高橋由太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
今回は、老舗家具屋の創業者の妻が飼う世界一高価な猫の誘拐事件が発生。ホストクラブにはまる娘、毎日飲み歩く娘婿、不良仲間とバイクで走り回る孫。身内の犯行を疑う飼い主に依頼され、胡桃たちが犯人探しに乗り出す。
章ごとに容疑者が排除されていき、事態は二転三転。先の2作とは違い、長編ということもあり、今までで一番ミステリー感が強かった。
相変わらず猫たちのトボけた会話が面白い。ツンデレのポウとユーリ、癒し系のまげ太に加え、ロックなキヨシロー、ホストクラブを経営する白猫サムまで登場し、空気を読まず胡桃を振り回す。
自他共に認めるお人好しで、猫よりも鈍い胡桃だけど、みんな(猫も人も) -
Posted by ブクログ
猫を助けて、ずぶ濡れの所を人に助けられて…までは
幸運だったというのに、夢膨らませて再度訪れれば
その席はもう埋まっていた。
妙齢ですから、そのまま突撃してもダメだったようですが
まぁ終わりよければすべてよし?
の前に、さすが猫と言うべきか
世間を考えてない発言が面白すぎるw
ちらちらと出てくる、主人公を女として馬鹿にする女が
ころっと変わる様が面白いです。
いや、これはきっと男でもそうだったと思いますけど。
連続短編になっていて、この1冊で猫が何と3匹。
経営状態が成り立っていっていないというのに
どんどんと増えていっています。
しかし彼ら、飲み物を飲んだり、はいいのですが
きちんと働く -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は前巻からの続きで江戸城を占領した平安時代に生まれ、六百年を生きる陰陽師 安倍晴明とその母 葛葉姫と貧乏浪人 相馬小次郎との戦い。晴明らの狙いは"泰山府君の祭"と呼ばれる生者と死者を入れ替える術によって徳川家康を甦らせ、再び戦乱の世を巻き起こし、結果的に武士を根絶やしにすることであった。果たして小次郎は晴明らの野望を打ち砕くことができるのか?そしてそんな小次郎の前にある人物が立ちはだかるのだが…。
今巻も有名な武将たちが多く出てきて個人的に興奮した。またいままでそれほど活躍が見られなかった人物が終盤で大活躍して盛り上がったなと感じる。少し残念な点としては登場人物