高橋恭美子のレビュー一覧

  • 容疑者

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    ネタバレ

    事件が起きたところの描写、車に詳しくないのでイメージしづらくて何度も読み返してしまいました。
    あと、最後、活躍した女性刑事がどうなったかについて触れてほしかったな。

    まー、犬が出てきて活躍する時点で、私としては☆一つは+されててしまうので。

    マギーが出てくる続編は、すぐに入手して読む予定。

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    2019年10月01日
  • 容疑者

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    お互いに相棒を失った警察官と軍用犬のストーリー。
    軍用犬の場合はアフガニスタンなのでどうしようもないが、警察官の方には犯人がいる。
    軍用犬のパートもあり犬の心理を描いてるのが面白い。訓練してリハビリしていく様はなかなか感動モノである。協力し合い犯人を追い詰めていくのがスリルがある。まだ続編があるようなので読んでみようと思う。

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    2019年06月15日
  • 指名手配

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    私立探偵コール、パイクシリーズ。警察よりも先に息子タイソンを見つけて欲しいとの依頼。窃盗を繰り返しているタイソンら3人とそれを追うコールたち。そしてそのタイソンたちを探すでかい男とばかでかい男の2人組。この2人の悪党がなかなか冷酷でいい味を出している。それとタイソンの母親や仲間のアンバーと女性の存在感も大きいのも好み。脇にいる人物たちが魅力的で面白い。このシリーズもスコット、マギーのコンビのシリーズもどちらもどんどん発売になると嬉しい。

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    2019年05月28日
  • 容疑者

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     犬が登場する小説は多分にあれど、犬の心を描く小説というのはそう多くはない。西村寿行や稲見一良、日本のシートンと言われた戸川幸夫の名作『牙王物語』などなど。アメリカ探偵小説では、ロバート・B・パーカーやアンドリュー・ヴァクスのどちらも家から一歩も出ない巨犬がいるが、犬の心は描写されない。

     心や感情の描写をしないのがハードボイルド、であるけれど、本書は犬の感覚での喜怒哀楽まで含めた描写が最初から際立っている。犬と日頃ともに生活しているわけではないぼくのような人間でも、愛着を覚えたくなるような、それは優しく、かつ特殊能力を備えた危険な犬でもある。

     さて、本作はLAを舞台にした警察ミステリ。

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    2019年04月30日
  • 約束

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    「容疑者」の続編。

    同じ作者の過去のシリーズの主人公も登場し、ダブル主演のような贅沢な設定。

    それぞれの人物(や犬)の魅力を味わいつつ、本筋のストーリーも楽しめるという、一口で何回も美味しいお得感がある。

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    2018年07月12日
  • 容疑者

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    この作家はよく知らなかったが、デビュー30年の手練れらしく、互いに手負いの過去を追う人間と犬の繋がりが深まる様子を実にうまく描く。

    足元の事件を追っていたら警察内部の腐敗にぶつかったというのは割とありふれた設定だが、過去の事件とも絡め、緊迫感を高める手法はさすが。
    結末のカタルシスも十分。

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    2018年07月12日
  • 約束

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    マギー!前作「容疑者」読みお終わった後、思わず叫んでしまう程マギーのファンになり、この新作をどれほど待ちわびていたことか。 確かに今回はマギーの登場は前作より少ないとはいえ、スコットとの絆がより深く感じられる。またコールとパイクのシリーズは未読だが、是非読んでみたいと思わせる、素敵な野郎達だった。それにジョン・ストーン!なんてカッコイイのー!次はパイクとジョンが主人公だとか。訳され発売される日が楽しみで仕方がない。

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    2017年06月26日
  • 約束

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    ロス市警スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。マギーが発見した家の中には、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同じ頃、同じ住宅街で私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探す女性の依頼を受けて調査をしていた。スコット&マギーとコール&パイク、固い絆で結ばれたふた組の相棒の物語。

    「容疑者」に続いて、スコット巡査と相棒マギーのシリーズなのだが、今回は何と懐かしや私立探偵エルヴィス・コールとジョー・パイクが登場。視点が広がった分、やや読みにくいが楽しめます。

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    2017年06月17日
  • 容疑者

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    ロス市警の刑事スコットは相棒とパトロール中、銃撃事件に遭遇する。銃弾はふたりを襲い、相棒は死亡、スコットも重傷を負った。事件から九カ月半、犯人はいまだに捕まっていない。警備中隊へ配属となったスコットはそこで新たな相棒―スコットと同様に、大切な相棒を失ったシェパード、マギー―に出会った。アメリカ探偵作家クラブの生涯功労賞を受賞した著者の大作登場。

    ロバート・クレイスの作品を読むのは、「天使の護衛」以来だと思う。私立探偵エルヴィス・コールのシリーズは何冊か読んだし、「破壊天使」というノンシリーズものも読んだな。それはともかく、これはなかなかよい。私は犬好きでもなんでもないが、それでも読ませます。

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    2017年06月05日
  • 約束

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    面白かったー。
    後半の謎が解き明かされていく展開はとても楽しかった。スコットとマギーの関係いいなぁーマギーかわいいなぁー、かしこいなぁー。

    探偵が別作品の登場人物らしいので、読んでいたらもっと楽しかっただろうな。
    読みたいのだけれど……どこに売ってるの……

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    2017年06月18日
  • 容疑者

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    傷ついた警察官と、傷ついた犬。
    ハラハラドキドキの展開ではなかったけれど、ふたりが寄り添って頑張る姿は自然と応援してしまった。マギーかわいいよー。
    読後はとても幸せな気持ちにさせてくれた。

