高橋由太のレビュー一覧
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千葉の辺鄙なところにある陰膳を作ってくれるちびねこ亭。近しい人を亡くした人たちが、死者の声が聞こえたり姿が見えるという噂を聞いてやって来る。
4編の短編からなる話は最後に向かってリンクしている。店主が聞いていた人と違うというのも明かされる。
死者が現れるのは陰膳があったかく湯気の出ている間のそれも一回こっきりだけ。その刹那が切ない。
みな驚いて言葉を失い、なんと言ったら良いか分からず、料理が冷めるまでの貴重な時間を減らしてしまうが、ちゃんと伝えたい事は伝え合えた。
エピソード自体は2編目の小学生同士の初恋を描いた「黒猫と初恋サンドイッチ」が一番好き。切ない。
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Posted by ブクログ
280ページ
620円
4月24日〜4月25日
書店員の颯太に初めての恋人ができた。やさしくてきれいで聡明で、目が不自由なことなど気にもならなかった。勇気を出してのプロポーズ。だが、期待していた答えは返ってこなかった。そして、帰り道で事故に遭った彼女はそのまま亡くなってしまう。無気力な日々を送る颯太に、彼女の職場の後輩がちびねこ亭を教えてくれる。
死んだ人に必ず会えるとは限らないという、会えないパターンの話もあった。きっと今後またいつか会える話もあるのだろう。パターンがきまっているのに、不思議と読んでしまう。死んだ人がどう思っているのか、残された人がどう生きていくのか、生きる意味を知りたくて読んでいるのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次
・霜降り月の泡雪――つんつん玉子
・六出花(りくしゅっか)の朝――つるつる豆腐
・探梅行――ほっこり山おやつ
・梅擬(うめもどき)――じゃない尽くし
・寒卵(かんたまご)――おもいで厚焼き玉子
飲み会に行く前にお金を崩しておこうとなんとなく買った本がシリーズ物の3巻だったので、改めて1から購入。(思わぬ散財)
しかもタイトルの「小江戸ごはん」を勘違いしていたという体たらく。
なんとなく、江戸時代の料理本を見ながら現代風にアレンジして提供するのかと思っていたのです。
「小江戸」=川越のことでした。
落ち着いて考えたらそうだよね。
川越の特産品を使った料理=小江戸ごはん
さて、のっけから違和感です。
”川越は、日本を代表する観光地である。”
そうか?
代表してる?
”有数の”でも言い過ぎだと思うぞ。
川越に行きたいとは思っていたけど。
あの街並みがいいよね。
でも、関東圏の人は観光とは思っていないと思う。
食べ歩きに行くんじゃないの?それ、私だけ?
閑話休題。
想定の息を超えない、安定した物語。
その中で、ふいに訪れ勝手に看板娘になったたまきの存在が鍵なんだろうけれど。
このままのたまきで最後まで行くのかしら?
それともどこかで正体ばらす?
どちらでもいけるように、一応伏線は張ってあったけれども、どちらにしてもたまきの食欲をおさえない限り遠からず店はつぶれると思う。
それと、シリーズ化を考えていなかったのか、本の最後にくるまで大地の父がしゃべらなすぎ。
食事を食べなくなったわけも、厚焼き玉子の謎も。
それでどれだけ息子が悩んでいるかわかるだろうに。
口下手の親だって、子どもに向けて話さなければならないことは話さなくちゃダメだよ。
最後に感動を持ってこようという作者の都合と思うけれど、不必要に息子が悩むように持って行くのはいただけない。
文句ばかり言うようだけど、あと一つ。
レシピがあるといい。
章タイトルの裏ページに川越の名所の説明と行き方を書いてあるのに、肝心の料理のレシピがない。
あとでレシピ本を出版するつもりとみた。
あれ?じゃあ最初からシリーズ化をするつもりだったのか?