あらすじ
ミステリが大好き、クリスティが大好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会──ブッククラブのメンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップの女性オーナー、毒薬ミステリ好きの医師、平凡な主婦、図書館員の女性に博物館勤務のゲイの男性といった面々。はじまりは順調だったが、二回目の読書会で早くもトラブルが。主婦のバーバラが会場に現われなかったのだ。どうやら前日から家にも帰っていないらしく、事件に巻きこまれたのかもしれない。アリシアはブッククラブのメンバーの協力のもと、彼女をさがし始めるが……。〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
間違いなく入りたい読書会。舞台はシドニーで、主人公が住むウールームールーや仲間が働くポッツポイントのビンテージショップにサリーヒルズ、、シドニーの描写も楽しくて、いつもシリーズ新刊を楽しみにしてます。
ミステリー小説ばかり読むブッククラブの仲間と事件を解くコージーミステリーです。
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本格も好きだけど、コージーミステリーも大好きなのでワクワクしながら読みました。
仲良し姉妹が立ち上げた「マーダー・ミステリー・ブッククラブ」。響きが最高ですね。
アガサクリスティーの作品がちょこちょこ出てくるので、読み返したくなりますね。
このシリーズは4作目まで刊行されてるので、メンバーたちの活躍が楽しみです。
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よく出来たコージーミステリだった!
うまくクリスティと絡めてて、最後まで読み応えがあった。
海外のブッククラブは個人の家にお招きしながらやるのねと文化の違いも感じられておもしろかった。
今後のアリシアとアンダースの関係が気になる!
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本好きのミステリ読みにはいろいろな意味で楽しめる、コージーミステリ。
コージーミステリって厳密にはどういうもの?っていうのは分かってないけど、どこかで「お茶とお菓子と共に謎を楽しむ」みたいなことを見たことがあって、その定義(?)に照らすならばまさにぴったりといった作品だった。
日本で言うところの読書会?のようなものという認識をしているのだけれど、外国だとブッククラブというのは浸透している文化なのだろうか。特にイギリスの小説でよく見るような気がする。
物語は、ミステリ、特にアガサ・クリスティーが大好きな姉妹の姉の方が何の間違いか純文学系のお堅いブッククラブに迷い込みむ(のちに理由も明かされる)。当然といえば当然、あまりの水の合わなさに辟易した結果、妹と二人でミステリ専門のブッククラブを立ち上げるというところから始まる。
古風な手段でメンバーを募った結果、個性豊かなミステリ好き(そしてクリスティーファン)の面々が集まるのだが、その中の一人がある日突然姿を消してしまい……。というストーリー。
今回読んでいて新たにわかったのは、コージーミステリは作中でお茶会をしながらミステリを楽しむのみでなく、読者である私たちも、気軽に楽しく、しかし気軽ではない事件を楽しめるものなのだなということだ。
本格ミステリのようなゴリゴリの事件というわけではないけれど、軽妙な会話やそれぞれのシリアスな事情に笑ったり共感したりしながら「楽しめる」ミステリに出会えた。
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クリスティ好きな私は、文句なしに楽しめた!
仲の良いフィンリー姉妹、その姉アリシアが主催する「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。そのメンバーの1人が失踪し、メンバー全員で行方を探すことに。ところどころ散りばめられる”手がかり”と、バックグラウンドにあるクリスティの作品。ミッシーはミスマープルっぽい観察力の持ち主で、フィンリー姉妹は2人でタペンスのような役どころ。そしてメンバー全員で灰色の脳細胞を働かす。最後までクリスティにこだわって、なるほど〜と納得の結末でした。
ところで作中にある「青列車の謎」はクリスティ自身も納得がいっておらず、評価も低いとの事だけど私はかなり好き。クレアも言っているように「茶色の服の男」はとてもつまらなかった記憶がある。
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ブッククラブというのは、私達が知っている「読書会」のことでした。読み始めるまで分からなかったけれど。
さて、その読書会の集いはわくわくドキドキだけではなく、不穏な空気を漂わせる人間もいたということ、これは楽しい小説!
