濱野京子のレビュー一覧

  • マスクと黒板

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    これだけコロナを全面にテーマにしてる児童書も珍しい。家や教室での日常の描写にリアルさを感じて、今まで普通にやっていたことができないって虚しいなぁと思った。中学生や高校生で経験したことって後になっても特別覚えてたりするし、何もできないってなぁ…。
    黒板アート、楽しそうでよかったな。形は違っても、コロナ禍でも、何か思い出になれば笑って過ごせる気がする。

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    2022年11月28日
  • ぐるぐるの図書室

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    やり直せるから明日がある、
    作ってくれて人や食べ物に感謝を忘れない、
    全てを投げ出してでも大事な人を守る、
    頭を柔らかくして大事なものに気付くこと、

    雨に濡れて日にさらされて土に還った冬の木の葉の匂い。私も嫌いじゃない。

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    2022年09月14日
  • with you

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     中3の悠人が夜の公園で出会った少女は母の介護を担うヤングケアラーだった。

     児童文学として発表されたそうですが、ヤングケアラーという社会問題が描かれていることもあり、大人が読んでも読みごたえのある作品でした。

     中学生の悠人と朱音の恋を縦軸に、ヤングケアラーをはじめとした家族の課題を横軸に、物語が展開するので深みのある作品となっています。

     それは、青春時代を思い出すかのような甘酸っぱい味わいであり、また、ヤングケアラーだけでなく、いつの時代にもどこの家庭でもあるような家族のすれ違いであったりします。

     二人がしっかりと向き合い、新たな一歩を踏み出す結末にさわやかな読後感を味わうこと

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    2022年08月16日
  • with you

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    児童書として出版されて、2021年度の読書感想文コンクールの課題図書になった作品。

    中学生男子が主人公の物語。

    友達、部活動、学校の先生のこと。
    進路のこと、塾でのこと。
    親、兄弟のこと。
    そして、好きな人のこと。
    中学生の日常が描かれていた。
    その日常の中に主人公が見たことも聞いたこともない『ヤングケアラー』について知ることになる。
    主人公の好きになった人がそうだったのだ。

    ヤングケアラー。
    物語では、あまり重い感じでは語られては無かったので爽やかに読み終われました。

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    2022年07月22日
  • マスクと黒板

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    コロナが流行し始めてからの生活が、リアルに描かれている。
    中学生の心情に、共感する人も多いのでは。
    行動制限が色々ある中、黒板アートで自らを表現したり、周りの人を励ましたり…と、こんな時だからこそ考えることもあるのかなと思った。

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    2022年06月16日
  • フランダースの犬

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    初めて名作童話を見る人におすすめ。絵も可愛いですし分かりやすい言葉に置き換えられていて読みやすいです。

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    2021年12月22日
  • 野原できみとピクニック

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    同じ高校生という存在でも、交わることはない生徒たち。無意識に出てしまう「差」みたいなものが、読んでてどうしようもない気持ちになった。生まれてくる環境は選べないけど、そこからは自分で選んでいくことはできるのかな。誰も他の人にはなれないし、自分は自分で生きていくしかない。

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    2021年09月01日
  • 野原できみとピクニック

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    格差社会で生まれる友情と愛情。

    表紙のセンス、帯の色、文字の配置等 YA世代が手に取りやすいはず!

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    2021年08月22日
  • ドリーム・プロジェクト

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    祖父の夢をかなえるため、拓真たち中学生が奔走!仲間とのすれ違い、重なる気持ち、恋愛模様。中2だってここまでできる!表紙のイラストも物語の温かさを演出。何か活動を始める際の参考にもなるお話でした。

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    2021年07月01日
  • ぐるぐるの図書室

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    普段あまり図書室に行かない小学5年生たちが図書室に貼られている貼り紙を見て図書室に行くと、見知らぬ先生がいて…

