濱野京子のレビュー一覧

  • あたたかな手 なのはな整骨院物語

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    心が温かくなる物語、というとありきたりだけれど、人とのゆるやかなつながりや見守られるということの大切さを実感できる物語だ。

    人に触れるのが苦手だった春哉が父と同じ柔道整復師となり、父の弟子だった人の整骨院で働き始める。
    患者として訪れる町の人の不調を整えながら、心の不調にもそれとなく触れ回復していく様子を見守っていく姿に自分も一緒に成長しているような気持ちになれる。

    町のどこにでもある整骨院。どんな仕事なのか、お仕事小説としても読むことができる。

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    2025年05月18日
  • 碧空の果てに

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    爽やかな物語だ。
    メイリンの生き方は自分に正直で、でも同じところには止まらず、前に進む。
    潔いなぁ。
    続編が読みたい

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    2025年05月04日
  • あたたかな手 なのはな整骨院物語

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    新人柔道整復師の春哉は、なのはな整骨院で働き始める。同僚だけでなく患者やその家族とゆるやかにつながっていく春哉。ほっこりゆるやかに進んでいく物語。

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    2025年04月20日
  • あたたかな手 なのはな整骨院物語

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    主人公が新米社会人な設定で、子供たちを導く大人という立ち位置でもなく、自分が成長していくという感じでもなく、ちょっと不思議な立ち位置だなと思いながら読みました。個々のエピソード自体はよかったし、そういうありきたりの型じゃない話描きたいという意図なら全然いいけど。

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    2025年03月26日
  • くりぃむパン

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    ひとりぼっちになったり、嫌われたりするとあまり嬉しくないから思ってることがわかる。
    面白い話だし、絵も所々あるから読みやすい!

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    2025年02月28日
  • あたたかな手 なのはな整骨院物語

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    ネタバレ

    両親が整骨院を営んでいながら、跡を継ぐつもりは全くなかった春哉。全く違う道を選んだあと、遠回りして柔道整復師となり、知り合いの整骨院で働き始める。そして、身体の不調がある子どもたちと関わっていくなかで、春哉自身も成長していく。

    仕事小説とうたわれているけれど、ちょっと違う感じがする。仕事を通して接する子どもたちのこと、そして彼らとのやり取りを通しての春哉自身の成長が描かれている。仕事を通した関わりから逸脱しない範囲での子どもたちへのまなざしが温かい。
    実際、子どもたちの事情を垣間見ても、治療以外の面で主人公たちにできることは限られていて、そこからほとんど踏み出していない。子どもたちが自分で一

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    2025年02月19日
  • くらくらのブックカフェ

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    豪華作家競演のアンソロジー。ふしぎなブックカフェを舞台としたアンソロジー。それぞれの作家の個性が光る。

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    2025年02月10日
  • マスクと黒板

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    ネタバレ

    主人公が中学2年になってからコロナが流行し、毎日不安を抱えながらも全校生徒のために関係者と協力してイベント(全校黒板アートコンクールとコロナをテーマにした川柳コンクール)を開催する物語だった。

    コロナ禍がテーマの物語で、休校期間やソーシャルディスタンス、マスク警察、リモートワーク、学校行事中止、黙食など、コロナ禍では よく耳にしていた言葉がたくさん出てきて懐かしいなと思った。

    僕もコロナ禍の時は学生だったため、この物語の内容に共感し、懐かしさを感じた。

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    2025年02月05日
  • あたたかな手 なのはな整骨院物語

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    YA向けの小説だから、さくさくと読めるけれど、中身は大事なことで詰まっている。
    直前に読み終えた『11ミリのふたつ星』を思い出しながら読んでいた。
    主人公が、医療従事者であること。不器用な新人だけど、真面目に人と向き合うことを大切にしていること。子どもとの関わりを描いていること。
    共通点がいくつもあった。
    こちらの方がやさしい表現で、ひらがなも多く書かれているので、本が苦手な人や子どもにおすすめするなら、こちらかな。

    柔道整復師という仕事を初めて知った。この世には知らない仕事がたくさんあるなぁと思う。
    こうして本を通して、知らない世界を垣間見ることができるのが、私が読書を楽しめる要素のひとつ

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    2025年01月22日
  • くらくらのブックカフェ

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    児童文学です。自分にぴったりの本が見つかる不思議なブックカフェ。そんなところがあったら通ってしまいますね。でもちょっぴり怖いところも・・・。

