濱野京子のレビュー一覧

  • 木工少女
    表紙からイメージされる印象を裏切らない、あたたかくやわらかな物語だった。父親の仕事の都合で、1年という期限つきで、東京から周りにコンビニひとつなく、あるのは山と森と空だという、ど田舎に引っ越してきた美楽。1年限定ということで、学校でも特にクラスに馴染もうともせず、友達も作ろうとしない美楽だったが、家...続きを読む
  • 木工少女
    デンさんが素敵だなー
    ミラクのキャラもいい。山田もいい。

    そして林業について興味を持ちました。
  • 木工少女
    古本屋でタイトルに惹かれて買った一冊。
    物語全体の時が淡々と流れていて、その流れが静かでゆったりしてるんだけど、どこか強さがある印象だった。

    木工を通して少しずつ変化していく主人公の女の子。
    本人が変わっていくことで、周りとの関わりも変わっていった。
    そう、変わっていったのが主人公だけだった。……...続きを読む
  • フュージョン
    親に感じた苛立ちを吹き払うように自転車を走らせていた朋花は、公園で縄跳びをしている3人の同級生に出会う。2本の縄を操り軽やかに跳ぶダブルダッチ。朋花にとって初めて出会った「夢中になれるもの」だった。共通点のなさそうな4人がダブルダッチを通して少しずつ深く結びついていく。空の下、2本の縄の中で風を感じ...続きを読む
  • レッドシャイン
    青春!という感じ。
    登場人物がいっぱいいるから余計そう感じるんだろうか。
    もう少し家族内の出来事なんかも書いてくれたらもっと深みが出たかなあ。
  • 木工少女
    小6女子でこんな子って、ちょっと好きかも。
    登場人物がたくさんいるので、その後の彼らを想像すると楽しい。
    美楽の高校生活編が読みたい。
  • 木工少女
    女の子なのに、なにそのくちのききかたは!?
    って言われそうなかんじの主人公、ミラク。笑

    父親がなかなかいい味だしてるなぁー

    何かに夢中になれるように、なる瞬間って一瞬なんだよねー。それが、何かはそれぞれだけど、もちろん。
  • 木工少女
    都会の少女が山奥の町に期間限定で転校する。林業が盛んな地域で木工にはまった美楽の、山での生活を綴る。

    木のぬくもりというけれど、じわっとあたたかい気持ちになれる良書。ベンチの寄贈のシーンでうるっときた。
  • 木工少女
    お父さんの単身赴任で、コンビニもないど田舎に転向してきたミラク(美楽、と書く)。こんなところがもうたまらなく嫌だったミラクだが、山の中で木工細工を作っているデンさんと出会い、木工を始めてみると、不思議とその面白さにひかれていく。

    「こんな小学6年生の女の子のいるか?」と言うくらいミラクが変に大人ぶ...続きを読む
  • 木工少女
    父の仕事で東京から田舎に一年間だけ住むことになった小学生の美楽。
    最初は1年経てば東京に戻るから、友達なんていらないと、教室でみんなと距離を置いていた。
    でも、木工の工房の明野さんに出会い木工を教わるうちに、美楽の態度が変わってきた…。
    そして、クラスメイトとの関係にも変化が。

    美楽が木工を始めて...続きを読む
  • フュージョン
    躍動感あふれる爽やかな物語だった。ダブルダッチ、実際に見てみたい。思春期の不安定な心の機微や、不器用さもうまく描かれてたな。濱野京子さん、小学校高学年の女の子にどうかな〜と読み始めたのだけど、この作品はちょっと早いかな。このあたりの作家さんは小学生向けにはやはり一冊一冊ちゃんとあたって選んでいかない...続きを読む
  • 木工少女
    …デンさん、一体いくつくらいなのよ!
    三十半ばくらいかな。
    せやったら美楽が惚れるのも頷ける(妄想)。
  • フュージョン
    予備知識なしで、何気なく借りた本。
    でも、一気に読んでしまった。おもしろい。
    思春期特有の、この感覚。
    懐かしくもあり、愛おしくもあり。
    女の子同士の友情もいい。
    自分自身が、こういう友だち関係を気付いてきたので、分かるなぁ。
    チビたちが中学生ぐらいになったら読んでほしい。
    跳べ!
  • フュージョン
    主人公の朋花(ともか)は中学2年生。
    家にいたくなくて、苛立つ心にまかせて自転車を暴走させていた夏休み、
    朋花は「ヤツら」と「ダブルダッチ」と出会う。
    何かと悪い噂の多い問題児玲奈と、学年一の完璧な優等生美咲。
    この二人が一緒にいるだけでもあり得ないのに、
    二人は縄を2本使う複雑な縄跳びをしていた。...続きを読む
  • レッドシャイン
    ソーラーカー・レースにうっかり巻き込まれた高専生男子。器用でなんでもこなせるのが悩みの種で、将来への夢もみつからない…そんな彼が、超個性的な仲間と付き合ううちに、自分の中の可能性に気付き始める。淡い恋もありの好編。濱野京子にしてはストレートであっさりめの物語かな。
    若いっていいな、って感じです。
  • フュージョン
    主人公は優等生二人と不良一人にあと一人。
    一見不釣り合いな、この四人が一緒にダブルダッチ(縄跳び)のチームを組む。
  • くりぃむパン
     最後、うまくいったとかいかないとかまで書かないところが、考えてみれば、良かった。そういうことじゃなく、こんなときに一緒にクリームパンを食べれる友だち同士になれたことが、この本の描きたかった結末なのではないかな。
  • シタマチ・レイクサイド・ロード
    爽やかな青春小説でしたね

    個性的な高校生の部活もの

    若いって良いな
    自分も高校生の頃はあんなにキラキラしてたのかな⁈
  • マスクと黒板
    コロナに負けない!という立ち向かう系の話なのかと思ったらちょっと違くて、コロナ禍の学校再開時に現れた黒板アートと応援メッセージ。それに触発された主人公の心の気づきや変化が爽やかに描かれていました。
    休校明けても黙食とあらゆるイベントの中止、おまけにマスクの色規制もあって。でも生徒が声をあげたら先生が...続きを読む
  • with you
    サクサクと読むことができました。小中学生向けのシンプルで読みやすい文章ですが、大人が読んでも楽しめます。
    ヤングケアラーについての話をすると、どうしても固い感じになりそうですが、中学生の恋愛小説と絡ませると、子どもたちにもスッと入ってきて、とてもよいのではないかと思います。