あらすじ
江戸に「封(ほう)」がおる──。そう告げて死んだ権現徳川家康。封とは万能の仙薬で、白狐になってしまった《鬼火》を人間に戻せるかもしれないという。封を求め、江戸を訪れた宮本伊織と《鬼火》の兄弟は、隻眼の辻斬りに突如襲われる。その正体は、強大な妖力を持つ九尾狐に憑かれた伊達政宗だった! 柳生宗矩親子と協力し、政宗率いる物の怪どもをメッタ斬り。痛快シリーズ第二弾。
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登場人物の紹介や背景の説明がない分、前作よりもすっきりとした内容になっており、テンポ良く読める。ただ、最後の最後で、ぐだぐだとした展開になって、ちょっと残念だった。
シリーズとして続くようなので、次の作品に期待しようと思う。
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ストーリーも文章もとにかく軽い。なのでサクサクと短時間で読める。幸村の存在感が大きすぎて、主役たちがかすんでしまっている感じ。
もののけがメインな設定な感じなので、ある意味なんでもありなのかも知れないが、時代背景や勢力分布から考えると、時代考証完全無視。時代小説とかそういう風に考えずに、たまたま日本史に出てきた、同じ名前で同じようなキャラクター設定になっているパラレルワールドの物語と思わないと読めない。歴史好き、日本史好き、戦国時代好きな人には絶対に薦められない。娯楽小説としてならば、十分に楽しめる・・・そんな本。
Posted by ブクログ
宮本伊織を主人公とした物語、第2弾。
今回の舞台は大坂の陣が終わった、江戸になります。
伊達政宗に、柳生十兵衛、千姫、秀忠と、、人物も多彩に。
隻眼つながりでこう来るとは、なかなか意外でした。
なんとなく、児童書的な雰囲気が強くなってきたかな、とも。
Posted by ブクログ
前作で謎だった部分もすこしづつ、回収され初めてくる。ただ、終わりはあんまりスッキリせず、3作目への繋ぎのような感じがした。(実際に出るようだし)
後半で、主人公、苦戦→援軍到着→援軍も苦戦→さらに援軍・・・・を繰り返し、キャラクター全員集合の演出は、前作を踏襲してる。
Posted by ブクログ
いろいろ考えず、とにかくお話が進んでいくのに身を任せて読めば楽しい時間を過ごせる、という感じでしょうか。
活劇が楽しい一冊でした。
あえて、述べると往年のスポコン漫画巨人の星で飛雄馬が投げてからボールがキャッチャーに届くまでに、随分と葛藤やら目と目での会話やらがある、そんな感じの活劇シーンであります。そうですねえ、映画で言えば「カジノロワイヤル」(ピーター・セラーズが出演してる方です)みたいなオールスターが集まっての楽しいひととき、かな。
時折、?と感じるところはあるものの、例えば「四足の動物が肩を落とすのだろうか」なんて思うところはあるものの、とにかく、流れに身を任せて読んじゃえば面白いのです。
Posted by ブクログ
有名な戦国武将が、またまたとんでもない形で登場。
伊達政宗がああなっちゃうなんて、びっくり。
伊達政宗と母親との確執は恐ろしい。
(母親による毒殺未遂があったという説もあるようだけど、、、)
真田幸村、完全に狂言回しになってる気がする。
信長にしても、あれはひどいと思う。
フィクションはフィクションとわかっているけど、思い入れの
ある武将があまりにもあんまりな扱いだと、ちょっとなぁって
思ってしまう。
お話は面白いから読んでしまうのだけど。複雑。