高橋恭美子のレビュー一覧

  • 危険な男

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    ネタバレ

    ジョー・パイクシリーズ第二弾。

    きっかけはどうあれ、
    またもや女性を守るために闘うジョー・パイク。

    平凡な銀行テラーの彼女は、
    証人保護プラグラムを受けた両親の娘だった。
    一度は誘拐されかけたところをパイクに助けられたが、
    再び誘拐される。
    エルヴィス・コールとジョン・チェンの助けで、
    彼女の居所をつきとめることができるのか。

    市警の科学捜査官ジョン・チェン。
    日本のオタクとは違って、生身の女の子に興味があるギークだし、
    そのためにお金にも昇進にも執着していて、
    決してカッコいい男ではないのだが、だんだん気になってきた。
    パイクのために命がけではないにしろ、
    職をかけて調べものをして頼り

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    2022年02月16日
  • チェスナットマン

    分厚さを感じさせない展開

    凄惨な死体の側に栗の人形という、いかにも猟奇的な殺人の意味するものとは。肝心の栗の人形が表紙にあるにもかかわらずピンとこなくて、前半は気分が乗りませんでしたが、冒頭のシーンと繋がってからの加速が凄かったです。そこからはもう眠れなかった~。デビュー作ですが、ドラマの脚本をやってる方なだけあって、飽きさせずに読ませるのが巧いと思いました。短く気になるシーンで区切られたり、これはこうかも?の匂わせ方はとてもドラマっぽかったです。凄惨さを上回る納得の動機がある、スプラッタと情緒の北欧ミステリを堪能できました。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年02月01日
  • チェスナットマン

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    面白かったが、場面が目まぐるしく変わり世界観に引き込まれそうになったのに、急にブレーキを掛けられてしまうので、その都度ページを捲る手が止まる。
    海外ドラマに良くある、手法だが1時間番組だから途中で話が切り替わっても内容を覚えていられるけど、文章しかない小説では、話が途切れて別の話が始まると、前の内容を細かい所を忘れていて、読み直しをしないと話が分からなくなる。
    読み返す場所を探すのも一苦労。700頁近い大作なので読みづらかった。
    ここの所、読む本が小説として読むよりドラマや映画として観た方が面白いと思うものばかりだ。
    内容は、とても面白いだけに読みにくいのは致命的な欠陥だと思う。

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    2022年01月03日
  • チェスナットマン

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    約700ページ。とにかく分厚い。
    ただし章が細かく、どんどん展開していくため、サクサク読み進められる。
    特に、中盤以降はページを捲る手が止まらない。
    正直、犯人については全く予想できなかった。
    次回作もありそう。

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    2021年11月04日
  • チェスナットマン

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    始めは登場人物が多く、事件との関わりが難しくてなかなか読み進めなかった。が半分350ページ超えた辺りから断然話のスピードが増した。
    兎に角、映像化が冴える作品と思った。

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    2021年10月30日
  • 危険な男

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    最近は傑作揃いのロバート・クレイス、本作は寡黙で強い正義の味方パイクが主人公。それだけだと遊びがないので、探偵エルビス・コールが軽さを加えでバランス取っている。本当に上手だな。
    エルビス・コールシリーズは未訳も多数あるようなので進めてもらいたいな。ちなみに第一作は1989年だってよ。たぶんリアルタイムで読んだんだろうな。はるか昔だ…。4.2

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    2021年09月22日
  • チェスナットマン

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    テンポが良く飽きさせない展開で、分厚い割にあっという間に読めた。
    作者がキリングの脚本家と知って納得。
    事件そのものやストーリー展開は申し分ない面白さだが、個人的にはトゥリーンやヘスの抱えている背景や人物描写がもうちょっと欲しかった。

