濱野京子のレビュー一覧

  • レガッタ!2 風をおこす

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    一年の時とは立場が変わり、今後の主力としてチームを引っ張らなければならない、下級生をまとめなければいけない、メンバーのボートへの取り組み方も少しまちまちになってくる、そんなことに対処しながら真剣にボートに取り組んでいる様子がよく描けている。
    チームメイトを頼もしく思ったり、自分はダメだと思ったり、周りからは頼られたり、そんな心の動きも読んでいる自分と重ねられて、いいんではないでしょうか。

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    2019年11月16日
  • レガッタ! 水をつかむ

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    部活、友達、家族、恋愛、挫折などの要素がてんこ盛りで結構面白かった。
    ボートならではの描写も結構リアルだったし、レース中に頭が真っ白になる感じも分かる分かるという感じだった。

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    2019年11月09日
  • レガッタ!3 光をのぞむ

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    最終学年となり、受験と部活の両立に悩み始めます。
    その先の未来を見据え、選択していく葛藤
    女子高校生の3年間、有終の美といっても良いのではないでしょうか。
    読み終わった後は、自身もボートを漕いでみたいなぁと感じます。読むことで部活に精を出すタイプの高校生活を味わえた気がしました。

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    2018年02月05日
  • レガッタ!2 風をおこす

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    学年が上がり、後輩が入ってきました。
    なんだか自分も一緒に進級した気分。
    一年生の頃よりも精神的に主人公がぐっと成長していきます。

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    2018年02月05日
  • ソーリ!

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    一年生のとき総理大臣になりたいと書いてばかにされたことがトラウマの主人公が、学級委員になって問題に対処していく。問題がいろいろ盛り込まれてる感があるが、登場人物たちが単純でないのが魅力的。

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    2017年12月30日
  • ことづて屋 寄りそう人

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    【収録作品】モテ男の背中/連獅子/塞翁が馬/海のかなた/それも愛ゆえに 
     死者からの伝言を届ける津多恵とそれをサポートする恵介。切なく、温かい連作。

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    2017年05月13日
  • ぐるぐるの図書室

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    とある小学校にある不思議な図書室。
    いきなり少女の可愛いお話ににっこり。
    いいなぁ、こういうの。
    不思議な司書さんの存在もいい。
    カボチャきらい少年のお話もいい。最後に彼の思いつきがナイスすぎる。ママさん、どんな反応するのだろ(笑)
    秘境の話はちょっと切ない。うまくいくと思ったのだけどな。
    子供には子供の悩みがある。
    こういう図書室が少しでも助けになるといいね。

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    2017年01月22日
  • ことづて屋

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    優しい話に心温まる感いっぱい。
    さいごまで誠実で一生懸命な主人公とそれをフォローする同僚(?)の存在との距離感が清潔でいいな、と思いました。
    死人の言い残した言葉を思い残した人に伝えるという「ことづてや」。その発想がなんといってもユニークで惹かれるものがあります。
    亡くなった人が「こちらの世界」の人に伝えることは、
    あるときは恨みや嘆きであったり、あるいは感謝は愛なのですが、それを受け止める生きている人にこそ勇気を与えるんだということが全編を通じて描かれていました。
    私も両親のあちらからの言葉、聞きたいな、、、なんて思いながら、涙ぐんだり、あるいはちょっと元気になったりしました。。。素敵な本の

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    2016年09月26日
  • ことづて屋

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    突然見知らぬ女性が訪ねて来て故人からの伝言があるという。
    しかもそれが、亡くなった後に受け取った伝言だと言われたら。
    これはもう、100%あやしい人か危ない人に認定される事間違いなしだ。
    主人公の津多恵は、今は亡き母から父への伝言が聞こえた事をきっかけに死者の伝言を届けるという困難な仕事に携わるを得なくなる。
    しかも、津多恵が人一倍引っ込み思案で、極度の方向音痴ときているものだから、読んでいる方がハラハラさせられることこの上ない。
    でも、彼女から伝言を受け取ったことから、恵介という美容師も助けてくれるようになり、様々な人と会いその悲しみやわだかまりを和らげるという結果を得ることにより、彼女もま

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    2016年02月23日
  • YA! アンソロジー エール

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    中高生の繊細な時期を描いた短編小説集。
    アンソロジーなので著者は異なるが、小中高校生にも読みやすいようにシンプルな文体で構成されている。
    部活や恋愛など甘酸っぱく爽やかな思春期らしい話もありながら、最後の話「リーシュコード」はなかなかに重い。
    繊細な年頃ならではの闇や、個人である前に大人―主に家族によって人生を変えられていく様が描かれている。
    個人的には「時限の友」という物語が強烈だった。消滅性人格転換の障害を持つ友人と主人公の話で、記憶を忘れていく友と何度も友になる主人公の真摯な姿勢が、素敵だとかで済ませられない痛々しさを伴い、とにかく切ない。その姿は、人生の美しさと儚さと理不尽さを凝縮させ

