童門冬二のレビュー一覧

  • 「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件

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    徳川吉宗・上杉鷹山・細川重賢・毛利重就・松平頼恭・前田綱紀の江戸時代の6人を、中興の祖として、その改革方法などを解説した本。いろいろタイプはあるようですが、どの人々も、コミュニケーションをとる・既成概念にとらわれない考え方を持つ・人をよく見るという部分は、突出した才能をもっていると理解できる。ちょっとビックリしたのは、徳川吉宗のやった享保の改革は、あらためてすごいことなんだと理解しました。

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    2009年10月04日
  • 全一冊 小説 伊藤博文 幕末青春児

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    初代総理大臣と聞くと堅苦しいけど幕末時は 計算高いのになぜかみんなに好かれるどうしようもない女好き、である。いやはやおもしろいおもわず吹き出したくなる描写もあります堅苦しくないですにこにこ

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    2009年10月04日
  • 戦国名将一日一言

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    戦国時代の名将が発した言葉の中には、時代を超えて、現代にも通ずるものが多々ある。
    この本はそれらを一日一言風にまとめ、楽にそれらを学ぶことが出来る。
    ためになる、バイブル的一冊だと思う。戦国好きの自分としては。

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    2009年10月04日
  • 小説 小栗上野介 日本の近代化を仕掛けた男 上

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    再来年の大河ドラマ主人公、小栗上野介。旧態依然とした幕府側、のイメージをまさに内側から壊す、日本の近代化を仕掛けた男。
    上巻は渡米とその間の桜田門外の変まで。下巻も楽しみです。

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    2025年11月08日
  • 戦国武将の危機突破学

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    IT、AI技術が深化していく中で、溢れてる情報から自分で意思決定し、行動する力がより重要になってくる。戦国武将たちは次々と襲いかかる危機を乗り越えたのか。今の時代だからこそ、大事な考え方が詰まった一冊。

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    2025年10月28日
  • 全一冊 小説 蒲生氏郷

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    蒲生正室氏郷が、織田信長に気に入られ、次女冬姫がであったことは知っていましたが、人質として信長に預けられていたのは知らなかったです。そして信長を、自分が死ぬまで慕い続け、信長の爪をずっと大事にしていたのには驚かされた。
    柴田勝家の与力として、付き従ったが、賤ヶ岳では秀吉に従い、九州から小田原、東北一揆鎮圧などに活躍した。
    その能力を秀吉に買われて、伊達政宗や徳川家康の抑えに会津に領土を与えられるが、小さい領土でも、本人的には都近くにいたかったようだが、最終的には92万石までの大大名になったのは立派です。
    家臣に滅んだ柴田や北条の家臣を召し抱えたはのは、家康が武田の家臣団を召し抱えたのに似ている

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    2025年04月27日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    少し長いが、平易で読みやく、初めて上杉鷹山に触れるにはとても良かった。
    愛、徳が政治には大事。倹約一辺倒ではなく殖産興業を。切腹やお役御免、禁錮といった厳しい処置をする面も忘れてはならない。汚れ役は不要、過去の改革の成功と失敗から徹底して学ぶ、上から押し付ける改革ではダメ。
    と言った所は大変参考になった。
    面白かったが、所々に「現代でいうなら…」とか「企業経営に例えると…」といった箇所が時々あって、少し興冷めした。ピュアに小説として楽しみたかったので、5ではなく4としました。

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    2025年03月24日
  • 50歳からの勉強法

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    作家の童門冬二さんが、自身の考える50歳からの勉強法を示した本。

    参考になったのは次の点。
    ○「五十歳を過ぎたら、学びの種は未知ではなく、むしろ既知の分野に探しなさい」とうこと。

    ○「辞書を読む」というのは、作家として語彙を増やすため、あるいは減らさないようにするためとのことだが、時々言葉が出てこないとか、特に手書きしようとすると漢字が浮かばず焦ることのある自分も、時間があるときにはやってみようと思った。

    ○仕事は「嫌なことから手をつける」

    童門さんが元都庁職員だったとは知らなかったが、その頃の様々な経験も学びとしてうまく活かしてきた方なんだと思った。
    そして、原稿を口述で書かれている

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    2024年11月17日
  • 小説 日蓮 全一巻 決定版

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    著者の童門冬二氏は作家として西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人の生涯について小説に書き残すことをライフワークとされていたようです。

    この5人は明治の著名なキリスト教研究者であり作家でもあった内村鑑三による「代表的日本人」という著作で紹介された人たちです。

    本作では日蓮の生涯とその人柄が丁寧に描写されており、歴史好き、歴史小説好きの私にとっては非常に興味深く読むことが出来ました。

    日蓮の不屈の闘志、信念、その生き様は今を生きる私たちにとっても、人生いかに生きるべきかの示唆を大いに与えてくれます。

    特に、日蓮の追い詰められた土壇場からの逆襲を行う得意技は凄いとしか言いようが

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    2024年11月16日
  • 渋沢栄一 人間の礎

