高橋由太のレビュー一覧
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長宋我部元親、武田信玄、上杉謙信、、真田幸村、猿飛佐助など戦国武将がよみがえり、安部晴明まででてくる。
このちょんまげシリーズは、家康の影武者 二郎三郎の孫と柳生十兵衛の息子、丸橋忠弥の娘という歴史上にはいないキャラクタが活躍する話だが、由比正雪は風魔小次郎で、上杉謙信は女性(そういう俗説が残っている)で武田信玄に恋しているとか、長宋我部元親が姫若子とよばれていたのが、初陣で鬼若子とよばれる様になったのは甚五郎の人形に魂を乗っ取られるからだとか、歴史上の人物もはちゃめちゃな設定になっている。
次巻につづくで物足らない、早く次を読みたい。 -
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“それにしても、オサキと江姫はともかく、狐目の主人は、いろいろなことを知りすぎている。ただの屋台の主人だとは思えない。
「佐平次さん、このご主人はいったい……?」
と、佐平次と狐目の主人を交互に見ながら聞いてみた。
佐平次は人の悪そうな笑みを浮かべ、見るからに悪人顔で言った。
「どこぞの稲荷の狐じゃねえのか。みんな揃って化かされていたりしてな」
狐目の主人の正体を知っているくせに、教えぬつもりらしい。不思議顔の周吉を面白がってか、佐平次が軽口を続ける。
「手代さんが食ったのも、稲荷寿司じゃねえで、泥の団子かもしれねえですぜ」
——おいら、変なものを食べたのかねえ。泥の団子なんて食べたくないねえ -
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“(オサキ、どうしよう?)
娘に泣かれて、魔物に助けを求める若者も珍しい。
―――食べておやりよ、若旦那。ケケケケケッ。
オサキはあっさりと言った。
(これをかい?)
周吉は固まった。自分でも嫌そうな顔になっているのが分かった。瞼のあたりがぴくぴくと痙攣している。
そんな周吉の様子を見て、お琴の顔がくしゃくしゃになった。大雨になりそうな塩梅だった。
お静まで、周吉を見ている。お静の目は、お嬢さんの秋刀魚を食べてあげてください、と言っているようだった。
(これを食べるのかねえ……)
周吉は、焦げに焦げた秋刀魚をまじまじと見てみた。やはり秋刀魚には見えない。
それでも、お琴の泣き顔をちらりと見て、