濱野京子のレビュー一覧

  • レガッタ!3 光をのぞむ
    最終学年となり、受験と部活の両立に悩み始めます。
    その先の未来を見据え、選択していく葛藤
    女子高校生の3年間、有終の美といっても良いのではないでしょうか。
    読み終わった後は、自身もボートを漕いでみたいなぁと感じます。読むことで部活に精を出すタイプの高校生活を味わえた気がしました。
  • レガッタ!2 風をおこす
    学年が上がり、後輩が入ってきました。
    なんだか自分も一緒に進級した気分。
    一年生の頃よりも精神的に主人公がぐっと成長していきます。
  • ことづて屋 寄りそう人
    これで終わりなのかぁ~。いいお話だったので、まだまだ読みたかったなぁ。津多恵と恵介のその後、怜さんのその後、想像するのもいいんだけれど、やっぱりもうちょっと見たかった。
  • ことづて屋 寄りそう人
    【収録作品】モテ男の背中/連獅子/塞翁が馬/海のかなた/それも愛ゆえに 
     死者からの伝言を届ける津多恵とそれをサポートする恵介。切なく、温かい連作。
  • ぐるぐるの図書室
    とある小学校にある不思議な図書室。
    いきなり少女の可愛いお話ににっこり。
    いいなぁ、こういうの。
    不思議な司書さんの存在もいい。
    カボチャきらい少年のお話もいい。最後に彼の思いつきがナイスすぎる。ママさん、どんな反応するのだろ(笑)
    秘境の話はちょっと切ない。うまくいくと思ったのだけどな。
    子供には...続きを読む
  • ことづて屋
    優しい話に心温まる感いっぱい。
    さいごまで誠実で一生懸命な主人公とそれをフォローする同僚(?)の存在との距離感が清潔でいいな、と思いました。
    死人の言い残した言葉を思い残した人に伝えるという「ことづてや」。その発想がなんといってもユニークで惹かれるものがあります。
    亡くなった人が「こちらの世界」の人...続きを読む
  • ことづて屋
    突然見知らぬ女性が訪ねて来て故人からの伝言があるという。
    しかもそれが、亡くなった後に受け取った伝言だと言われたら。
    これはもう、100%あやしい人か危ない人に認定される事間違いなしだ。
    主人公の津多恵は、今は亡き母から父への伝言が聞こえた事をきっかけに死者の伝言を届けるという困難な仕事に携わるを得...続きを読む
  • YA! アンソロジー エール
    中高生の繊細な時期を描いた短編小説集。
    アンソロジーなので著者は異なるが、小中高校生にも読みやすいようにシンプルな文体で構成されている。
    部活や恋愛など甘酸っぱく爽やかな思春期らしい話もありながら、最後の話「リーシュコード」はなかなかに重い。
    繊細な年頃ならではの闇や、個人である前に大人―主に家族に...続きを読む
  • ことづて屋 停電の夜に
    シリーズ2作目。6編の連作短編集。
    様々な年代・境遇の人たちに亡くなった人の言葉を伝える津多恵。相変わらず方向音痴。。でも、周りの人に対しても、自分に対してもだんだん柔らかくなっているのが伝わってきて、温かい気持ちになる。優しさに包まれた物語。
    お気に入りは「小さな騎士」と小休止的な「本の虫」。
  • ことづて屋
    不思議な印象の短編集。
    死者の伝言を伝えるという津多恵の言葉に癒される伝言を伝えられた人々。最初はトゲトゲしていても、読後感はほっこりと心が温かくなる感じがします。
    レビューを書いていて初めて気がつきましたが、主人公の名前がツタエ=伝えですね。
  • ことづて屋
    6編の連作短編集。
    亡くなった人の言葉を伝える「ことづて屋」。夫へ、母親へ、恋人へ、友人へ、伝えたい言葉・想いはそれぞれ。状況や関係もそれぞれ違うものの、どのエピソードもじんわり温かくなる。
    ぱっとしない主人公・津多恵が色々な言葉や人との出会いを通じてだんだん内面から輝いていくのが感じられ、読後感も...続きを読む
  • 碧空の果てに
    ユイのメイリン姫は並外れた怪力の持ち主。男より怪力の娘を心配した父王は早く婿を取るように強いるが、自分らしく生きたいメイリンは男装して国を出奔してしまう。メイリンが辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで足が不自由な孤高の首長・ターリと出会い・・・

    身分を捨てて自分らしく生きる道を探すメイリンがカ...続きを読む
  • YA! アンソロジー エール
    石川宏千花先生『時限の友』友情ものが匂う(笑)

    何度も人格が死ぬ幼馴染みの親友を持つ主人公。五人目の怜悧が、もうすぐ死ぬらしい…
  • 白い月の丘で
    大国アインスに併合された亡国トールの元王子(死んだと思われいる)であるハジュンは10年ぶりに密かに故郷へと帰ってきた。そこで幼馴染のマーリィと再会するが、仇であるアインスの王子・カリオルが彼女に想いを寄せていることを知る。一方、死んだと思われていたハジュン王子が生きていることを知ったトールの将が国復...続きを読む
  • くりぃむパン
    小学校中高学年女子向け。
    友だち関係に悩んでいるか、4年生なら少し早熟傾向、活発な子におすすめ。

    自宅に同い年の女の子が住むことになる4年生の女の子が主人公。仲良くするつもりだったのに、かわいいしみんなに人気があるので、やきもちをやくようになる。
    ありがちな女子同士の心理が描かれている。
  • 木工少女
    小学6年生のちょっとひねた女の子が1年間の田舎暮らしをする。少女の成長と友達との関わり、周りの大人との関わりを爽やかに読ませる。子供に読ませたい。
  • フュージョン
    八木原朋花(やぎはらともか)、中2。家にいるとイライラするから・・・と、自転車を走らせていたら、意外な組み合わせの同級生と出会う。
    優等生の沢田美咲、ちょっと不良っぽい村元玲奈、その腰巾着かパシリのように見える小塚玖美。しかもこの三人、ダブルダッチというスポーの縄跳びをやっていたのだ。
    そして、とて...続きを読む
  • レガッタ! 水をつかむ
    青春部活もののYAはよくあるが、ボート部というのが珍しくて読んだ。
    ボートを漕ぐにしても色んな役割があるのが未経験者としておもしろく、マネージャーに転向せざるを得ない子や部を辞めてしまう子の事情や心の動きもきちんと描写されているのがよかった。
    ただし恋愛要素が途中半端なのが気にかかるので、続編を期待...続きを読む
  • 木工少女
    こういうタイトルに惹かれる。「鉄のしぶきがはねる」とか、あと気になっているのが「園芸少年」。なんでかなあ。
    読み始めたとき、小説とはいえ主人公の言葉遣いが気に入らなかったが、だんだん作者のメッセージが伝わってきて、読後感は爽やかだった。ラストがもうちょっと、先まで(卒業式のようすとか、見楽が東京に発...続きを読む
  • レガッタ! 水をつかむ
    女子校ボート部。熱いです!
    挿絵はかわいいけど、やってることはパワフルです。熱血一直線です。
    挫折、仲間の励まし、友情、ちょっぴり恋?があって―いいですねぇ。
    読んでる自分も熱くなります。
    競技のボートもかっこいいけど、個人的には、公園のボートを漕ぐシーンが好きです。
    有里、キラキラしてます。
    水を...続きを読む