高橋恭美子のレビュー一覧

  • ビッグ・ドライバー

    Posted by ブクログ

    理不尽に強姦された女性作家の復讐劇と、長年連れ添った夫が殺人鬼だと知った妻の恐怖劇の2編を描く、キングにしては珍しい超自然現象なしのクライム物。物語の進行が散漫で筋を追いにくいと思うのよねー…

    0
    2014年06月29日
  • ビッグ・ドライバー

    Posted by ブクログ

    起こってほしくないこと、なってほしくない展開ばかりで、読むのがヤーな気持ちなのに、なぜかぐいぐい読まされる。伏線の小出し加減と、こっそりしのばせてあるユーモアのせいだな。

    「ビッグ・ドライバー」は不愉快の割合が多いので、嫌い。「素晴らしき〜」はラムジーの造型が絶妙。

    0
    2013年09月12日
  • ビッグ・ドライバー

    Posted by ブクログ

    「素晴らしき結婚生活」は、長年連れ添った夫の正体に気づく場面の緊張感と夫に対する吐き気を催すような不快さの描写が良い。
    「ビッグ・ドライバー」は復讐が簡単すぎるだろ!とは確かに思うけど、この女性が悲惨な状態からなんとか逃げ帰るまでがキング。
    起承転結の「転結」よりも「起承」の部分が見せ場だと思う。
    そういう意味では、物語はオチが面白くないと、っていう枠からははみ出ている。

    0
    2013年07月08日
  • ビッグ・ドライバー

    Posted by ブクログ

    妄想がまざっているとはいえスーパーナチュラルじゃないから不愉快さが際立つ。上手い。この手のはなしは家で読みたくない。

    0
    2013年06月30日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    同名の映画を以前見た事があり、イマイチ意味が分らなかったので、本を購入して読んでみました。

    ある神父が撲殺されて、その神父の靴の中から、数人の名前が書かれたメモが発見される。メモに書かれた人々は既に死亡しているが、全て自然死で場所も死因もバラバラ。。

    と、始まりから先が気になります。
    その後、主人公の青年学者の体験を通して、事件が一本に纏まっていく流れです。

    冒険活劇風で、とっても面白いですが、勘が良い人は先が分ってしまうかも知れません。
    恋愛的な要素も含まれているので、ロマンスを味わいたい方にもお勧めです。

    映画で意味が分らなかった人どうぞ♪

    0
    2012年02月20日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    映像化はしてるのかな?映像で見たい!と強く思いました。

    例によってオリヴァ夫人が美味しいとこどりしてます。
    ポアロがあんまり登場しなかったのが残念。

    0
    2010年12月17日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    The Pale Horse(1961年、英)。
    ノン・シリーズ。クリスティ後期の作品で、オカルティックな異色作。

    2人の女性がカフェで大喧嘩を始めた。偶然その場に居合わせた主人公は、数日後、片方の女性が若くして病死したことを知る。さらに数日後、神父が殺害される事件が発生。神父が隠し持っていたリストに、死んだ女性の名が書かれていたのを知った主人公は、調査するうち、人を呪い殺せるという魔女の噂を耳にする…。

    伏線の妙を楽しむ一冊。魔術的世界に引き込まれていく主人公の心理描写がスリリング。ミステリと関係ない分野で、あっさりとネタバレされていることがあるが、できれば予備知識なしに読みたい。

    0
    2011年03月03日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    霧のたちこめる夜、ロンドンで撲殺された神父は、靴の中に奇妙な紙切れを隠し持っていた。そこには9人の名が書かれており、しかもそのうちの数人はすでに謎の死を遂げていた。

    0
    2009年10月04日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    霧の夜、神父が撲殺され、その靴の中に九人の名が記された紙片が隠されていた。そのうち数人が死んでいる事実を知った学者マークは調査を始め、奇妙な情報を得る。古い館にすむ三人の女が魔法で人を呪い殺すというのだ。神父の死との関係を探るべくマークは館へ赴くが…。

    0
    2009年10月07日