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    2021年09月09日
  • 容疑者

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    タイムラインで見つけて気になっていた本。
    犬好きにはたまらないとのことでしたが、本当にたまらなかった…冒頭、軍用犬だったマギーがアフガニスタンで最初のパートナーを失うシーンからすでに号泣。
    ストーリーとしては、銃撃事件に巻き込まれ、パートナーを失った警察官のスコットが、同じくパートナーを失ったマギーと出会い、警察官と警察犬としてバディを組み、スコットが巻き込まれた銃撃事件の容疑者を探す…というものですが、犬好きとしてはとにかく犬と人間の絆描写が素晴らしくて、本編のストーリーがかすむ(笑)
    最初はスコットへ警戒心を抱いていたマギーが、徐々にスコットを信頼するようになり、最後は自分の愛するパートナ

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    2021年09月06日
  • チェスナットマン

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    前半は登場人物の名前を把握するのに一苦労。結局、半分から一気読み。序盤から人がバタバタ死んでいき次々と怪しい人が現れ引き込まれた。いい意味で今まで読んだ北欧ミステリとは違うかも。楽しかったので星4。ボリュームあるので英訳だと3週間くらいかかったかもな。

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    2021年08月23日
  • 約束

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    ネタバレ

    『容疑者』の続編。
    今巻も出だしは、いまいちだ。ワンちゃんの登場も少ないので、なかなか読み続けるのがつらい。中盤過ぎからだんだん面白くなったけど、またも内部の裏切り者の話で、この作者は結局その展開にしかならないのかな。それともアメリカの警察関係は、裏切り者ばかりなのだろうか。

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    2021年04月20日
  • 危険な男

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    CL 2021.3.31-2021.4.4
    エルヴィス•コールとジョー•パイクはやっぱりいい。もう彼らに会えないかと思ったこともあったから、ほんとに高橋恭美子さん感謝します。

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    2021年04月04日
  • 容疑者

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    ネタバレ

    爆弾検知犬として戦場で任務中、パートナーを失ったシェパードのマギーと同じくパトロール中に突如車両の衝突事故から始まった銃撃事件でパートナーを失ったジェイムズの絆再生物語。

    事件を機にK9という警察犬組織で働くことを願い出たジェイムズ。
    そこで出会ったマギーは精神的ストレス障害と断定され、警察犬としては不合格扱いされるところだったが、同じ境遇に惹かれるものを感じ、マギーを自分のパートナーにさせて欲しいと訴える。

    ジェイムズがパートナーを失うことになった未解決事件の捜査担当刑事が変わり、新たな展開が見込まれる中、試験的にパートナーとして生活を送るマギーと共に独自の捜査で新たな手掛かりを追い始め

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    2021年03月06日
  • 危険な男

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    満足。エルヴィス・コールとジョー・パイクの二人が出てくるだけで、それでいいとさえ思ってしまうのです。今回はちょっと淡々としてました? #LA

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    2021年02月24日
  • 危険な男

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    私立探偵を営む、海兵隊あがりの元警官ジョー・パイクは、銀行の帰りに窓口の女性イザベルの誘拐現場を目撃、彼女を救い、二人組の犯人を警察に引き渡した。ところが一件落着と安心したのも束の間、犯人が保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、また狙われるのではないかと怯え、パイクの電話にメッセージを残し失踪する。だが、二人組は保釈直後に殺害されていた。パイクはイザベルの行方を追うが……。

    ジョー・パイク主演作は、天使の護衛以来だとか。この調子で、未訳の作品もどんどん紹介していただきたい。何せ、ハードボイルド・アクション小説が少ないので。

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    2021年02月11日
  • 蒼ざめた馬

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    前回読んだグレアムヤングが毒殺云々の件で、この本を読んでたとか、読んでないとか。

    他にもこの本はタリウムでの毒殺を扱っていて、タリウム殺人の構想の元になったんじゃないか?

    と言われてる作品。

    ならば!と読んで見たが。ただ単純に面白い!!!ミステリーとして最高に面白い!!!!

