高橋恭美子のレビュー一覧

  • チェスナットマン

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    2、3ページずつ場面転換するので、短文に集中するのが苦手なわたしは読み進めるのにやや苦労した。せめて10ページくらいずつにしてほしい。
    そしてもうちょっと人物描写がほしい。
    事件は面白いけれど結末も「そうなんだ」と思うだけで、こみあげてくるどきどきはなかった。刑事さんに何か惹かれる個性があったらな〜。脚の悪いベガが1番興味深い登場人物だった。
    ストーリーや雰囲気は大好きなのでもうすこしシンプルにして映画化されたらぜひ観たい。ドラマだと疲れそう。

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    2022年06月07日
  • チェスナットマン

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    ザッツ北欧ノワール!スタートからハラハラドキドキが続き終始緊迫した雰囲気を楽しめる作品!

    テレビやったらここでCMにいくんやろうな〜っていう感じの場面の連発!でも小説はすぐに続き
    が読めてしまうCM無しのNetflixスタイルやから
    どんどん読み進めてしまった!

    海外作品あるあるなんやろうけど初めの方は読み慣れない名前やから名前の雰囲気似てる人を途中で間違えて読んでしまいぶっ飛んだ内容になってきてあれ?間違えてるみたいなことはあったけど
    世界が頭に馴染んできたらめちゃくちゃ面白くなってきた!

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    2022年01月12日
  • チェスナットマン

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    分厚い割に、さくさくストーリーが進むので、ページめくりが早い。
    何人も殺しているのに、野放しでいたんがすごいわ。

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    2021年11月24日
  • チェスナットマン

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    デンマーク人の名前は本当に覚えられない。
    男か女なのかもわからないので読むのに苦労した。
    犯人は意外性大だが、すこし反則気味じゃないか?

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    2021年11月14日
  • 危険な男

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    ネタバレ

    容疑者から続けて4作目。もうすっかりワンちゃんは登場しない。偶然さきほど応対した女性銀行員が誘拐されるところをパイクは助ける。そしてその女性から携帯メッセージをもらい折り返すが連絡がつかない。相棒と協力しながら、彼女の調査をすると、どうやら既に亡くなった彼女の両親は証人保護プログラムを受けていたことがわかる。そして、母親は大金を犯罪者から掠め取っていた疑いが。拉致された彼女をなんとか見つけて隠れ家に保護するけど、なんと間抜けな彼女は、友達に隠れ家を教えてそこから誘拐犯に見つかる。とにかく彼女が命を組織から狙われているのに間抜けすぎて、自分から墓穴をほっていく。間抜けがいるから事件がすんなり解決

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    2021年10月27日
  • チェスナットマン

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    本編680頁、ガッツリ読ませる北欧発の社会派エンタメ警察ミステリー。著者は本国デンマークで歴代最高視聴率を叩き出したTVドラマの脚本家らしく、構成力は確かにズバ抜けている。その反面、筋運びと犯人はやや定石的で、終盤の展開も尻窄みだが、デビュー作とは思えない卓越した筆力だ。周囲に対して威圧的な主人公トゥリーンは好きになれなかったが、人間味に溢れる相棒ヘスのキャラクターは実に魅力的。安直なロマンスに発展しない小粋な幕引きも実に良い塩梅。事の発端となった<嘘>について作中で言及しないのは消化不良なんですがね…。

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    2021年08月29日
  • 約束

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    ★3.2 2020.3.30

    「容疑者」のスコットとマギーの続編ということで読み始めたが、今回の主役はスコット&マギーではなく、コール&パイクのようだ。
    だからといって、面白くない訳ではなく、ハードボイルドミステリーとしてしっかり読み応えのあるものだった。

    ↓↓↓内容↓↓↓
    ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。マギーが発見した家の中には、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同ころ、同じ住宅街で私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探す女性の依頼を受けて調査をしていた。幾重にも重なる偽りの下に真実

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    2020年03月31日
  • ビッグ・ドライバー

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    スーパーナチュラル要素無しの中編2篇。いずれも、「日常が突然切り裂かれる」というモチーフで共通している。執拗なほど緻密な内面描写も現在。

    キング作品は好きだけど、どちらかと言うとクトゥルフ的・怪奇的な作品群の方が好みなので星3つ止まり。

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    2020年03月23日
  • 蒼ざめた馬

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    病死に見えるがなにやら降霊術による呪いが背後にあるようだ。降霊術の謎にせまるべく若き学者が相棒の女性とともに謎の降霊会に挑む。え~ クリスティーがまさかのオカルト解決と思いきや、手品の種明かしのように種が最後に示される。おきまりのカップルも誕生しめでたしめでたし。犯人は意外だった。

    全25章にわたり「マーク・イースターブルックの物語」と題名がついている。このマークが素直で好感が持てる。

    主人公マークは知識も教養もある女性ハーミアと先入観にとらわれない行動型の女性ジンジャーの間で揺れ動く。クリスティは主人公には行動型の女性に引かれる、という設定が多いがこれもそうである。

    オリヴァ夫人も登場

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    2019年12月21日
  • 指名手配

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    CL 2019.7.15-2019.7.20
    コールとパイクが帰ってきた!
    高橋恭美子さんありがとうという気持ち。
    が、しかし、インディゴスラムはどうなった、L.A.レクイエムは?

