高橋恭美子のレビュー一覧

  • ロンドン、ドッグパーク探偵団

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    ネタバレ

    ネタバレ。犬が病院に連れてかれる描写があります

    いやあの 犬。可愛い。

    出てくる犬さんと飼い主さんが「うちの犬世界一可愛いの」「うちの犬最高だろ」という熱量が伝わってきて、飼い主と犬あるあるとかいっぱい出てきてニコニコしながた読んでた。推し犬ちゃんは主人公の飼い犬のダックスフンドさん。
    飼い主さんも「うちの犬が危険な目に遭うなら容赦しないぞ」という勢い。その勢いで事件解決の熱量がすごかった。
    書いてる作者さんほんっとうに犬好きなんだなと思いを馳せたり。

    外国の翻訳本はあまり読まないのですが、これはおすすめ。特に犬好きの方。犬を飼っている方。よかったら。

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    2025年10月15日
  • 危険な男

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    ネタバレ

    コール&パイクシリーズ、現状翻訳版では最新作。

    今回は傭兵あがりの寡黙な男パイクが主人公。無口で強くてカッチョ良い、愛車がジープってのも似合ってる。(相棒のコールはコルベットってのも似合ってる)

    助けを求める女性依頼人(気は強いが暴力沙汰は素人)を助けるマッチョなバディ、このご時世では叩かれることにもなりかねないような前時代の設定、悪いが俺は大好物で、そういやスペンサーしかり、ジョー・ピケットしかり。
    そんな俺がこのシリーズ、この作品を外せるわけもなくて、案の定無我夢中で読んでしまった。

    バディと依頼人たちも良いが、悪役たちの右往左往ぶりがエエ味出していて、読ませ処になっている。

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    2025年10月04日
  • 指名手配

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    ネタバレ

    お初ロバートクレイス。コール&パイクシリーズという本国アメリカでは長く続いているシリーズらしく、いくつかの作品は日本でも既訳、創元推理文庫では同作家別のシリーズが2作訳出されていて、そのうち1作が本作の前作になるらしい。MCUか(笑

    シリーズ途中からだと、あんまり面白さが理解できなかったらイヤやなぁと思って読みだしたが、いくつか理解できないこともあったが(前半のキャンセルになっらデート相手とか、ラストの格闘技の組み手をする相手のこととか)、本筋にはあんまり関係ないようで、その辺は追いかけて行ったらおいおい分かるのかなと。

    ということで、シリーズを追いかけるのを決めたくらい面白い作品だった。

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    2025年09月08日
  • チェスナットマン

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    これ系統の作品にしてはそこまでグロくもなく、北欧系にしてはそこまで陰鬱で淡々というわけでもなく、読みやすい作品だと思う。
    最初はいいところで毎回違う人物にフォーカスが変わるので、没頭直前にひっぺ剥がされる感覚を覚えたけれど、後半はそれが逆に、あっちの続きはどうなったの?!とぐいぐい読めた。
    ドラマ映えしそうだな~と思いながら読んでいたけれど、キリングの脚本家さんだったのですね。
    しかも既にネトフリで映像化済みだったとは。
    物凄く納得。

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    2025年09月07日
  • チェスナットマン

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    ドラマを見始めたのですが、情報量が多すぎて理解が追いつきませんでした。原作小説があることを知り、原作を読んでからドラマを観ることにしました。結果どちらも楽しむことができました。

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    2025年07月28日
  • 野外上映会の殺人

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    ネタバレ

    シリーズ3作目の事件の舞台は野外上映会。
    アガサ・クリスティの白昼の悪魔を映画化した地中海殺人事件の上映会で殺人事件が起こる。
    この設定だけでもワクワクしてしまう

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    2025年05月27日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    ネタバレ

    大好きなシリーズの2作目。
    航海のさなかオリエント号という豪華客船の密室で起こる殺人事件。この設定に船の名前。
    アガサ好きとしてはワクワクせざるおえません(っ ॑꒳ ॑c)✨
    個性溢れるブッククラブのメンバーに加えオリエント号の乗客たちも魅力溢れる個性派ぞろい。
    謎解きも面白かったしすごく楽しめました。
    前作で恋人となったアンダースとの甘い一時がなかったのがちょっと切なかったけど、ジャクソンという新たな魅力ある人物の登場に恋の予感がしてそれもまた楽しみ

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    2025年04月17日
  • ライルズ山荘の殺人

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    ネタバレ

    4.5くらい。面白かった。

    多視点なところやクローズドサークル具合、因縁などは『そして誰もいなくなった』を彷彿させる。特にそれぞれ山荘に向かう時の場面とか。

    トリックやアリバイについてはそんなに。それぞれ皆がどんな嘘をついているか、どんなことを隠しているか暴いていく話だった。

    多視点でそれぞれが情報を握っているので、読者としてはそれをどう繋げるか大変だった。情報共有しようにも取捨選択や伝言ゲーム状態になったりするので。

    山火事というクローズドサークルの作りも良かった。崖の橋が崩れて~や落石で~はあるあるだと思うが山火事は避難すべきかどう避難すべきかで考えることが多い。
    面白い舞台装置だ

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    2025年04月10日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    間違いなく入りたい読書会。舞台はシドニーで、主人公が住むウールームールーや仲間が働くポッツポイントのビンテージショップにサリーヒルズ、、シドニーの描写も楽しくて、いつもシリーズ新刊を楽しみにしてます。
    ミステリー小説ばかり読むブッククラブの仲間と事件を解くコージーミステリーです。

