高橋恭美子のレビュー一覧

  • 蒼ざめた馬

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    ネタバレ

    オリヴァ夫人が登場しているので、ポアロはいつ登場するのかと待っていました。
    最後まで、ポアロは登場しませんでした。

    連続殺人事件を追う人が、警察医、学者、警部と、連携していきます。

    自分を標的にして操作をしようとする女性の危険な賭け。
    最後は幸せに終わる(ハッピイエンド)は、なんとなく途中から想像ができました。

    主犯が誰かが、最大の山場のはずです。
    最後は説明が少し物足りない気もしました。

    読者の想像の範囲を広げておきたいという配慮かもしれません。

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    2011年08月14日
  • ロンドン、ドッグパーク探偵団

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    ミステリーとしては普通に面白かったし、
    とにかく犬がいっぱいでてきて可愛い。
    海外文学の第一ハードルであるカタカナの名前覚えられない問題が、
    飼い主×犬の名前で立ちはだかるので大変だけど
    犬を飼ってる人には本当におすすめ!

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    2025年11月20日
  • 野外上映会の殺人

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    マーダー・ミステリ・ブッククラブのシリーズ3作目。
    メンバーが集まっていた上映会で事件が起こり‥?

    ミステリ好きで特にアガサ・クリスティが大好きな人が集まっているブッククラブ。
    アガサ・クリスティの「白昼の悪魔」を映画化した「地中海殺人事件」を野外上映会でやると知り、皆で鑑賞することに。
    そこで、さっきまで元気だった女性が死んでいるのが発見される。

    夜で暗いとはいえ、周りじゅうに人がいる所で?
    という謎。
    目と鼻の先で起きた事件に、メンバーは気負い立つのでしたが‥

    ブッククラブ主催のアリシアは、編集者。
    今は刑事のジャクソンと付き合っています。素人捜査には難を覚えつつもアリシアとは喋るジ

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    2025年09月13日
  • 蒼ざめた馬

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    毒物関係の本を読むと、タリウムという毒物の名前が出てくる。この毒の紹介につきものなのがアガサ・クリスティの『蒼ざめた馬』という作品で、前々から気になっていた作品だった。
    オカルト趣味満載だという説明文ではあるが、内容はいたって普通のミステリ、オカルト的な要素はあるけれども、それが主体ではなくあくまで彩りだなという印象。毎回のことだけれど、今回も犯人当てには失敗して、つくづく自分には探偵の才能がないと痛感した。とはいえ、毒物関連の本での予習をしていたのでトリック自体はわかったので、それでちょっとだけ安堵していたりする。
    あと、主人公と最初は良い雰囲気だったのに、結局本人のあずかり知らない間に駄目

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    2025年09月06日
  • チェスナットマン

    sun

    購入済み

    巧妙な伏線回収

    コペンハーゲンで若い母親を狙う連続殺人事件を追う北欧ミステリー。
    栗の人形が残される猟奇的な現場と、過去の誘拐事件が絡む複雑な展開が魅力です。
    刑事トゥリーンとヘスの人間味あふれる捜査が緊張感を高め、テンポの速いストーリーが一気に読ませます。
    凄惨な描写はやや強烈だが、伏線回収の巧妙さと意外な結末がまっています。

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    2025年07月01日
  • 容疑者

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    この話は良い。主人公と犬のバディものだが、お互いが傷を乗り越えて親密になる過程が丹念に書かれている。どちらも非常に好感が持てるし、犬の訓練をする教官たちの愛情も良い。是非シリーズ化してもらいたいが、どうだろう。

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    2025年06月09日
  • ライルズ山荘の殺人

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    シリーズ4作目のミステリブッククラブは、今回から新メンバーが加入という事で、読書会を山荘で行う。ところが、着いた翌日に支配人が謎の死を遂げ、電話線が切断され、山火事が麓に迫る、文字通り孤島と化した山荘で第2の殺人が起き、疑心暗鬼に陥る心理がとても迫ってくる。サイコパスの様な犯人がとても怖い。

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    2024年12月12日
  • ライルズ山荘の殺人

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    ネタバレ

    山火事で孤立した山荘に取り残されたブッククラブのメンバー、迫り来るタイムリミットと、クローズドサークルミステリーの王道とも言える設定。そしてさらに、ブッククラブが今回選んだ本はアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』。それだけでもワクワクしないはずがない。
    主人公はブッククラブ主催者のアリシアだが、彼女の視点に絞られないのでそれぞれの思惑が渦巻く様が巧みに表現されている。ある意味これは好みが分かれる書き方だと思う。
    クローズドサークルミステリーと言えば、息の詰まるような閉塞感や次に誰が犠牲になるか分からず登場人物たちが疑心暗鬼に陥るような展開が特徴だが、少なくとも犯人と犠牲者は新参者か山

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    2024年11月30日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    ミステリが大好き、クリスティが大好きな姉妹が開いた読書会の会員が絡む事件の謎を解いていくお話。実際にあったクリスティ失踪になぞらえた展開で面白かった。次はクリスティの何の作品が絡んでいくのか楽しみ。

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    2024年11月21日
  • マーダー・ミステリ・ブッククラブ

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    舞台はオーストラリアなのだが、ポワロとか文化がイギリスとあんまり違いがないので、イギリスが舞台だと何回も錯覚してしまう。