    そしてリーランド巡査部長いいなぁー。

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    2017年05月23日
  • 容疑者

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    プロローグのステファニー&マギーのところで、まずやられた マギーの忠犬ぶりに涙腺が…
    犬好きであろうか、なかろうか、んなもん関係なくマギーの独白が胸に迫る ☆4.8

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    2017年03月27日
  • 容疑者

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    アメリカの作家ロバート・クレイス、2013年発表の警察小説。

    強盗事件の巻き添えで相棒を失い自身も瀕死の重傷を負ったロス市警の警官が主人公。警察犬の部隊に転属になり、元軍用犬でアフガニスタンで前の主人が戦死しているシェパードとペアを組むことになります。
    トレーニングのかたわら、容疑者が不明のままの強盗事件の捜査にも協力するのですが・・・。
    共にトラウマを抱えた人と犬との再生の物語り。

    ありがちな展開で意外性はありませんが、無駄のない、緊張感の持続するストーリーは好ましいです。何より人と犬との関わりがとてもリアルで美しい。良いです。

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    2017年02月23日
  • 目隠し鬼の嘘 上

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     最近フェイ・ケラーマン、出ないなぁ、って思ってたら、出版社変わったよ。
     でもって、これはシリーズの18作目で、前でたのが12作目で…。
     
     家族の歴史が裏テーマなのに、6作分あくってひどすぎる。
     さっさと、ぬけてるのを出してもらいたいもんだ。

     ってことで、6作あいて、前作で新人警官だったデッカーの娘は、ベテランになり結婚もしている。リナの息子たちもそれぞれ巣立って、末っ子の娘は反抗期と、ホント微妙なところがぬけてるせいで、肩透かしをくらった感じ。

     事件は、大富豪の広大な家屋敷で起こった多重殺人。
     結局は、思わぬところからヒントが得られて~タイトルが上手い~解決し

    0
    2016年07月18日
  • 目隠し鬼の嘘 下

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     最近フェイ・ケラーマン、出ないなぁ、って思ってたら、出版社変わったよ。
     でもって、これはシリーズの18作目で、前でたのが12作目で…。
     
     家族の歴史が裏テーマなのに、6作分あくってひどすぎる。
     さっさと、ぬけてるのを出してもらいたいもんだ。

     ってことで、6作あいて、前作で新人警官だったデッカーの娘は、ベテランになり結婚もしている。リナの息子たちもそれぞれ巣立って、末っ子の娘は反抗期と、ホント微妙なところがぬけてるせいで、肩透かしをくらった感じ。

     事件は、大富豪の広大な家屋敷で起こった多重殺人。
     結局は、思わぬところからヒントが得られて~タイトルが上手い~解決し

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    2016年07月18日
  • 容疑者

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    マギーッ! 犬好きにはもうたまらん!
    お願いだから人は死んでも犬は死なないで…と、念じながら読み進み、最後のほうのリーランドが涙する所で、一緒に泣いてしまったよ。

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    2016年01月23日
  • 蒼ざめた馬

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    ネタバレ

    酒場で女性同士の喧嘩を目撃したマーク。トマシーナと言う少女の髪の毛が抜けるのを目撃したマーク。数日後のトマシーナの死。オリヴァ夫人がかたる同じように髪の毛が抜ける女性の話。ある女性の今際の際の言葉を聞き名前をメモしたゴーマン神父の撲殺。神父のメモに書かれた名前。神父をつける男を目撃した雑貨屋のオズボーン。友人で警察医師のコリガンから話を聞いたマークの捜査。マッチ・ティーピング村での捜査。〈蒼ざめた馬〉と名付けられた舘に住む怪しい人々。メモに書かれた名前の人々の死。近親者たちの怯え。元弁護士のブラッドリーの組織。ジンジャーと共に囮捜査を行うマーク。足の悪いウェズナブルが立って歩いて神父をつけてい

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    2015年06月13日
  • ビッグ・ドライバー

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    中編2編を収めたスティーブン・キングの作品集。表題作の「ビッグ・ドライバー」はレイプされた作家の復讐の話だが、復讐の描写はキングにしてはあっさりしている。その後のエピソードがこの話のメインだろう。こういう力点の置き方、キングの過去の作品にはなかったのではないか。それが興味深い。
    「素晴らしき結婚生活」は結婚27年目の夫がシリアルキラーと知った妻の話。これも詳細な描写で読ませる。普通の作家ならこうは書けないだろう。展開の意外性がないのが少し弱いところで、「ビッグ・ドライバー」の方が出来は上だと思う。

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    2014年10月04日
  • ビッグ・ドライバー

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    当然好、斯蒂芬王先生。 高橋恭美子先生的翻訳是也太棒了!!不过,被捕她们吧。The drug of Tylenol(タイレノール) is for reducing pain and fever. It is advertised Johnson & Johnson. so, Mr, King receive something for their.

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    2014年07月31日
  • ビッグ・ドライバー

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    「1922」と同じ原著の後半で、同様に2つの長い中編小説が入っている。
    気になったのは、どちらも主人公が情報収集する際、パソコンでインターネット検索をするところ。グーグルとか、グーグルアースとか、Firefoxとか、なじみ深い名前がそのまんま出てくる。キングはもともと、アメリカ人の日常生活を極めて具体的に描くから、野球選手や歌手、車の名前なども頻繁に出てきた。それと同じ流儀で、今度はいよいよパソコン活用の日常が、流れ込んできたのである。
    もうひとつ、キングが描出する危機的状況は、まず「孤独」の輪郭が強調されるという点。まるで他者たちと隔てる四方の壁に囲まれて、そこに当然帰還するとでもいうように

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    2013年08月19日