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    2025年01月22日
  • ライルズ山荘の殺人

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    人気シリーズとのことで、早くも第四弾が読めてとても嬉しい。
    今作は山荘!由緒正しきクローズド・サークル!!
    わたしは“嵐の山荘”ものが大好物なので、好きなシリーズでそれがくるといつもより期待を膨らませてしまう。
    しかも、今作からブッククラブに新メンバーが本格的に参加し、シリーズとしても新たな展開があるだろうなと思って、わくわくして読んだ。

    期待に違わず、とっても面白かった!
    ブッククラブの「初期メンバー」は相変わらずのキャラクターで、わたしはシリーズを通してアリシアにとても共感することが多いのだけれど、今作では妹のリネットの知られざる悩み(残念ながらリネットのような経験をしたことがなく、共感

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    2024年11月09日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    本格も好きだけど、コージーミステリーも大好きなのでワクワクしながら読みました。
    仲良し姉妹が立ち上げた「マーダー・ミステリー・ブッククラブ」。響きが最高ですね。
    アガサクリスティーの作品がちょこちょこ出てくるので、読み返したくなりますね。
    このシリーズは4作目まで刊行されてるので、メンバーたちの活躍が楽しみです。

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    2024年11月07日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ネタバレ

    よく出来たコージーミステリだった!
    うまくクリスティと絡めてて、最後まで読み応えがあった。

    海外のブッククラブは個人の家にお招きしながらやるのねと文化の違いも感じられておもしろかった。

    今後のアリシアとアンダースの関係が気になる!

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    2024年07月08日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    本好きのミステリ読みにはいろいろな意味で楽しめる、コージーミステリ。

    コージーミステリって厳密にはどういうもの?っていうのは分かってないけど、どこかで「お茶とお菓子と共に謎を楽しむ」みたいなことを見たことがあって、その定義(?)に照らすならばまさにぴったりといった作品だった。
    日本で言うところの読書会?のようなものという認識をしているのだけれど、外国だとブッククラブというのは浸透している文化なのだろうか。特にイギリスの小説でよく見るような気がする。

    物語は、ミステリ、特にアガサ・クリスティーが大好きな姉妹の姉の方が何の間違いか純文学系のお堅いブッククラブに迷い込みむ(のちに理由も明かされる

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    2023年11月10日
  • 容疑者

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    プロローグからやや涙目…
    軍用犬と警察官の傷を負った者同士の
    出会いと第一歩
    犬を相棒にした作品はD・クーンツの何作かと「約束の森」と言う作品くらいだったけれど…これはど直球過ぎて、細かなケチをつける隙もなくのめり込みました。

    この人の作品、シリーズモノ含め復刊して欲しい。

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    2023年09月19日
  • 容疑者

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    犬好きな方。是非読んで下さい。泣けます。
    作者が、特に犬が主人公の小説専門でないというのは驚きだが、絶対絶対この人、犬好きだよね、だってそうでなければリーランド主任のあの台詞は書けないよ! って思います。

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    2023年09月06日
  • チェスナットマン

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    文庫本でこの厚さの本を久しぶりに手にしましたよ。
    上下巻が多い中、1冊に収めているのもいい!

    最後まで一気に読んでしまいました。

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    2023年05月04日
  • 蒼ざめた馬

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    ネタバレ

    なかなか面白かった「ひらいたトランプ」の登場人物が出てくると知って続けて選んだが関連性は全くないといっていいレベル。ただしこちらの方が更に気に入った。手の込んだオカルト演出の殺人組織の種明かしが主眼で、犯罪はひたすら卑近なもの、恐怖心につけこまれて騙されてはいけない、という今のご時世にも大切でありがたいメッセージ性のある良い作品と思う。

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    2023年04月23日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ネタバレ

    クリスティ好きな私は、文句なしに楽しめた!
    仲の良いフィンリー姉妹、その姉アリシアが主催する「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。そのメンバーの1人が失踪し、メンバー全員で行方を探すことに。ところどころ散りばめられる”手がかり”と、バックグラウンドにあるクリスティの作品。ミッシーはミスマープルっぽい観察力の持ち主で、フィンリー姉妹は2人でタペンスのような役どころ。そしてメンバー全員で灰色の脳細胞を働かす。最後までクリスティにこだわって、なるほど〜と納得の結末でした。
    ところで作中にある「青列車の謎」はクリスティ自身も納得がいっておらず、評価も低いとの事だけど私はかなり好き。クレアも言っているよ

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    2023年01月29日
  • チェスナットマン

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    衝撃的な面白さ。
    ページをめくる手が止まらないし、止めたくない。
    でも終わって欲しくない。
    永遠に読んでいたいと思える、そんな作品だった。

    何回でも読めそう。
    2回目の方が面白い説さえある!(興奮しすぎw

    1日も早く2冊、3冊と出して欲しい。
    トゥリーンシリーズじゃなくてもいいから。

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    2022年11月24日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ネタバレ

    ブッククラブというのは、私達が知っている「読書会」のことでした。読み始めるまで分からなかったけれど。
    さて、その読書会の集いはわくわくドキドキだけではなく、不穏な空気を漂わせる人間もいたということ、これは楽しい小説!
    そしてお節介で謎解き大好きなメンバーが次々巻き込まれ、本当の殺人事件までも解明しようとして~。コージーミステリーのジャンルだけどアガサ・クリスティの芳醇な香りに満たされた一冊。
    訳者先生のあとがきがより、読書会を身近に感じさせて下さいました。

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    2022年11月20日