高橋恭美子のレビュー一覧

  • 目隠し鬼の嘘 上

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    父親が警部補。母親が陪審員に選ばれた一家。まだ上巻だけだけど、するっと読めた。話の進行がとてもゆっくりで雑に読んでも見失わない感じ。訳者が丁寧なのかわからんが、人物の会話の表現が適格なのか?わかりやすくて、それが文章全体にも言えることで、だいたい三割位しか頭に残らない感じが、七割位理解できたように感じたので、めずらしく下巻を手にとってみようと思います。

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    2024年04月05日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    タイトル通りマーダーミステリー愛好家クラブのメンバーが謎解きする話。

    アガサ・クリスティ大好きな主人公アリシアが高尚なブッククラブに飽き飽きして自分でメンバー集めてクラブを作るために新聞広告をだす。
    その広告を見て集まったメンバーの一人が失踪してしまい、残りのメンバーと共にその謎を解決していくミステリー。

    犯人や動機、トリックはACファンならきっとすぐ分かっちゃうのかな?
    そのくらいACへの愛と尊敬が込められた作品だった。
    主人公の暴走っぷりとか人の話聞かない所とかちょい苦手なんだけど読みやすくてスイスイ読んだ。
    続編も買ったので今度読もう。

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    2024年03月03日
  • 野外上映会の殺人

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    ネタバレ

    このシリーズは固定メンバーのキャラクターの良さが何より魅力的。こんな集まり一度はやってみたい。しかしながら、いつでも恋愛感情を持ち出して相手にイライラをぶつけるアリシアに前作あたりからうんざりし始めているのも事実。
    ただ、最初の読書会での会話で「探偵として警察に協力を要請されるポアロよりも、自分が見聞きしたことのみで推理するマープルの方が上」というニュアンスの会話がなされており、ジャクソンと付き合うようになったアリシアがある意味ポアロ寄りの立場になっているところに皮肉を感じる。
    前作のクルーズ船での事件に比べると派手さは劣るものの、大衆の目がある中で堂々と殺人が行われ、被害者の周辺に座っていた

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    2024年01月16日
  • ビッグ・ドライバー

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    ビッグ・ドライバー
    プロットはありきたりな感じがしたが一つ一つの表現の仕方がキングっぽくてかなり世界観に浸れた
    結局ハッピーエンドな感じがご都合感もあったけどこの物語の1番はどう抜け出してどう復讐するかってところだからまあ仕方ないか

    素晴らしき結婚生活
    もっとぎりぎりまでバラしてほしくなかったしもっというと背表紙のあらすじを書いてほしくなかった
    もう少し長くしていいからおいおい、まじかよって思うための助走がほしかったな
    ただ、ラスト辺りのダーシーの決断は素晴らしかったしそこの描写もめちゃくちゃよかった

    両作共に映画化してるらしいがまだ観たことはない

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    2023年12月26日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    コージーな雰囲気と、アガサクリスティの英国調がほどよい雰囲気で入り混じってて楽しかった。
    あちらこちらに感じるアガサへのオマージュとダイレクトな表現。コージーならではの料理とロマンスもあるし、現代の技術やLGBTも混じるので読みやすい。
    かなり早い段階でタネはわかるので、もう少し隠す努力して欲しい気もする。犯人の心情をチラ見せするのは不要かな。
    ブッククラブのメンバーがそれぞれ捜査して、集まってみんなで推理するのは設定が面白いんだけど、毎回みんな集まるところがちょっと疑問符。今ならグループLINEみたいなツールや、オンラインで集合する方がしっくりくるかな。アガサクリスティの世界観壊れるけど。

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    2023年12月23日
  • 野外上映会の殺人

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    シリーズ3作目。クリスティやミステリ好きなクラブの面々が、野外上映会の現場で起きた殺人事件を「勝手に捜査」と言うノリで犯人逮捕に結びつくと言うもの。今回は主催者の恋人の警部補も加わり、どっちが警察?と言う展開も多々あり、登場人物も多くて全体にわちゃわちゃとまとまりなかった。シリーズ一作目は面白かったのに、次読むかと言えば疑問。

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    2023年12月02日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    アリシアたち、ブッククラブのメンバーは、蒸気船オリエント号での豪華クルーズで5日間の旅に出る。
    メンバーでアリシアの彼、アンダースが医師として乗り込むので、お得な旅に誘われて。
    アリシアは彼との甘い旅行を期待して乗り込むが、アンダースは多忙な様子。
    更に、翌朝、老婦人がベッドで冷たくなっているのが発見され、ますます2人の時間は無くなっていく。
    富豪の三姉妹、若い夫をもつ車椅子の老婦人、アマゾネスのような船長夫人、口の悪いバーテンダー、客船で知り合った面々も何やら怪しげで。

    クリスティのあの名作を思わせる豪華客船に乗り込んだブッククラブのメンバーたち。
    人が死にすぎる気もする

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    2023年09月04日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    マーダーミステリーブッククラブシリーズ、2作目。
    メンバーがいまいち弱いというか、魅力がないんだよな~。アリシアがあんまり好きになれないのが、原因。しかもアンダースン、1作目がどんなキャラだったかよく覚えてないが、今回はほんと全然ダメな感じ。どうした~なんかかわいそうにも思えてくる。
    新キャラのが良さそうなので、次作はちょっと期待できるかな~

