【感想・ネタバレ】ちびねこ亭の思い出ごはん~黒猫と初恋サンドイッチ~のレビュー

あらすじ

新進俳優として注目されていた兄が、自分をかばい交通事故で亡くなった。やり場のない悲しみと後悔を抱える琴子は、死者に再会できるという千葉の内房にある食堂へと向かう。その店で故人との思い出の料理を食べると、ありえない現象が起こるというのだ。半信半疑で訪れた彼女を包んだ温かな奇跡とは? 感動の涙をおさえきれない切なくて優しい連作短編集。

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とっても優しい物語です。

この本を読んで私は誰に会いたいのだろうか…と考えた時
私にはまだそんな人が居ないと…亡くなってから迄も会いたいひとなんて…
いつかそんな人が現れるのだろうか?その時は是非ちび猫亭へ行ってみたいです。同じ千葉ですので…

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2024年09月30日

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すごくすごく優しい世界。
穏やかな時間がゆっくり流れながらストーリーを読んでいた気がしました。
私もちびねこ亭にいきたいな…

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2024年07月01日

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高橋先生の文章はとても優しくて、誰でも読み進めることができます。でも、どの物語も心に沁み、電車の中なのに涙が止まらなくなってしまいました。大切な人を亡くした人に寄り添ってくれるお話です。
どれも素敵なお話ですが、私のお気に入りは表題の「黒猫とサンドイッチ」です。小学生の男の子は好きな女の子に思わず「嫌い」なんて言っちゃいますよね。でも、文香ちゃんのお母さんは、ちゃんと理解してくれていて、文香ちゃんが傷ついたまま旅立たないようにしてくれたこと、素敵なお母さんだなと思いました。

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2024年02月19日

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ホットチョコを読んで、サンドウィッチの橋本と文香とどうしようもなく読みたくて再読する。あの一回の2人だけの時間が最後だから、死ぬ事を覚悟してたとはいえ それはキツイ。思い出ご飯で会えて想いも伝えて 良かったんだが、橋本も自分責めたんだろうな、文香も念願の学校だって、でもやっぱキツイって、これからの橋本に力を与える思い出ご飯だけど。七海さんも出ていて初版からずーっと素敵だな。カイも会えたしというか信じていないのカイ カイだけに

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2023年10月03日

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アイナメの煮付け、厚焼き玉子のサンドイッチ、落花生ごはん、すき焼きとすき焼き丼。物語に出てくる思い出ご飯はどれも美味しそう。読んでいるだけで香りが漂ってくるよう。私の思い出ご飯はミカン入りのポテサラ、おはぎだ。祖母に会えるだろうか…号泣しながら一気読みでした。

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2022年11月18日

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この世にいない大事な人と会えるちびねこ亭。
思い出の料理の湯気が消えるまでの束の間、ただ一度の逢瀬。
なんて切なく温かい。
急な別れだったりで伝えきれなかったあんなこと。
聞きたかったあんなこと。
心のしこりを溶かしてくれる。

琴子の帽子を櫂がキャッチするシーンは、映画みたいで、おおってなるし、再会する場面も、幻想的で好き。

最後、櫂が救われる展開は、確かに人前で読むには危険。
1人で心置きなく泣くべし。

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2020年04月20日

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ちびねこ亭の思い出ごはんを食べると、亡くなった人と会える、、、

自分はわりと現実主義なので
最初はなかなか読み進められませんでした

それでも、会えてよかったねという気持ちになります
近くにいてくれる人を大切にしたいと思える作品です

「誰かのために笑うことができるからこそ、人間なのだろう」
というフレーズが、私は心に残りました

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2025年09月15日

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以前から気になっていたちびねこ亭、やっぱり好きな感じの作品でした。
読後感もあたたかい気持ちになりレシピ付きで美味しそうなお料理、そして猫が出てくるなんてものすごく好きです。
それに読みやすかったー!!
シリーズ追っていきたいと思います。

