濱野京子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。
昨日のことを後悔するのぞみ。
大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。
ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。
周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。
本に全く興味がない樹。
きゅっとなる胸を抱えた相手、親子、友達。
いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。
それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。
木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言の葉の中に、生まれ変わっているのです。
自分の好きな本なんて、そう簡単には出合えないもの。好きな人に簡単に出会えないように。
でも、そうやって怒りに囚われているうちに、あなたは平太郎君を見逃し、あの子を失う。 -
Posted by ブクログ
特定ジャンルにスポットを当てた映画原作の、典型的な作品だと思った。(実際読んだことはないけど)
プロットが
①主人公が別の環境から登場する。新しい環境になじめない
②何かのジャンルに出会う
③それをきっかけに人間関係が変わっていく(場合によって恋愛もある)
④ある時何らかの大きなイベント(しかもタイムリミット付)があり
主人公または一緒に仲間たちが一生懸命取り組む
⑤イベント達成の障害が立ちはだかる(この作品には無いが)が、何とか乗り越えて
大団円。
と解釈しやすかった。作品としても読みやすい。主人公が言葉遣いや考え方(幼さが見えない)が小学生らしからぬが(笑) -
Posted by ブクログ
おとぎ話のような文章。俯瞰的に書かれた文章が淡々と続き、話がとんとん拍子に展開していきます。
くどい描写が苦手な人にも読みやすいのではないかと。
少し、女性向けなのかな。
男勝りな女の子の恋愛とか、国同士の政治的な駆け引きとか、わたしの好みの直球なのですが、わたしはわりとくどい描写が好きな人間なので、若干物足りなかったです。この1冊の内容をあと3倍くらい引き延ばして濃ゆくしてもいいくらい。
けど、主人公の少女メイリンのさばけた性格が、ドライな文章にマッチしているのかな、とも思います。
三部作の一作目で、あと二作品もすでに文庫化されているようなので、そちらも読みます。