高橋由太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・朝曇(あさぐもり)――ゴマかけ里芋ごはん
・片陰(かたかげ)――きみ思う夏のサンドイッチ
・老鶯(ろうおう)――ほくほくの肉じゃが
・秋彼岸――たっぷり茄子の照り焼き丼
・白露(はくろ)――彼女の栗ごはん
ある日大地の父親が、見合いをすると言い出した。世話人がいるわけではなく、自分から相手に申し込んだ見合い。場所は、この店。
明らかに何か企みがあると思われる展開。
案の定、見合い相手の孫娘が、介護施設入所の代わりに見合いをするというのは失礼なので、この話はなかったことにして欲しいという。
大学生の孫とふたり暮らしの祖母が、思い立っていきなり介護施設というのはいささか無理展開。
思わせぶりなこれらの展開も、祖母がきちんと状況を孫に説明すればすむ話。
来春から就職する孫が迎えるであろう大変な日常の迷惑になりたくない、という祖母の気持ちはわかる。
けれどいきなり「介護施設に入所するから」と言われる孫の気持ちは?
世間が孫を見る視線は?
自分のことしか考えないような祖母ではないからこそ、説得力に欠けてしまう。
何より本当の見合いはだまし討ちって、どうなの?
この手の、ほっこりいい話系に時折りみられる、「よい(良い・善い)ことをするためには手段を問わない」というのが好きではない。
多くの宗教的問題がここから発しているのを知らんのか?
自分だけは許されると思っているのか?
安易なストーリー展開ではなく、もっとプロットを練ろうよ、プロなんだから。
続きはまだ出版されていないみたいだけど、多分もう読まないな。
高野豆腐のサンドイッチは今度作ってみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・節東風(せちごち)――まんぷくトマトスープ
・桜湯――ごまねぎポン酢
・春祭――びっくり焼きおにぎり
・祝言――えんむすびのサツマイモ
・掻餅(かいもち)――ぼた餅とおはぎ
偏見だとは思うけど、最近こういう話が流行っているんだろうなあ。
ちょっと頑張れば作れそうな美味しい食事(またはスイーツ)と、ほっこり心温まる物語。
本屋さんに行けば、これでもかってくらい並んでいる。
玉石混交なのはどんなジャンルでもそうなのだけど、ちょっとこのジャンルは善意の読者に付け込んで、作品の出来というハードルが低いと思うわ。
例えば、結婚に反対していたとはいえ、結婚式のあとの食事会でも娘の結婚相手に対する罵詈雑言が止まらない。
だけど、せめて結婚式ぐらい挙げろ、世間体が悪いから、といったのも親なのだ。
情緒不安定か?
そしてそんなに結婚相手が気に入らないなら、食事会なんて最初からしなければいい。
世間向けに式を挙げて、写真を撮って、解散すればいいだろう。
食事会の会場に対しても、その態度は失礼極まりない。
教師のくせに社会常識に欠けている。
っていうか、結婚式のあとの食事会を町の大衆食堂に、しかも二週間前に予約っていう娘もどうだろう?
何か裏があるのかと思っていたけど、特に何もなく。
家族だけだからって…。
もちろん大地の提供する料理で、一件落着はするのだけれど。
それまで何も言わずにこの状況を放置していた母親にも腹が立つし、何よりも娘の晴れの門出を祝うという華やぎとか一切ないのよ、この家族。
ストーリーのために登場人物の言動が制御され過ぎているのに、「これがいい話です」的に書かれているのには、蕁麻疹が出そう。
高校を卒業したら、娘が別れた妻のところで暮らすようになるんじゃないかとびくびくしている父親の話もさ、ちゃんと面と向かって娘の将来について話をしなくちゃダメじゃん。
どうするのが一番いいのか、娘の意志が一番大事だけれども、親としての意見やアドバイスだって必要じゃん。
それを、最後の思い出づくりって、なんなんだ。
学校祭に親子で屋台を出すっていうのもちょっとびっくりだけど、それに対する助っ人が多すぎ。
芸能人まで出してくるのは反則。
売れればいい思い出というのも短絡的。
ここまで文句たらたら書いてきましたが、最後に良い情報。
唐揚げをきな粉で揚げると、コクと香ばしさが増すんだって。
これはいいことを聞きました。ほくほく