高橋由太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いろいろ考えず、とにかくお話が進んでいくのに身を任せて読めば楽しい時間を過ごせる、という感じでしょうか。
活劇が楽しい一冊でした。
あえて、述べると往年のスポコン漫画巨人の星で飛雄馬が投げてからボールがキャッチャーに届くまでに、随分と葛藤やら目と目での会話やらがある、そんな感じの活劇シーンであります。そうですねえ、映画で言えば「カジノロワイヤル」(ピーター・セラーズが出演してる方です)みたいなオールスターが集まっての楽しいひととき、かな。
時折、?と感じるところはあるものの、例えば「四足の動物が肩を落とすのだろうか」なんて思うところはあるものの、とにかく、流れに身を任せて読んじゃえば面 -
Posted by ブクログ
ネタバレ江戸時代(徳川家治将軍に田沼意次らの活躍した世)。
本所深川の献残屋(古道具屋のようなもの)の手代・周吉は、顔は二枚目でやり手の手代だが、オサキモチであった。
オサキモチとは、御先狐(オサキキツネ)と言われる 狐の姿をした憑きものに憑かれた人間のことだ。 オサキは普通の人間には見えない。
二枚目のやり手・・・だが、どこかのんびりとした性格で野暮天な周吉と、食いしん坊で口の悪いオサキとのやりとりが楽しい。
時間がいったりきたり、ちょっと読みづらいのと、
蜘蛛の介の登場した所あたりも、つじつまが合わないのでは?と思ったり、推理ものとしてはひねりが足りないのではとか・・・気になるところはあるけ -
Posted by ブクログ
かわいらしい小編4つでした。
オサキモチの周吉の運命や如何に、
といった本編は一先ず置いといて。
周吉が寝起きする部屋「もののけ部屋」の住人達が主役です。
基本物の怪なので、人間サイドの事情には無頓着ですが、
そこは付喪神、元は人間に使われていた器物の類なので、
たまに人情臭くなる。
現代に比べれば、飢えと貧困、身分の差など、
生きていくのが厳しい時代。
更に連続辻斬り事件があったり切ない話もありましたが、
周吉とお琴はちょっと良い感じが垣間見えましたし、
オサキは相変わらず可愛い。
付喪神たちも何気に健気な一面が見られて、
全体としてふんわり優しい話になってました。