高橋恭美子のレビュー一覧

  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリー好きでアガサ・クリスティ好きなメンバーが集まるマーダー・ミステリ・ブッククラブという読書会。そのメンバーのひとりバーバラが読書会発足早々に行方不明になってしまう。
    ミステリ好きなメンバーみんなでバーバラの行方を推理し真相を追っていきます。登場人物がみんな個性的で好意を持てる人物が多いしストーリーも面白かったので読んでいて楽しかったです(っ ॑꒳ ॑c)
    読みやすいので海外ミステリーが苦手な方でも気軽に読めるんじゃないかな。 次作も楽しみ♪

    0
    2022年11月14日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    最後まで犯人がわからなかったし人物が多くて。。
    でも面白かった。犯行動機の設定さえもう少し考えてあるとよりおもしろろかったのかな。

    0
    2022年10月06日
  • 指名手配

    Posted by ブクログ

    警察犬マギーのシリーズではありません。
    「指名手配」は探偵コール&パイクシリーズ17作目で、「サンセット大通りの疑惑」以来19年ぶりの邦訳(訳者あとがきより)です。
    ロバート・クレイスのWikiにある作品リストだとわかりにくいですね。

    マギーが登場する「容疑者」は当初単発作品のつもりだったのではないでしょうか。
    しかしこの作品が作家を復活させるほどの人気を得たので、
    新たに得た読者層を続編「約束」に導いてコール&パイクに出会わせ、
    マギーは?と思っているうちにコール&パイクの魅力にひきつけて本流のシリーズに誘う仕掛けかな。

    仕掛けにはまった私は「指名手配」でさらに2人に魅了され、
    それと共

    0
    2022年08月20日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    「容疑者」の続編で警察犬マギーのシリーズだと思って読み始めたら、コール&パイクというキャラ強めのコンビがメインの展開に。もっとマギー登場しないの?と思っているうちに、いつの間にかコール&パイクの虜になっていました。この2人のシリーズの方が本家なので1粒で2度おいしい作品です。

    0
    2022年07月30日
  • 容疑者

    Posted by ブクログ

    犬が登場するミステリーはディーン・クーンツや稲見一良が有名ですが、ロバート・クレイスが描く犬は「犬」というより「相棒」と言う方がぴったりくる。マギーの体温や息づかいが感じられる描写は犬好きにはたまらない作品です。

    0
    2022年07月30日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『火のないところに煙は』を読んでいて、そういえば、クリスティーにも占い師が出てくるホラーテイストな話があったよなぁー。
    ……と思い出して読んだんだけど。
    読みだしてすぐ、「あ、占い師じゃなくて、魔女だった」って(^^ゞ
    とはいえ、占い師よりは魔女の方が読者をお話に引き込む魔力が強いのか?w
    なかなか面白かった。


    そんな『蒼ざめた馬』、ちょっと前にやっていたドラマは見ていた。
    ただ、あのドラマって、よくわからないで終わっちゃうんだよね(^^;
    実はクリスティーって、ハヤカワのクリスティー文庫が出た時、初めて読んだこともあって。
    だから、『蒼ざめた馬』も、その頃に読んだんだと思うんだけれど。で

    0
    2022年05月26日
  • 容疑者

    Posted by ブクログ

    互いに大事な存在を喪った警察犬と警官の出会い。
    警察犬マギーの感覚が伝わる表現で、胸が熱くなる物語です。

    アフガニスタンの海兵隊で、爆発物探知犬だったマギー。
    ハンドラー(指導手)のピートが撃たれ、かばって被弾したマギーはアメリカに戻っています。
    大きな音に怯えるため、警察犬としては無理だろうと思われていましたが…

    スコット・ジェイムズは、ロサンゼルス市警の巡査。
    銃撃事件に遭遇して相棒を亡くし、自らも重傷を負いました。
    復帰後に警察犬隊を志望したのは、人間の相棒の悲痛な叫びを忘れられなかったため…
    9か月後、マギーに出会って、コンビを組むことにします。

    警察犬隊の主任指導官リーランドは

    0
    2022年04月15日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スコットとマギーの第二弾。

    と思いきや、エルヴィス・コールもジョー・パイクも出ていた。
    失踪した女性を探すために女性の知り合いを訪ねたコールは、
    逃亡中の犯人を追ってきたスコットとマギーに出会う。

    女性はジャーナリストだった息子を自爆テロで失い、
    復讐しようと爆薬を作っていた。
    スコットは犯人の顔を見ていたため、命を狙われることになり、
    コール達と協力することに。

    いままでいろいろな人を守ってきたコール達、
    今回は若くもない、スタイルが良いわけでもない女性だが、
    やっぱり彼らは守るのかとちょっと感動した。
    最後には息子の敵もとっていたし。

    貸倉庫の中に入って爆弾を捜すことができないコー

    0
    2022年04月06日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    続編が出ているのについ最近気づき、そちらを買う前に本作を再読。読後感がよい、救いがある。さり気なく漂うユーモアにホッとさせられる。犬もいい。

    0
    2021年12月15日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    正統的な北欧ミステリーの系譜に連なる作品ながら、章だてが短いせいかとても読みやすかった。醜惨な事件であるが後味は良い。