    5人の作家さんによる5つのお話。
    「決して見てはいけない」と言われるとかえって見たくなって…というのは昔から変わらない。

    工藤純子さんの『時のラビリンス』
    「今日という日は、二度ときません。だからみんな、いっしょうけんめいがんばれるんです。でも、何度でも繰り返せたらどうですか?次にがんばればいいと思うんじゃないでしょうか」

    そして濱野京子さんの『秘境ループ』がよかった。




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    2021年06月07日
  • じりじりの移動図書館

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    前半いまいちで読むのをやめそうになりましたが、濱野京子さんの「スケッチブックは残された」から面白くなり、次の工藤純子さんの「AIユートピア」が一番気に入りました。
    SFは苦手だと思っていましたが、かつてのフィクションが現実味を帯びてきているからでしょうか、こんな未来が本当になるかも、と考えさせられました。

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    2021年05月07日
  • ぐるぐるの図書室

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    本は人の選択に大きな影響を与えてくれるもの。本を知るきっかけになればという、作家さんたちの愛情が詰まった一冊です。

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    2021年05月06日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    ぎりぎりの人たちが集まる本屋さん。作中に出てくる本選びのコツ、「難しく考えず、その時興味をもった本を読めばよい。」、名言でした。

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    2021年05月06日
  • ソーリ!

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    子供に将来の夢を聞いたとき、現実的に考えて無理だろうな…って思ってしまった自分を反省しました。夢に近づくために身近なことからコツコツとできるように応援してあげたいです。

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    2021年01月30日
  • ぐるぐるの図書室

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    五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。
    五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。
    短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。

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    2020年12月18日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    五人の児童文学作家の届ける、競作リレー小説です。

    この本屋さんにやってくる人たちには共通点があります。
    「ぎりぎり」
    どの人もみんな「ぎりぎり」状態のせっぱつまった人ばかり。
    店員は小学五年生くらいにみえるけど「300年くらいやってます」と笑って答える男の子。

    ごく普通の子どもの世界だけど、ちょっと異世界ファンタジー的な要素があります。
    そして、各お話の作家さんは違いますが、全部ひとつづきのお話です。
    小学五年生だけど、初恋あり、友情あり、いじめあり、別れあり。

    最後の『桜の守の狐』に出てくるこりんに、健介くんは、もう一度会えたの

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    2020年11月18日
  • ぐるぐるの図書室

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    「ぎりぎりの本屋さん」がおもしろかったのでこちらも読んでみた。司書さんのキャラクターが思っていたより冷たい(そっけない?)感じだった。
    工藤さんの『時のラビリンス』と濱野さんの『秘境ループ』が好きだった。好きな男の子に誕生日プレゼントを渡すために何度も昨日をやり直す、便利だけど時は戻れないからこそ大切なんだよな〜と思った。秘境ループの2人のやりとりはほほえましかったけど、最後は少し切なかった。
    登場人物がリンクしてるのもおもしろいし、舞台は同じなのに作家さんがちがうから雰囲気も変わって良い。

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    2020年07月05日
  • くりぃむパン

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    ネタバレ

    要領がよく、いい印象のなかった未果だけど、実は我慢ばかり強いられている心が傷ついている女の子だった。香里の気持ちはよくわかる。今までのみんなの関心が未果にいってしまって、おもしろくない気持ち。でも、未香の境遇を知って未香の幸せを願う香里。2人がずっと友達でいられますように。

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    2020年06月28日
  • レガッタ!3 光をのぞむ

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    ボートには魅力がある。単純な動きの中に、心と体を一つの目標に全力を出しきる。簡単に見えて、非常にメンタルの統一を要求される競技。青春の中で経験する大きな影響を与える競技。そんなところがよく描かれていると思う。

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    2020年06月02日
  • レッドシャイン

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    仲間になって、レースに参加して、めでたしめでたし、ではないエンディングがいい。
    エコロジーに関する話なんかはちょっと説教臭いけれど、それを補って十分に面白い。
    ばらばらなメンツだからこそ、力を発揮した時に得るものは大きい。

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    2020年02月12日