濱野京子のレビュー一覧
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ネタバレ親の仕事の都合で、オヤジと小さな村へ越してきた小6の少女 美楽(みらく)。
コンビニがないことが気に入らないし、だいたい1年という期限つきの転校だから、友だちもいらない、こんな学校どうでもいいと思っている。
早く東京に帰りたい美楽だったが、明野工房のデンさんと知り合い、木工にはまっていく。
木や人々とのふれ合いを通して美楽は少しずつ変わっていった。
わかりやすいストーリーで、テンポよくお話が進んでいきます。
美楽は男ことば(?)をつかいますが、なかなかおもしろいことを言うので笑えたり。
そして、コンビニのいろいろなスナック菓子がタイミングよくお話の中に出てくるところがミソかな。
小学校高学年 -
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ネタバレ中学生の少女がダブルダッチと出会うことで新しい世界を開き成長していく物語。
熱中できるもがなにもない勉強も出来るけど自分から何かをすることがなかった物静かな少女が唯一自分を解放できるのが自転車。その自転車に乗って町を疾走して行き着いた学区からは遠く離れた公園で思いもかけない光景にでくわす。たかが縄跳びと本人は思うダブルダッチとの出会いがきっかけとなり少女の単調な日常に変化がおこっていく。学校でみせる同級生の違う一面を発見しながら、いままで付き合いのなかった同級生と一緒にダブルダッチの魅力に魅せられて行き、やがて自分のやりたいことを見つけていく。
男子にも読めるけど、主人公が女子中学生なので -
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中二の朋花は、気分転換に自転車の遠乗りに出たところ、隣町の公園であり得ない組み合わせのクラスメイトと出会う。
彼女たちの手に握られていたのは・・・なわとび?
これが朋花とダブルダッチとの出会いだった。
濱野さんの小説を読むと、「青春ええなぁ」て思わされるのよね。
今回も、ダブルダッチ(というか、それにダンス要素を加えたフュージョン)にのめり込んでいく朋花に激しく感情移入。
大学のサークルでダンスやってたから、舞台に向けての猛特訓とか、舞台直前の緊張感とか、終わった後の爽快感とか、仲間とのすれ違い&それを乗り越えた後の深まる友情とか、
めっちゃ覚えがあるっちゅうねん!!
あぁ -
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正確には三つ半☆かな。
友達に誘われて高専に入った主人公(その友達は受験で落ちた)が、これまた誘われてソーラーカーレースにかかわっていくことを通して語られる、成長しようとしている(というかしようとして迷っている)男の子の物語。
「レッドシャイン」は、そのソーラーカーの名前。
そもそも高専、工業高等専門学校は卒業が就職につながっているような、普通科の高校と比べると、ちょっと特殊ともいえるところ。なので、この道でいく! とか、まあ好きやし…という人々のなかに、器用貧乏がコンプレックスの主人公がいて、迷うのは当然だなあ。
F1とかのカーレースはテレビで見たことあるけど(いや、実際に見に行くと -
Posted by ブクログ
ちょっと期待しすぎた、というか、思春期のクラス内の女子のアレコレ、みたいのがしんどいというかめんどくさい。もうちょっと元気なときなら読めるかなー。
部活と受験と星降る丘という題材が浅いのもあるかな。うーん。私がスレたのかなー。
そんな泣く女子ではなかったので、そんなぽろぽろ泣くかな、とか、惚れたハレたもリアルじゃなかったので、そんな好きかあとか…。
まあ、なんてったって15歳の中学生だもんね。
でも、そのなかでキラ、キラと濱野京子らしいさっぱり感を伴う人間関係がみえます。
今まで好きじゃなかった子のことが、ふとした瞬間にチカっとわかるようになったりね。
しかし、元バド部としては、「ハイク