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2025年07月29日

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文章が優しく読みやすかった。

辛いシーンも描かれているけれどそれを乗り越える優しさがありホッコリ。


お料理が冷めるまでの短い時間。短い時間だからこそ本当に伝えたかったことを伝えることができる。


現実にはこんなに素敵なことはなかなかないから生きているうちにちゃんと思いを伝えようと私は思いました。

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2024年06月01日

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 千葉の辺鄙なところにある陰膳を作ってくれるちびねこ亭。近しい人を亡くした人たちが、死者の声が聞こえたり姿が見えるという噂を聞いてやって来る。
4編の短編からなる話は最後に向かってリンクしている。店主が聞いていた人と違うというのも明かされる。
 死者が現れるのは陰膳があったかく湯気の出ている間のそれも一回こっきりだけ。その刹那が切ない。
 みな驚いて言葉を失い、なんと言ったら良いか分からず、料理が冷めるまでの貴重な時間を減らしてしまうが、ちゃんと伝えたい事は伝え合えた。

 エピソード自体は2編目の小学生同士の初恋を描いた「黒猫と初恋サンドイッチ」が一番好き。切ない。

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2024年05月30日

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ある食堂で亡くなった人との思い出ごはん、陰膳を食べるとその人に会うことができるーー。

兄妹の話、初恋の話、夫婦の話、親子の話…どれも悲しくけれども温かく包まれるようなお話でした。その中でも夫婦の愛が凄く、涙。

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2024年02月07日

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ネタバレ

千葉の海辺にある食堂「ちびねこ亭」
この食堂で、故人との思い出のごはんを食べると、その故人の声が聞こえたり、会う事ができるらしい…

この世に沢山の思いを残して、逝かざるをえなかった人達。でも、残された人達にもやりきれない思いはあって。
再会できるのは、ごはんがあたたかい間。
その短時間で精一杯の思いを伝え合う姿に泣けた。

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2023年06月28日

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裏表紙に書いてあったあらすじの通り、「切なくて優しい」話だった。自分の身近な人に置き換えてみたら、やっぱり切なかったけど、奇跡を信じたくなるんだろうなとも思った。

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2022年08月16日

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故人との思い出の料理を食べると、料理が冷めるまでの間だけ再会することができるという不思議なお店「ちびねこ亭」の連作短編集。
とても感動するお話ばかりでした❁⃘*.゚
出てくる料理のレシピも載っているので、作ってみたくなりました!
続編も読み進めたいと思います‪(*´꒳​`*)

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2022年05月05日

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とても優しいお話でした!
出てくる料理も美味しそうでその料理とともに読者の心も温めてくれようなお話。
レシピも載っており、作ってみたいなって思いました。
サバ白猫と落花生ごはんのお話好きです。泣きそうになりました。
あの世でも幸せになれるなんて。
心を温めてくれる良い物語です。

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2021年09月08日

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ネタバレ

意識的に避ける作家と言う人がいます。

高橋さんは実はその筆頭だったんですが、題名と内容に惹かれて一気に三冊揃えました。

で、読んでお腹も空きますが、人ってこういう救いが必要な時もあるだよねとしみじみ。

次の巻も読むのが楽しみです。

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2021年07月11日

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 ほっこり、しんみり、優しい連作短編集。読みやすい。琴子と櫂の今後が気になる。このシリーズ、全巻読んでしまうかも。表題作が良かった!優しい筆致の作者さんだが、ミステリー小説が出発だとは意外だ。面白い!

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2025年08月15日

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ネタバレ

正直帯で謳ってるほど泣けるわけではなかったけど、ほっこり可愛らしいお話でした^^
美味しいご飯が食べたくなる。
ただちびねこ亭以外の黒猫やサバ白猫は言っちゃ何だけどとってつけたようにちょこっとしか絡んで来なかったから、話のタイトルに「猫」を入れるならもう少し猫エピソードあってもいいのでは?と思った…特に黒猫…^^;
あとサブタイトルも何で「黒猫と初恋サンドイッチ」なんだろうと……1話目のアイナメの煮付けか最後の定食屋のまかない飯の方がいいんじゃないかなぁと個人的には思った…サンドイッチのお話があんまりピンと来なかったからかもだけど(小5男子が果たしてあそこまで考えるかなっていう…)
落花生のお話が1番好きかな。
ちびねこ亭のプチレシピも載ってたので機会があったら作ってみたい^^

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2024年12月31日

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え?誰が作ってもいいの??
そっか…猫がカギだから??

