濱野京子のレビュー一覧

  • フュージョン

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    2本の縄に包まれて、高く、軽やかに、跳ぶ。
    ダブルダッチって最高!
    何なの、これ?何やってんだよ、あいつら。それが、あたしとヤツらの、そして、あたしとダブルダッチの出会いだった――。

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    2016年11月08日
  • 木工少女

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    前半はいまいちピンと来なかったが、後半になるにつれ盛り上がってくる。続編も書けるんじゃないかな。
    いろいろ木を加工しているシーンが好き。

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    2016年08月20日
  • ことづて屋

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    連作短編6編
    冴えない子が変身(化粧)して、死者からの伝言を届ける。どうってことない話ながら、どの話も残された人の幸せを願うもので、心が素直に満たされる。美容師の恵介も口は悪いが優しいし、何よりオーナーの怜さんが素敵です。

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    2016年05月12日
  • ことづて屋

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    軽いタッチで息抜きには丁度良い。心温まる面白い作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    「お言伝てを預かっています」山門津多恵の頭には時折、死者からの伝言がひびいてくる。宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ…。伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。痛みをかええた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。

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    2016年05月05日
  • ことづて屋

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    ヒロインのキャラがちょっと弱いなぁ。それともシリーズ化して固まってくるのだろうか。怜さんのキャラがもったいない気がしたのはわたしだけだろうか。

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    2016年05月02日
  • レッドシャイン

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    ティーンズ向けの書籍。
    高等専門学校の学生たち、
    高専を取り扱ったのは初めて読んだかも。

    高専は地元にあったので、結構身近に感じてました。
    15歳から20歳まで在学しているというのは
    やっぱり面白いなぁと思う。

    ストーリーは目的なく高専に在学している18歳が、
    ソーラーカーレースに挑む、ひと夏の話。

    熱くて爽やかで若さ溢れる展開を期待したけれど、
    ちょっと不発。

    もっと躍動感がほしかったなぁ。

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    2015年09月13日
  • 紅に輝く河

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    昼かって、その夜に読み終えてしまった。
    おもしろかった!
    でも、もう少し詳しくして欲しかった気もする…ような…
    サルーの声が頭の中でどうしても子どもの声として聞こえてしまう。

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    2015年07月19日
  • ことづて屋

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    ネタバレ

    あり得ない話ながら、とってもとっても先が気になった。
    いい関係ばかりじゃない。だけど誰もが前を向いていきそうでよかった。
    あとがきの、本を書いたきっかけが、震災。ぐっとくる。

    二人の微妙な関係はいつまでも微妙でいてほしい。

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    2015年04月17日
  • 木工少女

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    一年の期間限定で田舎で暮らすことになった美楽が木工と出会い、人々との交流を深めていく話。可もなく不可もなくさらっと読める作品。東京という帰る場所がある美楽と村の大企業の娘との温度差、抱えるものの違いに少し胸が痛くなる。2013/047

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    2015年04月13日
  • 碧空の果てに

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    影をもつ賢王の心を少女が溶かす.ありきたりな設定ながら,軽快な文章であっという間に引き込まれてしまった.
    以下あらすじ(巻末より)
    文武に優れるメイリン姫は並外れた大力の持ち主。早く婿をとれるよう父王に強いられるが、自分が自分らしく生きられる場所を求め、男装して国を飛び出す。辿り着いたのは賢者の国・シーハン。そこで彼女は孤高を保つ美貌の首長・ターリと出会う。足が不自由な彼に、従者として仕えることになるメイリン。「わたくしがあなたの『足』になります」「あなたの支えなど必要ない」諍いと葛藤を重ねながら、2人は少しずつ心通わせていくが―。

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    2015年11月30日
  • 白い月の丘で

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    世界観の作り込みはとても丁寧で、歴史の背景や思想、文化が端から端までピッタリはまっている。
    昔、そういう国が存在したかの様なリアリティ。

    あとはもう好み。
    結構恋愛色強いかと思っていたけど(奪い合い的な。笑)、そうでもなかった…。
    個人的なこの本の印象としては、国の在り方、人の本質辺りかと。

    ちょっと文庫の帯とあらすじに乗せられた感あり。

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    2014年12月17日
  • 紅に輝く河

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     男装の王女が王族間のごたごたの中で、国の在り方に悩み成長していく話。
     今回の舞台は、神託を受ける神官が権力を持つファスール王国。