    などと言っても仕方ないので
    これからまた続けて邦訳されることを祈ってる。

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    2019年07月20日
  • 約束

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    シリーズ2作目なんだけど、探偵さんが主役でK9コンビはゲストって感じで少し残念。
    個人的にはスコットは探偵さんじゃなく、会社を優先させるべきだとは思う。組織論として。スタンドプレーは後々響くぞ、と出る杭は打たれる論の日本人は思ったりする。

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    2019年05月23日
  • 容疑者

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    父が面白かったと貸してくれた本。
    お互いにトラウマがある警察官と相棒の犬が頑張るお話。犬がとても可愛い。そして犬ってこんなこと考えてるのかな~とか思える犬視点が面白い。

    作中で一番好ましいのはK9部隊の長官?かな。コワイ見た目でどなるけど犬には優しい。いいなぁ。
    話のオチ的には又組織腐敗のお話かぁと言う感じですが、それ以前の情報が少ない辺りは不気味で面白かった。話が動きだすとそうなるよねって感じでしたが。

    帯には号泣必至みたいに書いてあったけど… 泣く場面ってあったかなぁ?

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    2019年05月21日
  • 指名手配

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    私立探偵エルヴィス・コールは、ある母親から、最近妙に金回りがいい息子タイソンのことを調査してほしいという依頼を受ける。どうやら少年は仲間とともに裕福な家からの窃盗を繰り返しているらしい。警察より先に身柄を確保し、自首させたいという母親。だが、コールの先をいくように、何者かが少年の仲間を殺していた。そして少年の身にも…。『容疑者』『約束』に続く第3弾。

    私立探偵エルヴィス・コール・シリーズとしては第17作。翻訳は「サンセット大通りの誘惑」以来19年ぶりなんだとか。スコット&マギーのシリーズが好評で、本流も復活ということなのか。未刊分もぜひ紹介してほしい。私立探偵小説の紹介が少ない今、とても貴

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    2019年05月19日
  • 容疑者

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    1月-2。3.5点。
    大切な人を喪った、刑事と警察犬。
    最初はぎこちないが、段々と絆を深めていく。
    刑事を襲った事件を、捜査していく。
    当初の捜査ではわからなかった事実を見つけ。。

    面白い。ストーリー自体は単純だが、絆を深めていく過程が非常に面白い。
    次作も期待。

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    2018年01月15日
  • ビッグ・ドライバー

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    ネタバレ

    珍しく印象に残らないキング。「クージョ」もそうだけど、そもそも女性が主人公なのが向いていないんじゃ? 「素晴らしき結婚生活」の、被害者の一人がトウモロコシの山に顔を突っ込んで…ってところは、「おお、キング!」って思ったけど。

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    2021年01月10日
  • 容疑者

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    市街でパトロール中、銃撃を受け、同僚は死亡、自らも重症を負った警察官スコット。一方、戦場で戦闘中に飼主が銃殺され、自らも重症を負った軍用犬マギー。ともに相棒を失い、自分だけが生き残った彼らが出会い、パートナーとして警察捜査に携わる。

    水谷豊ドラマの「相棒」の片方を犬にした感じの警察小説。ただし、「相棒」ほど主人公に個性はない。純粋な推理ミステリー。人情とか、感動とか、恋愛とか要素は一切ない。タイトルももうひと工夫ほしい。

    犬を飼ったことがある人や犬好きな人は楽しめる・・・のか?

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    2017年06月21日
  • 蒼ざめた馬

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    本格物ではなく、冒険的要素を兼ね備えたサスペンス小説という感じだ。カトリック神父殺人の背後にある大きな謎を、主人公の学者と友人女性が調査して暴く物語。クリスティーの作品でおなじみのオリヴァ夫人が登場するが、ポアロは登場しない。ポアロが登場しないのは、推理よりも調査過程がメインの話であり、素人探偵の視点で物語を描きたかったためであろうか。
    殺された神父が残したメモの謎、3人の魔女による呪法の儀式と遠隔殺人の謎、「車椅子の男」が歩いて牧師を尾行していたという目撃者の証言の謎、主人公たちによる偽装潜伏調査など、ミステリーとしての読みどころは十分。事件の背景にある謎は、ドイルの「赤毛組合」を彷彿させる

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    2016年12月06日
  • ビッグ・ドライバー

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    表題作は劇中言及される『ブレイブ・ワン』のまさにキング版といった趣きで、エクスプロイテーションなレイプリベンジムービーからは一線を引いているのがキングらしく良心的。『素晴らしき結婚生活』は愛さえあれば大丈夫という夫の思考のおぞましくもありえそうな所がキモであり、緊張感的にはゆるくも感じたり。

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    2015年07月04日
  • 容疑者

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    序盤でホロリとさせられるがあとは意外なくらい淡々と進む。マギー視点の章、交流が深まっていく描写は素晴らしいが、逆に言えばそこだけ読めば十分かも。ミステリとしては凡庸。7.0

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    2015年06月25日
  • ビッグ・ドライバー

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    ネタバレ

    中編二本
    レイプに遭った女性の復讐劇
    普通の家庭を持ちながら、シリアルキラーとしての裏の顔を持つ男。これはデニス・レイダーという実在の殺人犯がモデルになっているらしい。

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    2015年05月25日