あらすじ
ミステリが大好き、クリスティが大好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会──ブッククラブのメンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップの女性オーナー、毒薬ミステリ好きの医師、平凡な主婦、図書館員の女性に博物館勤務のゲイの男性といった面々。はじまりは順調だったが、二回目の読書会で早くもトラブルが。主婦のバーバラが会場に現われなかったのだ。どうやら前日から家にも帰っていないらしく、事件に巻きこまれたのかもしれない。アリシアはブッククラブのメンバーの協力のもと、彼女をさがし始めるが……。〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ開幕。
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Posted by ブクログ
よく出来たコージーミステリだった!
うまくクリスティと絡めてて、最後まで読み応えがあった。
海外のブッククラブは個人の家にお招きしながらやるのねと文化の違いも感じられておもしろかった。
今後のアリシアとアンダースの関係が気になる!
Posted by ブクログ
クリスティ好きな私は、文句なしに楽しめた!
仲の良いフィンリー姉妹、その姉アリシアが主催する「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。そのメンバーの1人が失踪し、メンバー全員で行方を探すことに。ところどころ散りばめられる”手がかり”と、バックグラウンドにあるクリスティの作品。ミッシーはミスマープルっぽい観察力の持ち主で、フィンリー姉妹は2人でタペンスのような役どころ。そしてメンバー全員で灰色の脳細胞を働かす。最後までクリスティにこだわって、なるほど〜と納得の結末でした。
ところで作中にある「青列車の謎」はクリスティ自身も納得がいっておらず、評価も低いとの事だけど私はかなり好き。クレアも言っているように「茶色の服の男」はとてもつまらなかった記憶がある。
Posted by ブクログ
ブッククラブというのは、私達が知っている「読書会」のことでした。読み始めるまで分からなかったけれど。
さて、その読書会の集いはわくわくドキドキだけではなく、不穏な空気を漂わせる人間もいたということ、これは楽しい小説!
そしてお節介で謎解き大好きなメンバーが次々巻き込まれ、本当の殺人事件までも解明しようとして~。コージーミステリーのジャンルだけどアガサ・クリスティの芳醇な香りに満たされた一冊。
訳者先生のあとがきがより、読書会を身近に感じさせて下さいました。
Posted by ブクログ
ミステリー好きでアガサ・クリスティ好きなメンバーが集まるマーダー・ミステリ・ブッククラブという読書会。そのメンバーのひとりバーバラが読書会発足早々に行方不明になってしまう。
ミステリ好きなメンバーみんなでバーバラの行方を推理し真相を追っていきます。登場人物がみんな個性的で好意を持てる人物が多いしストーリーも面白かったので読んでいて楽しかったです(っ ॑꒳ ॑c)
読みやすいので海外ミステリーが苦手な方でも気軽に読めるんじゃないかな。 次作も楽しみ♪
Posted by ブクログ
まあまあ。
失踪については、クリスティ好きなら察する。
殺人まで起きたのは驚いたし、犯人わからんかった。
あれこれ詮索して犯人捜しというか、失踪に首突っ込むところはなんだかなと思った。やるならボランティア的にビラとか配れば良いじゃんと思ってしまった。
とりあえず次も読もう。
Posted by ブクログ
初の著者。
コージーミステリとは思わず購入。
でも、たまには傷つかない小説もいいよね!(人は死ぬ)
アガサクリスティへの愛?が深い小説だった。
正直クリスティは5冊ほどしか読んでいないため、逆に面白そうな本も紹介されており気になって。
クリスティ文庫、全部揃えたくなるよね。。。
ミステリとしてはそこそこ、キャラ小説だと割り切って読んだ。重い話の間に、サクッと読めたら。
シリーズ化されているらしく、続編も期待。
姉と医者との今後が気になる!
Posted by ブクログ
・あらすじ
タイトル通りマーダーミステリー愛好家クラブのメンバーが謎解きする話。
アガサ・クリスティ大好きな主人公アリシアが高尚なブッククラブに飽き飽きして自分でメンバー集めてクラブを作るために新聞広告をだす。
その広告を見て集まったメンバーの一人が失踪してしまい、残りのメンバーと共にその謎を解決していくミステリー。
犯人や動機、トリックはACファンならきっとすぐ分かっちゃうのかな?
そのくらいACへの愛と尊敬が込められた作品だった。
主人公の暴走っぷりとか人の話聞かない所とかちょい苦手なんだけど読みやすくてスイスイ読んだ。
続編も買ったので今度読もう。