     三部作の三作目ではあるけれど、一番印象が薄く感じた完結作でした。
     淡々と進んでいくのがこの三部作のテイストだし、一作目、二作目はそれでも良い話ではあるのですが、今回は主人公の印象が弱すぎるのもあって、面白味がないように感じられてしまいました。
     ファンタジーって難しい。

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    2014年12月05日
  • アラビアンナイト

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    読み聞かせに使用。「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」「シンドバッドの冒険」などの定番のお話はなかなか面白かった。いろいろ見た中で、比較的訳は読みやすいほうだったが、それでももっと工夫が欲しいところ。シンドバッドの冒険も後半のほうは、不必要に残酷で、子どもが嫌がったので途中で終了した。

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    2014年11月01日
  • 碧空の果てに

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     おとぎ話のような文章。俯瞰的に書かれた文章が淡々と続き、話がとんとん拍子に展開していきます。
     くどい描写が苦手な人にも読みやすいのではないかと。
     少し、女性向けなのかな。

     男勝りな女の子の恋愛とか、国同士の政治的な駆け引きとか、わたしの好みの直球なのですが、わたしはわりとくどい描写が好きな人間なので、若干物足りなかったです。この1冊の内容をあと3倍くらい引き延ばして濃ゆくしてもいいくらい。
     けど、主人公の少女メイリンのさばけた性格が、ドライな文章にマッチしているのかな、とも思います。

     三部作の一作目で、あと二作品もすでに文庫化されているようなので、そちらも読みます。

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    2014年10月28日
  • その角を曲がれば

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    いかにも青春小説って感じで、さわやかな切なさがそこここに感じられ、よいのではないでしょうか。
    とは言え、女子中学生ってこんななのかあ。めんどくせーなー。

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    2014年09月14日
  • 白い月の丘で

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     舞台となるトール王国は大国アインス王国の侵略を受けて王家を失い、植民地となっています。
     実は生きて別の国に逃げていた王子ハジュンや幼馴染のマーリィがトールがどうなっていくべきか、といったことに悩む話です。
     話の動きがゆったりとしていて、あらすじを読んで思っていたイメージとはちょっと違いました。

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    2014年08月24日
  • くりぃむパン

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    2013年の課題図書。

    これを読んでいると非常にクリームパンが食べたくなります。
    ただ、なぜ「くりぃむパン」をテーマにしたのか最後まで理解ができませんでした。
    (あんぱんやメロンパンではダメ?)

    主人公は時おり性格の悪さがにじみ出ていますが、
    挿絵がほっこりかわいらしいのであまり嫌味な感じはありませんでした。

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    2014年08月15日
  • レガッタ! 水をつかむ

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    ネタバレ

    高校生になった飯塚有里(いいづかあり)。厳格な両親と、勉強優秀な姉はスポーツに興味はない。中学の時に成績が落ちてバドミントン部をやめさせられた有里は、両親の認めた高校・ソノ女に入学。高校では、好きな部活をやる約束をしていた。
    ただし、休止していたバドミントンは、3年間部活をしてきた同級生たちに負けてしまう。
    有里は自分も勝てる部活、みんなが初心者なら勝てる、しかも、インターハイで強豪校でもあるボート部に入ることにした。
    体力では同学年に負けない有里。
    でも、体験入部`漕ごう会`出なかったことで、なんとなく1年の中で浮いてしまう存在。

    有里の熱いスポ根青春成長物語。

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    2014年07月01日
  • 碧空の果てに

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    お姫様の自分探しの旅の話です。
    優秀なのに、
    結婚して夫を支える以外の道が無いことに疑問を持ち、国を出奔。
    まぁお約束です。
    ただ、旅の道中は省略されてます。
    広大な盆地にある小国家群の中でも端っこにあるユイ国。そこから2つ先(?)の国シーハンにあっさり到着。
    盆地のその先は?大陸は1つだけ?
    といった異世界の冒険物ではありませんでした。


    他の国々が王制を敷く中、選挙により首長を決める国シーハン。
    そこで見聞を広めるうちに首長ターリと知り合います。
    そしてなぜか性別を隠して従者として働くことに・・・。
    このあたりの展開が急で、
    なぜ従者でなくてはならないのかいま一つしっくりきませんでしたが

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    2017年10月14日
  • YA! アンソロジー エール

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    【収録作品】はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
    「わたしの青」は『レガッタ!』、「あたしの……」は『クリスタルエッジ』のスピンオフ的な作品。

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    2013年12月20日