    0
    2021年09月15日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。
    被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン"が残されていた。
    人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。

    デンマーク発、新たな警察小説の登場。抜群のリーダビリティー。エグい、情け容赦ない描写には辟易させられるが、それでも星五つ。

    0
    2021年09月05日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    冒頭から引き込む力が強くてそれがラストまで緩むことなく進む。連続殺人とそのなかに隠されたもの。現場に置かれる栗人形(チェスナットマン)の意味。不気味さと恐怖、先の見えない不安。見えてこない犯人と警察との戦いの面白さ。緊迫感のあるシーンの連続の終盤。700ページ近くあるけれど長さを感じさせないくらい一気に読める。

    0
    2021年08月05日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    セーアン・スヴァイストロプ『チェスナットマン』ハーパーBOOKS。

    700ページ近いボリュームのデンマーク・ミステリー。

    真犯人の姿が見えぬままに次々と凄惨な事件が発生し、ストーリーは二転三転のうねりを見せるので、手に汗握る非常にリーダビリティの高い作品に仕上がっている。そして、全く予想もしなかった犯人像とプロローグに描かれた事件と犯人の目的の全てがつながり、納得すると共に、これで全てが決着するのかと安心するのだが……

    物語は1989年の10月31日のオーロム牧場で発生した斧を使って一家を惨殺した凄惨な事件から幕を開けるが、これは単なるプロローグに過ぎない。

    本編の舞台はプロローグから

    0
    2021年07月26日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

     フランスで一番売れている作家と言われるベルナール・ミニエを想起させるサイコなサイコなエンタメ作家が、デンマークに新たに登場した。今回はおそらく北欧小説界においてもエポック的大作。デンマークと言えば、ぼくも大ファンである『特捜部Q』のシリーズを第一に思い浮かべるが、本作は当然ながら別の個性による味わい。新たな大物が誕生した感が強い。

     サイコ&スプラッタ&アクション、さらにフーダニット+ホワイダニットといった、謎に謎が積み重ねられてゆく分厚い材料いっぱいのクロスオーバー。重厚なエンタメ作品なのである。前述したベルナール・ミニエ作品の事件現場も凄絶でエモーショナルでインパクト抜群なのだが、本書

    0
    2021年06月23日
  • チェスナットマン

    Posted by ブクログ

    ゲラ本当選いただいて読むことができました。
    読みやすく、スリリングでスピーディー!あっという間に読んでしまいました。「冒頭から驚愕」という紹介で、そんなまさか・・・と思っていたらビックリします。もちろんラストは超衝撃です!普通のミステリーに飽きた方にオススメ。

    0
    2021年06月23日
  • 容疑者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    出だしはなかなか話が進まず、読みすすめるべきか、迷う。
    相棒犬との絆も深まり傷も癒えてきて、事件が起こる。
    そして、後半は警察の内部犯行となって手に汗握る展開となる。

    0
    2021年04月04日
  • 危険な男

    Posted by ブクログ

    顔見知りの銀行員イザベルが銀行から出て来たばかりの所を二人の男に襲われた。助けたのは私立探偵ジョー・パイク。逮捕された男は保釈され、すぐに殺された。そしてイザベル行方不明。彼女はなぜ狙われるのか?

    初めて読むコール&パイクシリーズ、面白かった。

    アクションが長すぎず、謎解きとの配合が絶妙にほどよい。過去の作品をぜひ読みたい!

    0
    2021年03月27日
  • 危険な男

    Posted by ブクログ

    銀行員イザベルが拉致現場に居合わせたジョー・パイク。彼女を助け守ろうとするけれどスムーズにはいかない。ここから展開されていくのだけれどとにかく面白い。パイクとコールの探偵コンビのやりとり、事件の奥に隠された本当のこと。パイクやコールの優しさや強さが作品全体に流れていてイザベルへの救いになっていたり、他の人たちの希望にもなっている。この先も続いてくれると嬉しい。

    0
    2021年02月11日
  • 危険な男

    Posted by ブクログ

     今年の初めに読んだのが『天使の護衛』。ご存じエルヴィス・コールの相棒ジョー・パイクを主人公に据えたシリーズ第一作品である。その後三作ほど置いてのシリーズ新作が本書、十年以上ぶりの邦訳となるが、素直にこうした機会が得られたことは喜ぶべきだろう。
     ともかく、へらず口を得意とする探偵を書いている作家が、無口な相棒を主人公にここまで書ける、というところがパイク・シリーズの何と言っても味噌なのである。
     ところで『天使の護衛』を出版したランダムハウス社は、最後まで侮れない海外作家出版の一角を成していたのだが突然倒産してしまった。それによる絶版の不幸にあった名作も少なくなかった。扱われていた作家たちも

    0
    2021年02月04日
  • 容疑者

    Posted by ブクログ

    人は喪失の体験からいかに再生するのか。
    動物にも同じ感覚があるのか。
    初対面ながらも試行錯誤して、たどりつく、ロス市警スコットと相棒の雌のシェパード、マギーの成長の物語。

    0
    2020年12月15日