高橋由太のレビュー一覧
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ネタバレ江戸時代(徳川家治将軍に田沼意次らの活躍した世)。
本所深川の献残屋(古道具屋のようなもの)の手代・周吉は、顔は二枚目でやり手の手代だが、オサキモチであった。
オサキモチとは、御先狐(オサキキツネ)と言われる 狐の姿をした憑きものに憑かれた人間のことだ。 オサキは普通の人間には見えない。
二枚目のやり手・・・だが、どこかのんびりとした性格で野暮天な周吉と、食いしん坊で口の悪いオサキとのやりとりが楽しい。
時間がいったりきたり、ちょっと読みづらいのと、
蜘蛛の介の登場した所あたりも、つじつまが合わないのでは?と思ったり、推理ものとしてはひねりが足りないのではとか・・・気になるところはあるけ -
Posted by ブクログ
かわいらしい小編4つでした。
オサキモチの周吉の運命や如何に、
といった本編は一先ず置いといて。
周吉が寝起きする部屋「もののけ部屋」の住人達が主役です。
基本物の怪なので、人間サイドの事情には無頓着ですが、
そこは付喪神、元は人間に使われていた器物の類なので、
たまに人情臭くなる。
現代に比べれば、飢えと貧困、身分の差など、
生きていくのが厳しい時代。
更に連続辻斬り事件があったり切ない話もありましたが、
周吉とお琴はちょっと良い感じが垣間見えましたし、
オサキは相変わらず可愛い。
付喪神たちも何気に健気な一面が見られて、
全体としてふんわり優しい話になってました。 -
Posted by ブクログ
ちょんまげ、ちょうだい の兄弟シリーズ
おにぎり、ちょうだいシリーズの第1巻
舞台は平安時代の京
主人公は”鬼斬り”の美少年 鬼麿と傍らにいる美少女姿の狸の妖かし ぽんぽこ
ちょんまげシリーズは、
舞台が江戸時代の江戸で、
主人公は美貌の剣士 小次郎と可愛らしい町娘姿の狸の妖かし ぽんぽこ
両方とも貧乏で口入れ屋で仕事探し、口入れ屋の親父は狸そっくりで、その女房から大盛りのおにぎりをもらうところも同じ
ちょんまげシリーズと同様に軽く楽しんで読む本です。昔の講談本と同じ
でも平安時代に口入れ屋ってあったのかしらん
ぽんぽこは、ちょんまげシリーズのぽんぽこと同じかしらん
小次郎は、家康の