高橋恭美子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレネタバレ。犬が病院に連れてかれる描写があります
いやあの 犬。可愛い。
出てくる犬さんと飼い主さんが「うちの犬世界一可愛いの」「うちの犬最高だろ」という熱量が伝わってきて、飼い主と犬あるあるとかいっぱい出てきてニコニコしながた読んでた。推し犬ちゃんは主人公の飼い犬のダックスフンドさん。
飼い主さんも「うちの犬が危険な目に遭うなら容赦しないぞ」という勢い。その勢いで事件解決の熱量がすごかった。
書いてる作者さんほんっとうに犬好きなんだなと思いを馳せたり。
外国の翻訳本はあまり読まないのですが、これはおすすめ。特に犬好きの方。犬を飼っている方。よかったら。 -
Posted by ブクログ
ネタバレコール&パイクシリーズ、現状翻訳版では最新作。
今回は傭兵あがりの寡黙な男パイクが主人公。無口で強くてカッチョ良い、愛車がジープってのも似合ってる。(相棒のコールはコルベットってのも似合ってる)
助けを求める女性依頼人(気は強いが暴力沙汰は素人)を助けるマッチョなバディ、このご時世では叩かれることにもなりかねないような前時代の設定、悪いが俺は大好物で、そういやスペンサーしかり、ジョー・ピケットしかり。
そんな俺がこのシリーズ、この作品を外せるわけもなくて、案の定無我夢中で読んでしまった。
バディと依頼人たちも良いが、悪役たちの右往左往ぶりがエエ味出していて、読ませ処になっている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお初ロバートクレイス。コール&パイクシリーズという本国アメリカでは長く続いているシリーズらしく、いくつかの作品は日本でも既訳、創元推理文庫では同作家別のシリーズが2作訳出されていて、そのうち1作が本作の前作になるらしい。MCUか(笑
シリーズ途中からだと、あんまり面白さが理解できなかったらイヤやなぁと思って読みだしたが、いくつか理解できないこともあったが(前半のキャンセルになっらデート相手とか、ラストの格闘技の組み手をする相手のこととか)、本筋にはあんまり関係ないようで、その辺は追いかけて行ったらおいおい分かるのかなと。
ということで、シリーズを追いかけるのを決めたくらい面白い作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4.5くらい。面白かった。
多視点なところやクローズドサークル具合、因縁などは『そして誰もいなくなった』を彷彿させる。特にそれぞれ山荘に向かう時の場面とか。
トリックやアリバイについてはそんなに。それぞれ皆がどんな嘘をついているか、どんなことを隠しているか暴いていく話だった。
多視点でそれぞれが情報を握っているので、読者としてはそれをどう繋げるか大変だった。情報共有しようにも取捨選択や伝言ゲーム状態になったりするので。
山火事というクローズドサークルの作りも良かった。崖の橋が崩れて~や落石で~はあるあるだと思うが山火事は避難すべきかどう避難すべきかで考えることが多い。
面白い舞台装置だ -
Posted by ブクログ
人気シリーズとのことで、早くも第四弾が読めてとても嬉しい。
今作は山荘!由緒正しきクローズド・サークル!!
わたしは“嵐の山荘”ものが大好物なので、好きなシリーズでそれがくるといつもより期待を膨らませてしまう。
しかも、今作からブッククラブに新メンバーが本格的に参加し、シリーズとしても新たな展開があるだろうなと思って、わくわくして読んだ。
期待に違わず、とっても面白かった!
ブッククラブの「初期メンバー」は相変わらずのキャラクターで、わたしはシリーズを通してアリシアにとても共感することが多いのだけれど、今作では妹のリネットの知られざる悩み(残念ながらリネットのような経験をしたことがなく、共感 -
Posted by ブクログ
本好きのミステリ読みにはいろいろな意味で楽しめる、コージーミステリ。
コージーミステリって厳密にはどういうもの?っていうのは分かってないけど、どこかで「お茶とお菓子と共に謎を楽しむ」みたいなことを見たことがあって、その定義(?)に照らすならばまさにぴったりといった作品だった。
日本で言うところの読書会?のようなものという認識をしているのだけれど、外国だとブッククラブというのは浸透している文化なのだろうか。特にイギリスの小説でよく見るような気がする。
物語は、ミステリ、特にアガサ・クリスティーが大好きな姉妹の姉の方が何の間違いか純文学系のお堅いブッククラブに迷い込みむ(のちに理由も明かされる -
Posted by ブクログ
ネタバレクリスティ好きな私は、文句なしに楽しめた!
仲の良いフィンリー姉妹、その姉アリシアが主催する「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」。そのメンバーの1人が失踪し、メンバー全員で行方を探すことに。ところどころ散りばめられる”手がかり”と、バックグラウンドにあるクリスティの作品。ミッシーはミスマープルっぽい観察力の持ち主で、フィンリー姉妹は2人でタペンスのような役どころ。そしてメンバー全員で灰色の脳細胞を働かす。最後までクリスティにこだわって、なるほど〜と納得の結末でした。
ところで作中にある「青列車の謎」はクリスティ自身も納得がいっておらず、評価も低いとの事だけど私はかなり好き。クレアも言っているよ