととか、含まれている題材は結構深い背景があるので、長さの割に、読み応えはあった。

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    2018年03月28日
  • 木工少女

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    特定ジャンルにスポットを当てた映画原作の、典型的な作品だと思った。(実際読んだことはないけど)

    プロットが
    ①主人公が別の環境から登場する。新しい環境になじめない
    ②何かのジャンルに出会う
    ③それをきっかけに人間関係が変わっていく(場合によって恋愛もある)
    ④ある時何らかの大きなイベント(しかもタイムリミット付)があり
    主人公または一緒に仲間たちが一生懸命取り組む
    ⑤イベント達成の障害が立ちはだかる(この作品には無いが)が、何とか乗り越えて
    大団円。
    と解釈しやすかった。作品としても読みやすい。主人公が言葉遣いや考え方(幼さが見えない)が小学生らしからぬが(笑)

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    2017年11月21日
  • ことづて屋

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    死者からの言伝を聞く津多恵。スピリチュアルとかオカルトでは対話をよく聞くけど、一方的な伝言は初めて読むかも。毎回変装なのかコスプレなのか変わるのが実写だと目に見えておもしろいだろうなと思った。恵介の彼女はなぜなくなったのか。

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    2017年09月14日
  • ぐるぐるの図書室

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    【収録作品】プロローグ/「時のラビリンス」工藤純子/「妖怪食堂は大繁盛」 廣嶋玲子/「秘境ループ」 濱野京子/「九月のサルは夢をみた」 菅野雪虫/「やり残しは本の中で」 まはら三桃/エピローグ/スペシャル座談会-本たちと私たちが出逢ったころのお話し デビュー10周年記念- 
     本の豊かさを知ってほしいという気持ちが詰まった連作。やや押しつけがましさもあるが、それも本が好きだから。

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    2017年03月26日
  • YA! アンソロジー エール

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    ネタバレ

    「友情」をテーマにしたティーンズ向けアンソロジー
    はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
    風野潮「あたしの王子様」はフィギュアスケートを描いた『クリスタルエッジ』のスピンオフ。

    石川宏千花「時限の友」、4年ごとに生まれ変わる友との友情を描いた話。一番面白かった。

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    2016年12月15日
  • ぐるぐるの図書室

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    工藤純子「時のラビリンス」繰り返し系は好きだ。
    廣嶋玲子「妖怪食堂は大繁盛」おいしそう。
    濱野京子「秘境ループ」甘酸っぱい。
    菅野雪虫「九月のサルは夢をみた」新見南吉の『久助君の話』を読みたくなった。
    まはら三桃「やり残しは本の中で」結末がもうちょっと…だけどメロスチックなストーリーは好き。
    うーん、「妖怪食堂は大繁盛」が一番好きかなあ。

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    2016年11月26日