へぇ…いやでも…

ご高齢夫婦の純愛は良かった。
キュンとしたし泣けた。

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2024年11月30日

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『ちびねこ亭・・』というタイトル(我ながら“ねこ”と“ごはん”に弱すぎやぞ・・汗)と、キレイな表紙に、フラフラと釣られて手に取ってしまいました。

その店で“思い出ごはん”を食べると故人と再会できるという、不思議な食堂〈ちびねこ亭〉を舞台にした連作四話が収録されております。

うん、思った通りええ話でした~。
大切な人を亡くして、悲しみや後悔を抱える人達が千葉の内房にある食堂〈ちびねこ亭〉で、故人との思い出の料理を食べると・・・な、なんと奇跡が・・?
題材として「死」を扱う内容なので、切ない部分も勿論ありますが、“残された人”が、“逝ってしまった人”へ伝えたかったことを伝えることで心が浄化される展開なので、読むとほっこりした気持ちになれる素敵なストーリーです。
千葉の名物(?)を使った“思い出ごはん”が美味しそうなのも魅力ですね。
個人的には、表題作の第二話「黒猫と初恋サンドイッチ」が小学生の子の初恋と哀しい別れが瑞々しく描かれていて好きでした(あ、私も玉子サンド大好物なんです~♪)。

・・と、内容的にはハートウォーミングな素敵な話なのですが・・本当に個人的な細かいこだわりで恐縮なんですけど、文体が若干引っかかるというか、もう相性の問題になっちゃうのですが、読んでいてそこが気になるのが残念だなぁ・・と(汗)。
そういえば、かなり前にもこちらの著者さんの本を何冊か読んだのですが、恐らく文体との相性でリピしなかった記憶がよみがえってきました(;^_^A。

と、超個人的な文体こだわり(肌で読むタイプ←?)の為、ちょいとその辺が気になるものの、内容と設定は好きなのでとりあえず今後も当シリーズを追っていこうかな・・って思っております。
ま、そんなクセツヨ文体ではないので、きっと慣れると思いますしね・・てな訳で、次巻の〈ちびねこ亭〉でお会いしませう!笑

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2024年09月26日

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とても優しいお話。

みんなの大切な人を失う辛さを、ちびねこ亭が、その人たちとの幸せなときを再確認させてくれる。

誰かのためを思って作られたごはんは、その時の思い出となって残る。そんな幸せなごはんを大切にしたいなと思いました。

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2024年07月07日

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死者が現れるという思い出ご飯を出す不思議な食堂の短編集。
優しいお話と美味しそうなご飯に癒されました。

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2022年12月28日

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辻村深月のツナグを先に読んでたので設定を変えた類似の話に感じた。内容もツナグの方が感動したし文章も上手かった。今作では表題のサンドイッチの話が良かった。

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2022年10月06日

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ネタバレ

死者との思いでのご飯を食べることで短い時間、無くなった人と話ができる定食屋。
亡くなった人と話すことで悲しみを乗り越え前進していく様子に励まされます。

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2022年09月22日

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サンドイッチが食べたくなりました。食べ物と記憶って結びつき強いんですね。猫に話しかけちゃう気持ちはわかります。ちびちゃん可愛い。

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2022年09月19日

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冷めない間だけ亡くなった人に会える、というのは他にもありますね。
琴子と櫂の寄り添い方にも既視感あり。
そして思ったより猫が出て来なかったです。
厚焼き卵のサンドイッチは美味しそうでした。

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2021年12月27日

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希望を持てるお話だなぁ。
穏やかな気持ちになれる。

「黒猫と初恋サンドイッチ」の泰示と文香の気持ちがよくわかって、微笑ましい。初々しくて、なんだかいいな。もう一度、泰示が文香に会えて良かったなって心から思えた。
そして、櫂が「ちびねこ亭」を続けることになって良かったと、こちらも心からそう思った。

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2021年09月25日

Posted by ブクログ

そんなそんな、泣く?なんて思いながら読んだが、いつのまにか泣いてた。
初恋の子の話が胸がギュッとした。
泣けるシーン以外が割と普通で、いまいち頭に残らない。次は、まあ読まなくていいかな。

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2021年08月18日

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食べ物にまつわる思い出ってどれだけあるものだろう。
食べることを通じて自分の内面と本音で対峙する事なんだろうな。

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2021年01月06日

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ネタバレ

ほっこりしました。

亡くなった方との生前の「思い出ごはん」を作ってくれるお店、ちびねこ亭では故人に会えたり、話せることがある。
突然の別れにより心残りが消化できずに立ち止まったままでいる人のため。

亡くなった方と会えるのは、思い出ごはんが温かいうち、限られた短い時間だけ。
その間に交わされる言葉によって、哀しみが少し、解きほぐされる。

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2020年12月01日

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