そしてお節介で謎解き大好きなメンバーが次々巻き込まれ、本当の殺人事件までも解明しようとして~。コージーミステリーのジャンルだけどアガサ・クリスティの芳醇な香りに満たされた一冊。
訳者先生のあとがきがより、読書会を身近に感じさせて下さいました。
Posted by ブクログ
ミステリー好きでアガサ・クリスティ好きなメンバーが集まるマーダー・ミステリ・ブッククラブという読書会。そのメンバーのひとりバーバラが読書会発足早々に行方不明になってしまう。
ミステリ好きなメンバーみんなでバーバラの行方を推理し真相を追っていきます。登場人物がみんな個性的で好意を持てる人物が多いしストーリーも面白かったので読んでいて楽しかったです(っ ॑꒳ ॑c)
読みやすいので海外ミステリーが苦手な方でも気軽に読めるんじゃないかな。 次作も楽しみ♪
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ミステリが大好き、クリスティが大好きな姉妹が開いた読書会の会員が絡む事件の謎を解いていくお話。実際にあったクリスティ失踪になぞらえた展開で面白かった。次はクリスティの何の作品が絡んでいくのか楽しみ。
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舞台はオーストラリアなのだが、ポワロとか文化がイギリスとあんまり違いがないので、イギリスが舞台だと何回も錯覚してしまう。
出版社に勤めている女性は推理が得意、というのが最近のブームなのかな。
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まあまあ。
失踪については、クリスティ好きなら察する。
殺人まで起きたのは驚いたし、犯人わからんかった。
あれこれ詮索して犯人捜しというか、失踪に首突っ込むところはなんだかなと思った。やるならボランティア的にビラとか配れば良いじゃんと思ってしまった。
とりあえず次も読もう。
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フィンリー姉妹含め七人が集まるマーダーミステリブッククラブ。始まって早々メンバーの一人が行方不明になり、さっそく推理が始まる。メンバーの中には何かを隠しているような雰囲気の人がいるし、出てくる人もいろいろ怪しいから犯人は終盤まで分からなかったけど、アガサクリスティが好きな人は割と早い段階で気づくかも。『昔の罪は長い影を落とす』次回作の舞台は豪華客船ということで、楽しみ!
Posted by ブクログ
舞台はオーストラリアのシドニー。マーダー・ミステリ・ブッククラブのメンバーが素人探偵になるのだが、みんなクリスティ好きで、ポワロの台詞を引用したりするのは楽しい。主人公のアリシア、妹のリネット含めてメンバーには独身が多くてロマンス要素もあり、素人探偵らしいドタバタ感もある。こういうのをコージー・ミステリっていうんだろうな。
真相は予想がついて、中盤ちょっと中だるみした感じがしたけど、終盤は一気に話が進んですっきり。なかなか面白かった。続編も読みたい。
Posted by ブクログ
面白かったです。ところどころ軽い表現があるところが引っかかりはしたものの、それでテンポ良く読めた部分はあります。これはクリスティ好きにはこたえられないでしょうね。そして、ミステリーブッククラブなんて、ミステリマニアにはたまらない設定です。こんなクラブあったら参加したい!でも、軽食、飲み物用意して自宅に招く、というのは大負担です。次々に謎が現れてくる展開に、一気読みせざるを得ません。作品がベースになっているところも素晴らしいです。ただ、ファンならもう少し早く仕掛けに気づけたんじゃないの?とは思いましたね。このメンバーが再び登場する次作が実に楽しみです。
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初の著者。
コージーミステリとは思わず購入。
でも、たまには傷つかない小説もいいよね!(人は死ぬ)
アガサクリスティへの愛?が深い小説だった。
正直クリスティは5冊ほどしか読んでいないため、逆に面白そうな本も紹介されており気になって。
クリスティ文庫、全部揃えたくなるよね。。。
ミステリとしてはそこそこ、キャラ小説だと割り切って読んだ。重い話の間に、サクッと読めたら。
シリーズ化されているらしく、続編も期待。
姉と医者との今後が気になる!
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クリスティ大好きなので楽しく読めた!
