濱野京子のレビュー一覧
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お父さんの単身赴任で、コンビニもないど田舎に転向してきたミラク(美楽、と書く)。こんなところがもうたまらなく嫌だったミラクだが、山の中で木工細工を作っているデンさんと出会い、木工を始めてみると、不思議とその面白さにひかれていく。
「こんな小学6年生の女の子のいるか?」と言うくらいミラクが変に大人ぶってて口調もおかしくて、最初はなかなか違和感が抜けなかったんですが、読んでくとその性格でもって周りを洞察する様子がなかなか面白く、またそんな大人っぽさの合間に6年生女子らしさがたまに垣間見得えて、性格とのギャップでよりこの年頃っぽい悩ましさも伝わってくるように思います。そして最後の卒業式のくだりまで -
Posted by ブクログ
主人公の朋花(ともか)は中学2年生。
家にいたくなくて、苛立つ心にまかせて自転車を暴走させていた夏休み、
朋花は「ヤツら」と「ダブルダッチ」と出会う。
何かと悪い噂の多い問題児玲奈と、学年一の完璧な優等生美咲。
この二人が一緒にいるだけでもあり得ないのに、
二人は縄を2本使う複雑な縄跳びをしていた。
朋花は次第にダブルダッチに夢中になり、
玲奈、美咲、玖美と、少しずつ距離感を縮めていく。
ダッチと仲間を通じて、少女たちは、
知らなかった自分に気づき、
見ようとしなかったものに向き合い、
力をたくわえ、成長し、新しい世界を開く。
評判に違わず、さわやかな上質のYAに仕上がっていて、
とっても