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    2023年08月30日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    マーダー・ミステリ・ブッククラブのメンバーは蒸気船オリエント号の豪華クルーズに参加することに…メンバーの1人であり、オリエント号の臨時の医師として乗船しているアンダースに誘われたのである。アリシアにとっては、恋人アンダースとのロマンチックな船旅を期待していたのだが、乗客の死亡や転落事故の行方不明、窃盗事件などが起きて…
    三部構成なのだけど、第一部はアリシアがアンダースとの関係にヤキモキしてるところがメインで全然読み進められなかった…ミステリーじゃなかったっけ??って思ってしまった(・・;)
    終わり頃に起きた転落事故から一気に引き込まれた。事件の結末は私の予想とは違ってた。一部

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    2023年07月06日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    ブッククラブの見せ場がなく、アリシアとアンダースのゴタゴタが長く感じた。それでも束の間、オリエント号で旅している気分に浸れた。訳者あとがきで4作目がオススメみたいなので、とりあえずは今年発売予定の3作目に期待したい。

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    2023年06月15日
  • 危険な男

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    『指名手配』に続くコール&パイクシリーズ
    今回の主役はパイク。

    今回、商売としての「依頼人」はいない。
    銀行員と顧客の、偶然のめぐりあわせから大活劇が始まる。

    コールの一人称の語りはなくなり、かといってパイクも三人称で物語は進む。
    もっともパイクが一人称じゃ、心の声で「寡黙」なイメージが壊れちゃうかも……。

    相変わらずの「お仕事小説」で、読者は“プロ”としての主人公たちの活躍を楽しむことになる。
    でも、今回の見どころは、その二人に追い詰められる「悪党」たちの“すったもんだ”が楽しい。
    悪いやつらがスーパーヒーローに追い詰められる様子は、ミステリーとは違った楽しさがある。
    「ドロンジョ様」

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    2023年05月23日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ネタバレ

    ミステリー好きのメンバーが集まって、アガサクリスティの本の感想を楽しむブッククラブ。ところがメンバーの一人が行方不明になって彼女を探す探偵、ポアロの様な集まりになって、本と関連させながらメンバー達は真相に気がついていく。
    メンバーの一人一人の個性もユニークで恋バナ要素もある、そして何より英国風のお茶会スコーンやマフィンのあるブッククラブが楽しそうで羨ましい。

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    2023年05月04日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    海外ドラマを見ているかのようなライトさ!
    登場人物たちの意味深な言動に、続きが気になる〜とサクサク読み進めてしまった。
    難しいこと考えたくない時にはおすすめ。

    調査と称してズカズカ他人に入り込むブッククラブメンバーたちに若干のモヤモヤを抱きながらも、楽しく読めたので、次回作も購入しようと思う。

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    2023年03月14日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    オリエント急行くらい印象的であれば必要ないが、元ネタを覚えていない作の場合にどうするか。クリスティ読み返しの機会かもしれぬが、その余裕あるのか?

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    2023年03月12日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    シリーズ物。 ちょっと文章が読みにくかったかな~。ブッククラブのメンバーは個性的な人たち、だけどそんなに魅力を感じなかった。次作が面白ければいいな。

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    2023年02月14日
  • 危険な男

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    完全無欠のタフガイ、一見一匹狼風のジョー・パイクが実は頼れる仲間とのチームプレーでたまたま出くわした誘拐事件を解決する話。
    何でこの娘狙われてるの?が段々見えてきますが、追われている方には最後の最後までなんのこっちゃ状態。えっと、で、結局そのお金このままもらっちゃうのかしら?

    何度もさらわれて、犯人とは言え目の前で何人も銃弾受けてお亡くなりになっているのに割と平気なイザベルは只者ではない。

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    2022年12月30日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」シリーズ一作目。

    ミステリとクリスティ好きが集まるブッククラブを開いたアリシアとリネット姉妹。そこに応募してきた個性的な面々。ところが2回目の読書会からトラブル発生。メンバーたちは失踪したメンバーの行方を探し始めるが。。。

    クリスティ好きのブッククラブというだけで読みたくなった。読書会で作品の中身にもう少し触れていくのかな〜と期待していたんだけど、肝心の謎も女性の失踪という中途半端さで、その生死もいつまでもはっきりしない状況と、誰と誰が浮気してとかばかりの展開にだんだん飽きてきたかな。

    小さな伏線がきちんと回収されたのは見事でした。

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    2022年12月16日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    コージーミステリー、なのかな?
    読書会は参加したことありませんが、確かに難しそうな純文学やノンフィクションとかを読んでそうなイメージだなぁ。でも一度ぐらい参加してみたいかも。

    と言う訳で高尚(笑)な読書会を飛び出して、自分が好きなミステリーの読書会を作ってしまえ!というヒロインとそのメンバーのお話。個人的には仕事を放り出して、人にうっとおしがられながらそこまで首を突っ込む?とは思いました。後、単純に主人公の恋愛脳が面倒くさい。でも、登場人物は個性的で面白かった。とは言え恋愛脳なヒロインなので、このシリーズのその後が読みたいかと言われると微妙な感じかな…

    それにしても読書会は良い感じに使われ

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    2022年10月21日
  • チェスナットマン

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    面白い
    短い章で繋がれる、リアルタイムで疾走感のある文体だと思ったら、KILLINGの脚本家だそう。 Netflixでドラマ化もされている。
    ラストが素敵

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    2022年06月25日
  • チェスナットマン

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    犯人は意外な人物でしたが、その素地がうーーん、って感じ。国内作品もこうしたものはありますが、海外作品においては結構、背景や生い立ちが似通ってて、それで頭おかしくなりました的な。ホワイダニットの部分が浅いと感じます。単に合わないんでしょう。謎を解き明かす気持ちより残虐な部分の印象が強く残りました。

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    2022年06月13日