重たいミステリーの合間や口直しにピッタリのライトな読み心地、でも真相も気になってスラスラ読める
ブッククラブのメンバーは愛せる人ばかりで、シリーズで続いていくならぜひ読みたい
Posted by ブクログ
前からちょっと気になっていたシリーズ。BOOKOFFの本棚で見つけたので買ってきた。
今はほとんど洋物は読まないのだが、学生の頃にはクリスティーも読んでいたのだな。映画のポアロはアルバート・フィニーやピーター・ユスティノフの時代。
堅苦しいブッククラブ読書会を抜けて、自分が好きなミステリーの読書会を立ち上げたアリシアと妹のリネット。告知に応えて集まってきた5人の面々とともに始めた読書会だが、早々にメンバーの一人が行方不明に…、という出だし。
クリスティーを読んでいたと言ってももはや大昔で、彼女に関するエトセトラも頭に入っていない中では、ヒントはそこそこあるのになかなか真相に辿り着かないという展開をまずまず面白くは読んだ。
タネを明かされれば、元ネタ知っている人には、『なんかそのまんまじゃん』という感じなのか、それとも『そうきたか、それでそれで』という感じなのか、ちょっと気になった。
そうでなくては話は進まないのだが、妄想が暴走して他人のプライベートにもズカズカ入っていくアリシアがちょっと苦手。
Posted by ブクログ
クリスティー愛好家の読書会メンバーが事件に巻き込まれるコージーミステリー。
クリスティー好きが集まる読書会だなんて素敵だ〜!!(♡ω♡ )
クリスティーの作品が出てくる度に、嬉しくてやっぱりニンマリしてしまう(ಡωಡ)
クリスティーファンだとある部分については気付いてしまうこともあるけど、コージーミステリーなのでそこは気にせずに楽しんだ。
実際の読書会のように、クリスティーの作品についてそれぞれの意見を熱く語るシーンがあったらもっと良かったな。
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オーストラリアが舞台のアラサー女子が主人公のコージー・ミステリ。
ありがちな恋も仕事もミステリもな全部盛りだけど、ブッククラブ(読書会)と言う設定が好み。
主人公が30で妹がその4つ下でZ世代の前のY世代(日本でいえば1980年代初頭から1995年頃に生まれた世代)とあるので、現在(2024年)よりは10年近く前の話なのかなぁとか。
少なくともXはまだツイッターの時代(笑。
そういう意味では他のコージー・ミステリよりは現代に近めな気がする。
登場人物はスマホもパソコンもSNSもニュースサイトも使いこなしてるし。
そんな中主人公は新聞に広告を出してブッククラブのメンバーを募集して、お手紙で返事を受け取るあたりレトロ趣味。
最初の方の椅子にモヘアが掛けてあるってところで、モヘアの何!織物?ショール??カーディガン!?ってなるなど。
特に言及が無い場合は織物でいいのかなぁ。
なんだか、編み物をするので繊維のイメージが強すぎて。
主人公は雑誌編集者なんだけど、『子猫の栄光をただひたすらに賛美するだけの雑誌』というのを手がけていて、日本ならとても売れると思います!って思ったり。
日本で言うなら特集のムック本みたいな感じかなぁ。
だけど主人公は犬派なのであんまり気が乗ってないのが残念。
デザイナー・ドッグの並みはオーストラリアにも到達していたのか…。
ワード警部補、実はクリスティとか読んでたりしないかな?
238pの返しが好き。
主人公のアリシアもおしゃべりなミッシーも自分の欠点に自覚的なところに好感を持ったり。
ペリーもちょっとイラッとはさせられるけど、嫌いではないキャラ。
姉妹仲が良いのは素敵。あとわんこも。
続編も文庫で邦訳済み。
・危険な蒸気船オリエント号
・野外上映会の殺人
Posted by ブクログ
クリスティ作品が大好きな姉妹が
ミステリに特化した読書会を開こうと
参加者を募集した。
多種多様な仲間が集まったものの
2回目の会に来なかった主婦が
その後、行方不明になっていることがわかる。
メンバーは事件に巻き込まれた可能性を感じ
力を合わせて解決しようとするが…。
こういうの大好き!
少しクリスティ作品のネタバレもあるけど
これに手を出す人間はまぁある程度
だいたいのメジャー作品は読んでいるという
前提の上ででしょう。
ただミステリを読んで感想を言いあいたい
その目的で集まった個性豊かなメンバーたち。
続編あるんですね。
また彼らに会いたいな!