    出版社に勤めている女性は推理が得意、というのが最近のブームなのかな。


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    2024年10月26日
  • 蒼ざめた馬

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    途中までなんとなく予想出来たけど、やっぱり最後はおまえかーい!ってなった。
    タイトルがいいよねほんとに

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    2024年07月06日
  • 蒼ざめた馬

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    ネタバレ

    ある女性を看取ったゴーマン神父が何者かに殺害された。ゴーマン神父の持ち物から見つかったメモには、女性が死の間際に口にしたと思われる複数の人物の名前が羅列されていた。それらの人物は何を意味しているのか。
    主人公で学者のマークは、警察医の友人コリガンから事件の概要を聞き、興味を抱く。
    全くの偶然から「蒼ざめた馬」の名を耳にしたマークは、霊能力を持つという怪しげな人たちが住まう「蒼ざめた馬」という名の邸宅に赴く。例のリストは、ここの怪しげな住人たちによって殺された人たちなのではないか?そして、何者かが人を殺したい人間をこの「蒼ざめた馬」に導く役割を担っているのではないか?
    マークが参加する降霊会以降

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    2024年04月05日
  • 蒼ざめた馬

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    ネタバレ

    オカルトな方向に話がどんどん進んで行った時はどうなる事やらと思ったけれど、犯人も想定外だし面白かった
    映画みたいだったな
    ジンジャーが強くて可愛らしくてジブリのヒロインのよう

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    2024年04月01日
  • 野外上映会の殺人

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    ネタバレ

    面白かった。

    3作目で、キャラの紹介が必要なく、ワイワイやりとりしたり、いろんな人に聞き込みに行ったりで楽しめた。

    アンダースがあまり活躍しなかったのが残念。ブレーキ役でいるのは嫌だよなあ。でもやっぱ必要だと思う。ジャクソンとはうまくいく雰囲気があるけど、どうだろう。インディラとは仲良くなれそうな雰囲気で良かった。

    トリックとしては、上映映画通りすぎる。だとしても、やっぱりどうやって?の詰めのところは面白かった。

    次も楽しみ。

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    2024年03月18日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    マーダー・ミステリ・ブッククラブシリーズ第二弾。アリシアとブッククラブの愉快な仲間たちが乗船したクルーズ船で事件が発生する。序盤はアンダースに対するアリシアの言動に正直辟易。それでも個性的なメンバーが揃っているお陰でテンポよく和やかな旅が進んでいく。
    客船という究極のクローズドサークルだが、ブッククラブの面々だけでなくサラミ姉妹など個性豊かで賑やかな雰囲気なので陰惨さはあまりない。タイトルからも分かる通りアガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』をオマージュしており、ネタバレが含まれているので注意が必要。
    「こういう時こそ少年探偵団の出番だ!」的なノリが良い。メンバーのどのキャラクターも好

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    2024年01月13日
  • 野外上映会の殺人

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    殺人事件の捜査にしては牧歌的、、。そしてこんなに素人が捜査に介入していいの?と毎回疑問が湧きまくり。恋人を取り戻すため、というアリシアの理由も納得できない!こんなこと言い始めたらお話成立しないんですけどね。毅然としてたインディラもブッククラブに懐柔されちゃうし。ストーリーは楽しめましたよ!

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    2023年12月28日
  • 野外上映会の殺人

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    ネタバレ

     マーダー・ミステリ・ブッククラブシリーズ第3作。今回は主人公の新たな恋人やメンバーの脱退など、物語を大きく動かす展開が多かった。「犯人は多分こいつだろう。」という予想はしていたが、完全回答とはいかなかった。

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    2023年12月21日
  • 約束

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    前作でスコットとマギーがとても好きになったので、勢いのまま読みました。
    マギーの存在がやっぱり大きいです。
    次作ではもうスコットとマギーが出ないとのことで、読むモチベーションはさがりましたが、あとがきの訳者さんが言うところ、作者さんはまだスコットとマギーを書く気はあるとのことなので諦めずに待とうと思います。

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    2023年11月29日
  • 容疑者

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    今年は翻訳小説に挑戦するぞ、といくつか読んできて「私はアメリカよりイギリスの作家さんのほうが合うのかな」と思っていたところに「そうでもないみたいだ」と思わせてもらいました。
    思うにテレビドラマの脚本家もされていた方は読んでいて場面が浮かびやすいし、読みやすい気がします。
    今回の作品はお互い相棒を失ってトラウマを抱えた人間と犬のお話でそれがとてもよかったです。マギー視点が特によかったですね。ちょうどドッグトレーナーさんのショート動画をよく見るようになって、トレーナーさんの相棒のシェパードの女の子が賢いなぁと思っていたところで重なるところもあり、何はともあれマギーがスコットを気に入ってくれて本当に

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    2023年11月14日
  • 危険な蒸気船オリエント号

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    前作でとある失踪事件に巻き込まれた〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉の面々。
    今作は早くも家のダイニングを飛び出し、蒸気船のクルーズ旅行へ。もちろん、そこでも事件に遭遇し、調査に乗り出す。

    船旅中の事件というのはミステリでもよく扱われるシチュエーションだと思う。旅行という非日常感と、海上・船上という密室。私も大好きな舞台のひとつである。
    前作の終盤からとある変化をしつつ迎えた今回の船旅で、主人公アリシアの複雑な心境と謎だらけの(しかも複数の)事件。

    タイトルからもおわかりのように、アガサ・クリスティーの名作『オリエント急行の殺人』にもなぞらえられそうな船上の密室劇が楽しかった。
    限られた

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    2023年11月10日