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ミステリが大好き、クリスティが大好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会──ブッククラブのメンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップの女性オーナー、毒薬ミステリ好きの医師、平凡な主婦、図書館員の女性に博物館勤務のゲイの男性といった面々。はじまりは順調だったが、二回目の読書会で早くもトラブルが。主婦のバーバラが会場に現われなかったのだ。どうやら前日から家にも帰っていないらしく、事件に巻きこまれたのかもしれない。アリシアはブッククラブのメンバーの協力のもと、彼女をさがし始めるが……。〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
本好きのミステリ読みにはいろいろな意味で楽しめる、コージーミステリ。
コージーミステリって厳密にはどういうもの?っていうのは分かってないけど、どこかで「お茶とお菓子と共に謎を楽しむ」みたいなことを見たことがあって、その定義(?)に照らすならばまさにぴったりといった作品だった。
日本で言うところの読書会?のようなものという認識をしているのだけれど、外国だとブッククラブというのは浸透している文化なのだろうか。特にイギリスの小説でよく見るような気がする。
物語は、ミステリ、特にアガサ・クリスティーが大好きな姉妹の姉の方が何の間違いか純文学系のお堅いブッククラブに迷い込みむ(のちに理由も明かされる)。当然といえば当然、あまりの水の合わなさに辟易した結果、妹と二人でミステリ専門のブッククラブを立ち上げるというところから始まる。
古風な手段でメンバーを募った結果、個性豊かなミステリ好き(そしてクリスティーファン)の面々が集まるのだが、その中の一人がある日突然姿を消してしまい……。というストーリー。
今回読んでいて新たにわかったのは、コージーミステリは作中でお茶会をしながらミステリを楽しむのみでなく、読者である私たちも、気軽に楽しく、しかし気軽ではない事件を楽しめるものなのだなということだ。
本格ミステリのようなゴリゴリの事件というわけではないけれど、軽妙な会話やそれぞれのシリアスな事情に笑ったり共感したりしながら「楽しめる」ミステリに出会えた。
Posted by ブクログ
クリスティ愛がたっぷり詰まったコージーミステリで面白かった〜!
限られたコミュニティ、それ故の濃い人間関係、隠し事を抱えた人が多い、小さな秘密がどんどん出てくるというコージーらしい構造で、コージーミステリ好きとしては「そうそう、この感じ!」と嬉しくなった。
コージーミステリは読者に推理させる犯人当ての本格ミステリではなく、あまり仰々しくない事件とともにコミュニティ内の人間ドラマを楽しむというジャンルなので、「やられた〜!」みたいな快感はないのだけど、共感しやすい主人公が多く、読んでいてとても楽しい。
特にこの作品は本好きには垂涎ものの読書クラブというコミュニティが舞台!
クリスティ好きが集まった読書クラブを主催するのが主人公なのだけど、他の個性と魅力溢れるメンバーにもそれぞれ活躍シーンがあるのが良かった。
コージーミステリの事件の謎解き部分は大抵本格ミステリ慣れしてると肩透かしをくらったような感じになるのだけど、この作品はそこで終わらないのが良かった!
そして事件の謎を解く鍵がクリスティにある、という展開は最高だった。
作中にクリスティの作品や、ポアロお決まりのフレーズが使用されてたり、場所の名前なんかもクリスティの作品由来なんだろうなぁってのがあったりして、クリスティ好きとしてはとても楽しめた作品だった。
Posted by ブクログ
面白かったです。ところどころ軽い表現があるところが引っかかりはしたものの、それでテンポ良く読めた部分はあります。これはクリスティ好きにはこたえられないでしょうね。そして、ミステリーブッククラブなんて、ミステリマニアにはたまらない設定です。こんなクラブあったら参加したい!でも、軽食、飲み物用意して自宅に招く、というのは大負担です。次々に謎が現れてくる展開に、一気読みせざるを得ません。作品がベースになっているところも素晴らしいです。ただ、ファンならもう少し早く仕掛けに気づけたんじゃないの?とは思いましたね。このメンバーが再び登場する次作が実に楽しみです。
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