Posted by ブクログ
・あらすじ
タイトル通りマーダーミステリー愛好家クラブのメンバーが謎解きする話。
アガサ・クリスティ大好きな主人公アリシアが高尚なブッククラブに飽き飽きして自分でメンバー集めてクラブを作るために新聞広告をだす。
その広告を見て集まったメンバーの一人が失踪してしまい、残りのメンバーと共にその謎を解決していくミステリー。
犯人や動機、トリックはACファンならきっとすぐ分かっちゃうのかな?
そのくらいACへの愛と尊敬が込められた作品だった。
主人公の暴走っぷりとか人の話聞かない所とかちょい苦手なんだけど読みやすくてスイスイ読んだ。
続編も買ったので今度読もう。
Posted by ブクログ
コージーな雰囲気と、アガサクリスティの英国調がほどよい雰囲気で入り混じってて楽しかった。
あちらこちらに感じるアガサへのオマージュとダイレクトな表現。コージーならではの料理とロマンスもあるし、現代の技術やLGBTも混じるので読みやすい。
かなり早い段階でタネはわかるので、もう少し隠す努力して欲しい気もする。犯人の心情をチラ見せするのは不要かな。
ブッククラブのメンバーがそれぞれ捜査して、集まってみんなで推理するのは設定が面白いんだけど、毎回みんな集まるところがちょっと疑問符。今ならグループLINEみたいなツールや、オンラインで集合する方がしっくりくるかな。アガサクリスティの世界観壊れるけど。
Posted by ブクログ
ミステリー好きのメンバーが集まって、アガサクリスティの本の感想を楽しむブッククラブ。ところがメンバーの一人が行方不明になって彼女を探す探偵、ポアロの様な集まりになって、本と関連させながらメンバー達は真相に気がついていく。
メンバーの一人一人の個性もユニークで恋バナ要素もある、そして何より英国風のお茶会スコーンやマフィンのあるブッククラブが楽しそうで羨ましい。
Posted by ブクログ
海外ドラマを見ているかのようなライトさ!
登場人物たちの意味深な言動に、続きが気になる〜とサクサク読み進めてしまった。
難しいこと考えたくない時にはおすすめ。
調査と称してズカズカ他人に入り込むブッククラブメンバーたちに若干のモヤモヤを抱きながらも、楽しく読めたので、次回作も購入しようと思う。
Posted by ブクログ
シリーズ物。 ちょっと文章が読みにくかったかな~。ブッククラブのメンバーは個性的な人たち、だけどそんなに魅力を感じなかった。次作が面白ければいいな。
Posted by ブクログ
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」シリーズ一作目。
ミステリとクリスティ好きが集まるブッククラブを開いたアリシアとリネット姉妹。そこに応募してきた個性的な面々。ところが2回目の読書会からトラブル発生。メンバーたちは失踪したメンバーの行方を探し始めるが。。。
クリスティ好きのブッククラブというだけで読みたくなった。読書会で作品の中身にもう少し触れていくのかな〜と期待していたんだけど、肝心の謎も女性の失踪という中途半端さで、その生死もいつまでもはっきりしない状況と、誰と誰が浮気してとかばかりの展開にだんだん飽きてきたかな。
小さな伏線がきちんと回収されたのは見事でした。
Posted by ブクログ
コージーミステリー、なのかな?
読書会は参加したことありませんが、確かに難しそうな純文学やノンフィクションとかを読んでそうなイメージだなぁ。でも一度ぐらい参加してみたいかも。
と言う訳で高尚(笑)な読書会を飛び出して、自分が好きなミステリーの読書会を作ってしまえ!というヒロインとそのメンバーのお話。個人的には仕事を放り出して、人にうっとおしがられながらそこまで首を突っ込む?とは思いました。後、単純に主人公の恋愛脳が面倒くさい。でも、登場人物は個性的で面白かった。とは言え恋愛脳なヒロインなので、このシリーズのその後が読みたいかと言われると微妙な感じかな…
それにしても読書会は良い感じに使われた訳ですが、即興でも思いついて逃げた彼女はなかなかなキレモノだとは思う。ある意味ドラマチックな彼女なんだろうな。友人にはなりたくないけれども。