高橋由太のレビュー一覧
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ネタバレ髙橋由太さんの『くるり駅でさよならを』。
私の地元が舞台ということで読んでみました。
連作短編集になっています。
第1話「あの日のウエディングベル」
沙都美は両親を相次いで亡くし、無気力な日々を送っています。同窓会で高校時代に好きだった亮介と偶然再会しますが、彼は重い病に侵されており、再会後まもなく亡くなってしまいます。深い喪失感の中、ふと乗った久留里線で白黒猫を見つけ、後を追うと「くるり駅」にたどり着きます。
そこで亮介と“もう一度だけ”過ごす時間を得ますが、やがて別れの時が訪れます。沙都美は元の世界へ戻り、前へ進もうと決意します。
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第2話「海が聞こえる」
海渡はミュージシャンを目 -
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シリーズ第六弾。
千葉の海岸近くにある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を舞台にした、連作四話が収録されております。
今回もシリーズ過去作に登場した人達との繋がりがみえる話がありましたね。
・・てか、第一話「おばあちゃん猫と夏みかんジャム」の勇気~!(敢えて呼び捨て)
お前やったんか、橋本君と中里さんを変なイジリでからかったんは!(ꐦ°᷄д°᷅)
・・と、(確か、シリーズ1作目の話で)橋本君の心の傷の元凶ともいえる少年が判明したわけですが、まぁ彼は彼で自分の事を“駄目なヤツ”と自己否定しているわけで・・。
〈ちびねこ亭〉で、亡くなってしまったおばあちゃんに再会し -
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シリーズ第五弾。
千葉の内房にある、会いたい故人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を巡る、連作ストーリー四話が収録されております。
今回は過去作の登場人物達が各話で〈ちびねこ亭〉を紹介するという役割で再登場していましたね。
“その後”の彼らの姿が見れたのと、〈ちびねこ亭〉を通した数珠つなぎ的な広がりにほっこりです。
次巻以降もこの“繋がり”が広がっていくことを期待したいです~。
そして、これまでの巻では〈ちびねこ亭〉で「思い出ごはん」を食べると、亡くなった会いたい人に会えるという流れだったのですが、この巻では「思い出ごはん」を食べても“会えない”パターンや、櫂さんが“出張” -
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シリーズ第四弾。
千葉の内房にある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を巡るハートウォーミングストーリー、連作四話が収録されております。
第一話「白猫とおにぎり」は、親友を亡くしてしまった男の子の話。
冷静に考えれば大和君の死は純君のせいでは無いのですが(そもそも“冒険”に誘ったのも大和君ですし)、自分を責めてしまう純君の辛さが伝わってきて胸がギュッとなりました。
でも、〈ちびねこ亭〉で大和君とお話できて、何といっても大和君がいいヤツで救われましたね。
第二話「黒猫とラーメン」の、中学生になってセーラー服を着るのを楽しみにしていたのに、その前に亡くなってしまった -
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シリーズ第三弾。
千葉の内房にある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を舞台にした連作四話が収録されております。
出勤前の夫と喧嘩して、思わぬ暴言を投げつけてしまった日にその夫が事故死してしまった陽葵さん。(第一話「灰色猫とびわジャム」
様子がおかしい母親を気にしながらも、忙しさにかまけて疎遠にしていたら、急に母が倒れそのまま永遠の別れになってしまった慎司さん。(第三話「鯖猫と太巻き祭り寿司」
・・こういったパターンは悔やんでも悔やみきれず、後々まで心残りになってしまいますよね。
こんな時、救いになるのが〈ちびねこ亭〉の存在でございますよ!
私も、人生何が起こる