【感想・ネタバレ】くるり駅でさよならを 白黒ねこと夕暮れの町のレビュー

あらすじ

読後、涙が止まらない。

路線図には載っていないその駅で、
二度と会えないはずの人が待っている――

千葉県内を走るローカル線、久留里線。その車内にはときどき、白黒の猫が乗っている。猫が降りるのは、路線図には載っていない「くるり駅」。誘われるように猫についていくと、改札を抜けた先にあるどこか懐かしい町に、もう二度と会えないはずの大切な人が待っていて……。初恋の人、最愛の母親、大好きな飼い主――悲しい別れから立ち直れずにいる主人公たちの心の再生を描く、連作短編集。

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Posted by ブクログ

千葉の久留里線とは少し違う「くるり駅」その駅に降りると2度と会えない人との再会と別れがオムニバス形式で描かれています。
お涙頂戴の亡くなった人との話ではなく、生きている人々も「くるり駅」に来るまでは孤独でとても1つの話しが重いですが、その駅の町で暮らすうちに、それぞれの帰る場所が出来ます。
ラストは続編がありそうな終り方だったので
期待しています。辛い別れこそが新しい人生の始まりだと教えてくれる作品でした。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

千葉の久留里線とは少し違う「くるり駅」その駅に降りると2度と会えない人との再会と別れがオムニバス形式で描かれています。
お涙頂戴の亡くなった人との話ではなく、生きている人々も「くるり駅」に来るまでは孤独でとても1つの話しが重いですが、その駅の町で暮らすうちに、それぞれの帰る場所が出来ます。
ラストは続編がありそうな終り方だったので
期待しています。辛い別れこそが新しい人生の始まりだと教えてくれる作品でした。




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2026年01月09日

Posted by ブクログ

くるり駅という不思議な駅にたどり着く人達のお話。

突然の別れ、後悔、もう一度会いたい、そんな時に、くるりという不思議な猫に導かれて訪れる自然溢れる場所。

色んな思いを残してしまった人達の短編になっていて、心あたたまります。

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2025年11月14日

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切ない、とにかく切ない…猫が誘う「さよならをする為の町」のお話

列車に乗っていて気付いたら知らない駅に着き、猫に誘われその駅で降りたら少し古びたまるで人気の無い不思議な町だった…これだけ聞くとホラーですね
店主も客も居ないのに出来立ての料理や珈琲が置かれた喫茶店なんてまるでマリー・セレスト号です。

しかしその町ではもう逢うことが出来ない大切な人と逢うことが出来る…そしてその人は幻想では無い。だから自身がこの世の者ではないコトを自覚し、くるりに誘われた主人公達が本来ココに居るべきではない事も自覚しているのです。

叶うならばもっと一緒に居たい、その気持ちを持ちながらも本来在るべき場所に主人公を送り出す…どの話も見ててホントに切なくなりました…

これは電車の中では読めないですね…ホント泣きそうになりました…

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回も、外で読むには危険なお話だった。
2度と会えないはずの大事な人のもとへ運んでくれる不思議な列車。
導くのは白黒猫。
どの話も胸に迫る。
特に3話目以降は痛いほど。
子供や動物メインにもってくるのは反則だよーーー。
久留里線、乗りに行きたいな。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

馴染みのある路線がでてくるので購入。泣けた。第4話まできたとき、「くるり」という案内猫にそっくりなカギしっぽの愛猫を抱きしめて声を出して泣いた。サヨナラを言えなかった人や猫が、「くるり」の案内で降り立つ「くるり駅」。逢いたかった人に会える駅。でもずっとはいられない。だって逢いたかった人は…。どの章もせつない。きちんとサヨナラをできる最後の場所「くるり駅」そこで帰りの電車に乗れた人はきっとこの世を生きていく。そう願ってしまう。2巻もでないかな…。

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2025年07月19日

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⭐️くるり駅でさよならを
 くるり駅はこの世とあの世との狭間の駅。大切な人に最期のお別れを言えなかった者が降りる駅。いずれの話も切ない。久三子さんはいつまで団子を焼き続けるのだろう。ラストに仄かな希望が・・・。魂が揺さぶられる連作短篇集だ。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

髙橋由太さんの『くるり駅でさよならを』。
私の地元が舞台ということで読んでみました。
連作短編集になっています。

第1話「あの日のウエディングベル」
沙都美は両親を相次いで亡くし、無気力な日々を送っています。同窓会で高校時代に好きだった亮介と偶然再会しますが、彼は重い病に侵されており、再会後まもなく亡くなってしまいます。深い喪失感の中、ふと乗った久留里線で白黒猫を見つけ、後を追うと「くるり駅」にたどり着きます。
そこで亮介と“もう一度だけ”過ごす時間を得ますが、やがて別れの時が訪れます。沙都美は元の世界へ戻り、前へ進もうと決意します。



第2話「海が聞こえる」
海渡はミュージシャンを目指していた若者ですが、飲酒運転により人を轢いてしまいます。出所後、自分を一人で育ててくれた母も失意のうちに亡くなっていたことを知り、深く落ち込みます。
木更津駅から久留里線に乗ると、白黒猫に導かれて謎の「くるりの街」にたどり着きます。そこで母と再会し、穏やかな時間を過ごしますが、自分が轢いてしまった人の家族が悲惨な状況に置かれている現実を知ります。
海渡は元の世界に戻り、自分の罪と向き合い、なすべきことを果たそうと決意します



第3話「あした、くるり」

小学生の想と心桜は仲の良い友だちでしたが、心桜は事故で亡くなってしまいます。ある日、想が気づくと列車に乗っており、白黒猫に導かれて「くるりの街」に降り立ちます。
そこで想は、自分が心桜をかばって事故に遭い、すでに亡くなっていることを思い出します。心桜は感謝の気持ちを伝えるために、この場所まで訪れていたのです。



第4話「ミケコの物語」
猫のミケコはタダシに拾われ、大切に育てられて幸せに暮らしていました。タダシは離婚しており、娘のハルとは一緒に暮らせませんでしたが、ハルが訪ねてくる時間を楽しみにしていました。
しかし、やがてハルの母が再婚し、ハルはタダシのもとに来られなくなります。孤独からアルコールに依存したタダシは病で亡くなってしまいます。
ミケコはハルの家で暮らすことを拒み、やがて「くるりの街」にたどり着きます。そこでタダシと再会し、最終的にハルとともに生きることを選びます。なお、ハルは心桜と同一人物です。



第5話「さよならをするために」

久三子は容姿に恵まれているわけではありませんが、徹に求愛されて結婚し、息子の賢太を授かります。幸せな日々を送っていましたが、賢太は海で行方不明になってしまいます。
二人で長い間探し続けますが見つからず、やがて久三子は精神的に追い詰められ、徹を責めてしまいます。その後、徹も姿を消してしまいます。
白黒猫に導かれて久三子も「くるりの街」にたどり着きますが、二人に再会することはできません。この場所は“さよならをするための街”だったのです。
いつか再び会える日を願いながら、久三子は団子を焼き続けています。

どの話も別れと再生を謳っているようです。
内房の少し寂れた世界観とマッチしているような気がします。どの話もしんみりしちゃいますね…。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

夫からのプレゼント。
馴染みのある久留里線での切なく温かいストーリーです。短編集ですが、すべてが円のようにつながっています。

話によっては、あまり共感できないのもありますが、後半は好きな雰囲気でした。わたしは、ミケコの話が好きです。

この本は、ぜひ久留里線に乗ってから、読んでほしいです。車窓から見える里山や田園、商店街などの光景が見えて、より楽しめると思います。

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2025年10月09日

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