あらすじ
火事で家を失った十七歳のみやびは、飼い猫(自称・仙猫)のニャンコ丸とともに深川のはずれにある廃神社へ向かっていた。しかしその途中、白狐の面をかぶった怪しい人物に襲われる。 危ないところを拝み屋だと名乗る男・神名九一郎に助けられ、ふたりは居候として九一郎の仕事を手伝うことに。妖怪絡みの事件に巻き込まれていく――! 「オサキ」シリーズの人気作家がおくる、江戸人情あやかし事件帖。
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Posted by ブクログ
みやび、あんな目にあっているのに、芯に明るさと強さがあるのが好き。
自称仙猫のにゃん丸とのかけあいも楽しいし。
で、自称猫大人とはいっても、おでぶちゃんでとぼけたやつだと思ってたら、あんな展開に!
あれは、ほんっとにびっくり。でも、痛快だった。ああいうの、大好き。
みやびが出会った(というか、助けてもらった)九一郎が渋くてかっこいい。
祓いやとしての腕も素晴しいみたいで便りになる。
それだけに、その後の展開にひやひや。
ここが、決着していないので、きっと続きがあるはず。
ぽん太や秀次、熊五郎も、みんなまた会いたいよ。
秀次の気持ち、届くといいねぇ。
楽しみ!
Posted by ブクログ
両親を獣のようなものに殺されたみやび。
彼女の不幸はそれだけで終わらずに翌年に道場兼自宅が燃えてしまった。
家も家族も失ったみやびの元に残されたのは、自称仙猫ことニャンコ丸。
行くあてのない一人と一匹は誰もいない廃神社をねぐらにしようと出かけるのだが、そこには拝み屋をやっているという九一郎という青年がすでに住み着いていた。
面白かったですが、ネタ元がわかる怪異はどうかと……。
続きも読んでいるので、どんな展開になるかは楽しみにしています。