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    渋沢栄一に直接会ったことがあるという方に出会ったことがないにも関わらず、ここまで面白くかけるのは凄いです。
    ビジネス書としてだけでなく、小説としても楽しめる本だと思います。

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    2024年09月14日
  • 上司の心得

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    日本史に登場するような武将にへ、確固たる信念があった。だからこそ、部下に好かれる存在で、世に名を馳せた。

    現代におけるリーダーになるための所作、理念を学ぶきっかけとなる本である。

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    2024年03月24日
  • 泣ける戦国ばなし

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    泣ける話というより、胸熱な話かな。
    知っている話もあったけれど、名だたる戦国武将の生い立ちやエピソードがギュッと凝縮して書かれていて面白かった!
    特に蒲生氏郷と立花宗茂をもっと知りたくなりました。

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    2024年01月27日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も。為らぬは人の成さぬなりけり。」

    どんなことでも強い意志をもって頑張れば成し遂げられる。
    どんなことでもやってみなければわからず、できそうにないこともやり通すことで成し遂げられる。

    尊敬する心の師匠「上杉鷹山」です。

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    2023年08月31日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    米沢での上杉鷹山の政治に、現代でも活かせる部分が多くあるなと感じました。
    みすずさんの件だけどうにかしてほしかったです。

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    2023年07月29日
  • 幕末の明星 佐久間象山

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    ネタバレ

    佐久間象山がいかなる人物かが凡そ理解できた。松代藩士で、藩主真田幸貫の信認を得ていたこと、横浜村で来航したペリーを観ていること、門下の吉田松陰の黒船で密航企てに賛同したこと、海防の観点から下田ではなく横浜の開港を主張したこと、砲術の教えを江川太郎左衛門英龍とは反りが合わなかったこと、などがエピソードとして記憶に残る。気位が高く孤立しがちだったというが、開国論者なのか国防論者なのか、捉えどころがない。
    史実を離れた雑記として、P.211で、日産自動車を再建したカルロス・ゴーンを讃えている記述がある。その後ゴーンのレバノン逃避行が世の顰蹙を買ったことで、人の評価は難しいという例示になっているのが皮

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    2023年07月01日
  • 「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件

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    財政赤字に対する藩主の政策
    「質素倹約」「教育」「開墾・産物開発」など財政赤字になくてはならない政策を江戸時代の藩主らは様々な難問に対し必死に改革し、「中興の祖」として史実に残る実績を遺した、とある。現代でも是非政治家が「少子高齢化」「国民負担増が続く赤字国債」など国民が直面している課題に通用する改革案(政策・行動・実績)を見せて欲しいものだ。

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    2023年06月11日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    上杉鷹山を知るにも良いし、読み物としても面白い。

    当然作者の受け取り方が色濃く反映されているわけだが、米沢を訪れ、鷹山に関する資料を眺めているとそう偏った書き方ではないと直感した。

    完全に個人的な意見だが、寛政の改革についても書いて欲しかった。隠居後どのような流れで政に復帰したのか、その後どのように政に関わったのか。第三章で大体は分かるのだが、十分物語にできるだけの出来事だったように思う。小説はあえてこの終わり方にしたのだろうか…
    文四郎とみすずについてはこの程度で良いのではないかと思う。

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    2023年05月22日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    「改革だ!現状打破だ!」と唱える者は多いけれど、実際に実行する者は声の数ほど多くない。 改革を実行するには、身を削ってでも断行するという強い信念を持ったリーダーとそれを支える者の存在が不可欠である。 米沢藩にあっては、上杉鷹山公の民のためという真っ直ぐなお心と人なりが藩民の心に火をつけ、彼の志を支える真の重臣の存在があっての成果だろう。 この本から、鷹山公のリーダーシップと竹俣を筆頭とする臣下のフォロワーシップを学ばせていただいた。 今後の生活において、この本の登場人物に近づくよう努力したい。

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    2023年04月29日
  • 徳川家康の人間関係学――最後に勝ち残る男の選択

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    本を読んでいてなんとなく切れ切れな印象があったのだが、過去の雑誌や書籍を加筆したものと言う事で納得。物語ではないので仕方ない。

    忍耐もあり、部下もうまく使い分けて、決めた事はやり抜いて、長く平和の続く江戸時代の基礎を作った家康の本のはずなのに、家康に良いイメージが湧かないのはある意味面白い。

    愛知の会社にいた頃、上司に何か面倒な事を言わせようとすると、そんな事を言わせるな、と怒られたのを思い出した。(本音と建前の使い分け)

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    2023年02月20日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    鷹山による米沢藩改革を題材に、企業変革やリーダーシップを学べる1冊。面白かった。欲を言えば佐藤文四郎とみすずが結局どうなったのか記載し、伏線を回収してほしい。。

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    2022年10月02日