    海外のミステリーは背景があまりにも違ったり、名前が覚えきれなくて、誰が誰だったのかわからなくなったり、古い本だとさらに時代のバックグラウンドが違いすぎて、なんかなーって思うのに。
    全く古びない。

    ふつうにラストびっくりした!!!笑笑

    読みやすいのもある!なんかちょっとコミカルでもあり、その中で真剣に近づく恐怖に

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    2021年02月06日
  • 目隠し鬼の嘘 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    事件の方は、と言えば、盲目の裁判通訳が登場し、
    類まれなる聴覚をもって事件を解決に導いてくれるが、
    今一つ彼を生かし切れていない気がする。
    メキシコ系の親戚関係にはついて行けないし。
    ラストの尋問はこれといって山場がないし、
    結局「ボス」の心情が描かれていないのも面白くない。

    とはいえマージとオリヴァーはうまくやっているようだし、
    デッカーの上司ぶりが良くなった気がするし、
    マージの養女ヴェガがバルタン星人から半分人になったらしいし、
    新しい出版社が続きを出版してくれて良かった。

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    2020年11月19日
  • 目隠し鬼の嘘 上

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    ネタバレ

    デッカー警部補の第十三弾。

    小さなヨーロッパの国ぐらいの敷地に、
    テニスコートにプール、馬場、滑走路をそろえた
    不動産経営の一家が襲われ、
    夫と妻が警備員と共に射殺され、
    息子の一人がかろうじて命を取り留める…
    という大事件ではあるが、それどころではない。
    よちよちしていたハンナが、一人で学校へ行っている!と思ったら、十六歳になっていた。

    あまり細かいことを気にしない読者の自分でも、
    読み飛ばせず調べたら、
    五冊分翻訳が飛ばされていることが分かった。
    酷すぎる。
    このシリーズは、事件と家庭のバランスが、
    家庭に寄りすぎているのを少々不満に思っていたものの、
    シンディの結婚も引越しも、息子二

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    2020年11月19日
  • 容疑者

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    ネタバレ

    傷ついた元海兵隊のK9と、やはり傷ついたLAPDの警察官。その二人が一緒に活躍する物語。

    ・・・とか言うと、なにかお涙頂戴的な感じなのかと思うかもしれませんが、そうでもありません。確かに、傷ついた者同士、心通じ合わせていると言う事もあるのかもしれませんが、お涙頂戴の話ではありません。むしろ、犬と人が協力して事件を解決していく物語だと思います。そういう意味では、物語の終盤に、二人とも再び傷つく事になるという展開は、ちょっと珍しいかも。

    話の色添えとして、女性刑事との交流もちょっとあるんですが、この作品の中では話は進展しませんでした。もし続編があるのならば、進展するのかもしれませんが。

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    2020年09月04日
  • 指名手配

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    「容疑者」から続いているロバート・クレイスブーム。まだまだ面白いよ。章ごとに話者を変えて多視点で物語を展開する手法は、安易かもしれないが物語にスピードと映画的(テレビ的)な立体感を与えてくれている。
    単なるゲームオタクが何で強盗一味に加わったのか、あたりがちょっと曖昧だし、ママに溺愛されてるタイソンがここまで大胆な犯行を繰り返すか、などの疑問は残るが相変わらず物語は一級品。
    共犯者の中の女王様アンバーに入れあげて、自分たちに迫る危機(ハーヴェイとステムズは本当に怖い)を全く認識しないタイソン&アンバーには腹が立ち、「アンバー絶対殺されるな」と思ったけど、最後に本当にヒロインになってた。これがリ

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    2019年12月09日
  • 約束

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    とっても魅力的だった前作「容疑者」。ロス市警K9のスコット・ジェイムズ巡査と相棒の警察犬マギーが帰ってきてくれた!こんかいは著者ロバート・クレイスの代表作でおなじみの探偵エルビス・コールとのコラボだよ。
    探偵コールの軽さとジェイムズ巡査の青臭い一途さが、ちょうど良い塩梅で組み合わさっている。
    かわいいマギーの話をもっとじっくり読みたい気もするけど、ここは(コナリーの)ボッシュ刑事とリンカーン弁護士的な豪華コラボを楽しむべきなんだろう。
    ストーリー自体はとても楽しめるし、ラストに向けての盛り上がりも上々。しばらくロバート・クレイスを読み続けよう。4.2

    "「エルビス・コール探偵事務所、雨天決行

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    2019年11月13日