高橋由太のレビュー一覧
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周吉とオサキコンビの2作目です。
相変わらず「いい」性格してますが、
オサキがかわいいです。
白銀色の毛並みをした子狐そっくりで、
ネズミより少し大きく尾が裂けている。
そんな生き物(?)が周吉の懐から顔だけ出して、
「化け物だよ、周吉。」
「おいら、狐じゃないよ。」
としゃべるなんて。
そんなかわいい生き物なら私もオサキモチになって飼ってみたいです。
今回の事件はまず巷を騒がす付け火騒動があって、
紅色の狐火が噂になって、
次に周吉が鰻の大食い合戦に出場する羽目になる。
かなり大雑把ですが、
良い味出してる周囲の人たちやら騒動の原因と顛末やら、
いろいろあって明るく軽い読み物となってます -
Posted by ブクログ
『このミス』大賞シリーズに入っていますが、
特にミステリーという感じでは無かったです。
まあ、事件があってその犯人が誰かという件はありますが・・・。
それよりも周吉とオサキのコンビ、最高です!
美形で人が良い、でも鈍い周吉。
オサキは普段豆粒くらいの大きさで周吉の懐でぬくぬくしてる。
懐から出てくると尾が裂けた真っ白な狐の姿。
でも人には見えてない。
普通の人には聞こえないオサキモチ特有の言葉で、
「面倒くさいよ、周吉。」
「周吉、おいらにもお団子をおくれよ。」
「お江戸は怖いところだねえ、周吉。」
と会話するんですが、
これが兄弟のようだったり姉(オサキ)と弟(周吉)のようだったり。
微笑 -
Posted by ブクログ
読みやすかったです。ページを繰る手が止まらず、一気に読み終えました。宮部みゆきの江戸ものと畠中「しゃばけ」シリーズの中間に位置する感じでしょうか。
登場人物の設定がとてもうまくいっていると思います。と言っても、これが第一作、続編も出ているようなので間もなく読もうと思っていますが、きっと一作ごとにそれぞれが成長し、作者の手を離れて独り歩きを始めるのではないかという期待をさせるところ大です。
作者はひょっとして謎の剣豪(不思議な年寄り)が好きなのかなあ?別シリーズでも同様の人物、出てましたよね。
全体がうまくいっていると思いました。「おっ、このセリフは……」と前に読んだところを読み直すのも -
Posted by ブクログ
シリーズ第四弾。
千葉の内房にある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を巡るハートウォーミングストーリー、連作四話が収録されております。
第一話「白猫とおにぎり」は、親友を亡くしてしまった男の子の話。
冷静に考えれば大和君の死は純君のせいでは無いのですが(そもそも“冒険”に誘ったのも大和君ですし)、自分を責めてしまう純君の辛さが伝わってきて胸がギュッとなりました。
でも、〈ちびねこ亭〉で大和君とお話できて、何といっても大和君がいいヤツで救われましたね。
第二話「黒猫とラーメン」の、中学生になってセーラー服を着るのを楽しみにしていたのに、その前に亡くなってしまった -
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シリーズ第三弾。
千葉の内房にある、亡くなった人ともう一度会えるという不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を舞台にした連作四話が収録されております。
出勤前の夫と喧嘩して、思わぬ暴言を投げつけてしまった日にその夫が事故死してしまった陽葵さん。(第一話「灰色猫とびわジャム」
様子がおかしい母親を気にしながらも、忙しさにかまけて疎遠にしていたら、急に母が倒れそのまま永遠の別れになってしまった慎司さん。(第三話「鯖猫と太巻き祭り寿司」
・・こういったパターンは悔やんでも悔やみきれず、後々まで心残りになってしまいますよね。
こんな時、救いになるのが〈ちびねこ亭〉の存在でございますよ!
私も、人生何が起こる