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    2016年02月12日
  • ことづて屋 停電の夜に

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    シリーズ2作目。6編の連作短編集。
    様々な年代・境遇の人たちに亡くなった人の言葉を伝える津多恵。相変わらず方向音痴。。でも、周りの人に対しても、自分に対してもだんだん柔らかくなっているのが伝わってきて、温かい気持ちになる。優しさに包まれた物語。
    お気に入りは「小さな騎士」と小休止的な「本の虫」。

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    2016年01月07日
  • ことづて屋

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    不思議な印象の短編集。
    死者の伝言を伝えるという津多恵の言葉に癒される伝言を伝えられた人々。最初はトゲトゲしていても、読後感はほっこりと心が温かくなる感じがします。
    レビューを書いていて初めて気がつきましたが、主人公の名前がツタエ=伝えですね。

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    2015年09月26日
  • ことづて屋

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    6編の連作短編集。
    亡くなった人の言葉を伝える「ことづて屋」。夫へ、母親へ、恋人へ、友人へ、伝えたい言葉・想いはそれぞれ。状況や関係もそれぞれ違うものの、どのエピソードもじんわり温かくなる。
    ぱっとしない主人公・津多恵が色々な言葉や人との出会いを通じてだんだん内面から輝いていくのが感じられ、読後感も爽やか。

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    2015年08月08日
  • 碧空の果てに

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    ユイのメイリン姫は並外れた怪力の持ち主。男より怪力の娘を心配した父王は早く婿を取るように強いるが、自分らしく生きたいメイリンは男装して国を出奔してしまう。メイリンが辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで足が不自由な孤高の首長・ターリと出会い・・・

    身分を捨てて自分らしく生きる道を探すメイリンがカッコいい!
    そしてメイリンが出会うフェイエとターリ・・・
    優しく守ってくれるフェイエも良いけど、ターリのツンデレっぷりが・・・(*^。^*)
    そしてこの物語の結末も予想外でビックリ。
    でも、その結末を選んだメイリンがまたカッコいいです!

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    2014年07月26日
  • YA! アンソロジー エール

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    ネタバレ

    石川宏千花先生『時限の友』友情ものが匂う(笑)

    何度も人格が死ぬ幼馴染みの親友を持つ主人公。五人目の怜悧が、もうすぐ死ぬらしい…

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    2020年04月08日
  • 白い月の丘で

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    大国アインスに併合された亡国トールの元王子(死んだと思われいる)であるハジュンは10年ぶりに密かに故郷へと帰ってきた。そこで幼馴染のマーリィと再会するが、仇であるアインスの王子・カリオルが彼女に想いを寄せていることを知る。一方、死んだと思われていたハジュン王子が生きていることを知ったトールの将が国復興の旗印にしようと接近してくることに・・・

    恋愛要素が強いけど、それだけでなく国の再興をめざすという緊迫した状況もあってハラハラドキドキしました!
    ハジュンが望まなくても、王子だというだけで担ぎ出す武将たちにイライラもしたけど・・・(-_-;)
    ヤキモキしたのはハジュンとマーリィの関係!早く気づけ

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    2014年06月29日
  • くりぃむパン

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    小学校中高学年女子向け。
    友だち関係に悩んでいるか、4年生なら少し早熟傾向、活発な子におすすめ。

    自宅に同い年の女の子が住むことになる4年生の女の子が主人公。仲良くするつもりだったのに、かわいいしみんなに人気があるので、やきもちをやくようになる。
    ありがちな女子同士の心理が描かれている。

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    2014年06月18日
  • 木工少女

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    小学6年生のちょっとひねた女の子が1年間の田舎暮らしをする。少女の成長と友達との関わり、周りの大人との関わりを爽やかに読ませる。子供に読ませたい。

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    2013年06月22日
  • フュージョン

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    ネタバレ

    八木原朋花(やぎはらともか)、中2。家にいるとイライラするから・・・と、自転車を走らせていたら、意外な組み合わせの同級生と出会う。
    優等生の沢田美咲、ちょっと不良っぽい村元玲奈、その腰巾着かパシリのように見える小塚玖美。しかもこの三人、ダブルダッチというスポーの縄跳びをやっていたのだ。
    そして、とてもかっこいい。玲奈や美咲の美しいジャンプや、玖美のターナー(縄をまわす役)の腕のすごさ。朋花は三人の練習に 加わるようになった。

    ダブルダッチを通して変わって行く朋花。
    優等生で大好きだった兄が、突然の家出をしてしまい、以来、両親との関係もぎくしゃくしたまま、イライラをつのらせる朋花だったが、

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    2013年06月09日
  • その角を曲がれば

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    中学生の何気なく、でも切ない日常を綴った物語。
    女の子むきかな~と思うけど、凄い面白かった!杏と桜井さんとのその後が気になる…。

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    2013年05月28日