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    2025年01月07日
  • girls

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    ネタバレ

    登場人物の少ない、主張の強い女性の多いお話しでした。母娘の親子、3組それぞれの生活を隣の芝は青いとはいいつつも、素敵な親子関係が見られた。
    テーマは「女性の生きづらさ」や「私たちを取り巻く社会の不均衡」というだけあって、女性視点の意見が多い中、ちょっとだけ男性の意見も出てくる。

    親子での会話がきっかけで、娘たちの世界も少し広がったこともあり、最後の言葉、「わたしたちは、出会うべくして出会ったんだよ。」は胸にきた。

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    2024年08月20日
  • シタマチ・レイクサイド・ロード

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    部活とは流した汗の量に価値があると思っていた私には、ゆるゆる文芸部の活動が新鮮でした。ゆるい中にも熱い葛藤があり、ゆるいと感じているのは主人公だけで、本当はゆるくもなんともないですね。知っている場所が物語に描かれているとうれしくなる、っていう一節が登場しますが、この本にはなじみのある場所がたくさんあらわれて、うれしく読ませてもらいました。初々しい青春&恋愛小説です。

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    2024年08月14日
  • くりぃむパン

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    ネタバレ

     最後、うまくいったとかいかないとかまで書かないところが、考えてみれば、良かった。そういうことじゃなく、こんなときに一緒にクリームパンを食べれる友だち同士になれたことが、この本の描きたかった結末なのではないかな。

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    2024年03月03日
  • シタマチ・レイクサイド・ロード

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    爽やかな青春小説でしたね

    個性的な高校生の部活もの

    若いって良いな
    自分も高校生の頃はあんなにキラキラしてたのかな⁈

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    2024年02月24日
  • マスクと黒板

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    ネタバレ

    コロナに負けない!という立ち向かう系の話なのかと思ったらちょっと違くて、コロナ禍の学校再開時に現れた黒板アートと応援メッセージ。それに触発された主人公の心の気づきや変化が爽やかに描かれていました。
    休校明けても黙食とあらゆるイベントの中止、おまけにマスクの色規制もあって。でも生徒が声をあげたら先生が真剣に応えてくれて...
    何かに誰かに触発されて、自分の考えが変わったり見方が変わったりっていいなと思う。10代の心の機微に学ぶ。

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    2024年01月31日
  • with you

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    サクサクと読むことができました。小中学生向けのシンプルで読みやすい文章ですが、大人が読んでも楽しめます。
    ヤングケアラーについての話をすると、どうしても固い感じになりそうですが、中学生の恋愛小説と絡ませると、子どもたちにもスッと入ってきて、とてもよいのではないかと思います。

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    2024年01月21日
  • with you

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    中学生の恋愛小説でありながら、ヤングケアラーについて知れる現実的なリアルな体感がある小説。

    思ってたよりサラッと読めた

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    2023年12月30日
  • シタマチ・レイクサイド・ロード

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    ネタバレ

     本好きだが、創作意欲はない主人公。創作意欲どころか、自分が何をしたいのかすらまだ見えていない。自分らしい生き方を模索する高校生の姿が等身大で描かれている。

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    2023年12月07日
  • シタマチ・レイクサイド・ロード

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    高校文芸部が舞台の物語。
    文章を読むのは好きだが、創作は興味なしの希和子。人員不足の為に頼まれて入った文芸部で、立ち位置に戸惑っていく。
    文芸部の個性的なメンバーに囲まれていれば、そうなるよなと思った。
    妹の小学生時代の元カレ(この設定にちょっとびっくり)との再開から恋愛関係になりそうなドキドキもあり、青春っぽい物語だった。
    その中で、大人のおもちゃのお店の記述はなくていい気がした。(ほんの少しだけど)

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    2023年05月11日
  • マスクと黒板

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    ネタバレ

    コロナになった世界を書籍で見るのは初めてだったから時事ネタがはいるよりもよりリアルでした。

    物語としてはひたすら学校の中の日常のお話。コロナ禍で行動が制限されることが多い学校生活に黒板アートでいろいろな生徒の心境が少しずつ変わっていくのを描いた物語であります。

    私がとても共感したのは、主人公の少年の絶妙な潔癖加減。距離が近いだの、不織布のマスクではないだの、手洗いはもちろんマスクの交換とか、他人のマスクの付け方とか、それを潔癖の純度が違う人に理解されない辛さとか。おそらくコロナ禍になってそういう人ってすごく増えたと思うし、自分もその部類だと思っているから、主人公に親近感が沸きました。

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    2023年02月08日