童門冬二のレビュー一覧

  • 90歳を生きること―生涯現役の人生学

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    知的、ユーモア、男の優しさ溢れるエッセイ
    思わず笑ってしまう話が満載。
    素敵な方。
    こういう老人になりたい。

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    2025年09月16日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    上杉鷹山という人にとても共感すると共に実行することは非常に難しいとも感じた。

    まずは自分を厳しく律するという、当たり前のことであるが一番困難な事である。

    愛と徳を持って改革を進めないと成功しない。仕組みも大事だが一番大事なのは相手に対しての思いやり。人のためにという利他の心。

    常に意識し行動していく。

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    2025年08月11日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    下巻は上巻の痛快さとは少し違い、重苦しい印象となった。
    やることなすこと、なんでもうまくいくなんてことはない。後世に明君と呼ばれる人でも、やはり苦悩しながら藩政を行なっていた。

    世の中すべてきれいごとでは動かない。でも、治憲は目先の成果ではなく、もっと先の世のことを考えて、不正は許さなかった。胸を張って正しいといえる政治を目指した。

    政治とカネの問題は、昔も現代も変わらなさそうだ。
    現代の政治家の有様を鷹山公が見たらなんと言うだろう。

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    2025年07月13日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    閉塞した世の中を、慣習や前例にとらわれず、次々と変えていく痛快さ。
    そして、変化を嫌う抵抗勢力。今も昔も同じなんだな。

    これって最近書かれた本?って錯覚してしまうけど、発表されたのが昭和58年という事実。時代を超えて、現在令和7年の世相とも重なります。

    これ、大河で見たいかも。

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    2025年07月12日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    先輩の先生からお薦めされて、いただいた本。
    上杉治憲は、高校生くらいで一国の長になり(しかも生まれ育ったところでもない)、重鎮や若手やらの反対、反抗、天災、信頼していた同僚の裏切り…数多くの壁にも「愛情」を揺るがさず改革を押し進めていった。
    心の強さ、時代を先取る知識の深さなどには恐ろしさも感じるほど驚いた。

    543 人を知るには、まず接触しなければならない。ことばを交わさなければだめだ。
    564 どんなに優れた人間にも、好事魔多しというたとえがある。まして権力は魔物である。知らないうちに堕落する。
    583 探るということは、もうその人間を信頼していないということになる。不信の念が湧いたから

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    2025年02月26日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    歴史小説でありながら経営書であり自己啓発書でもある。鷹山のように人に愛を持たなければ改革はできないと思うし、改革はまさに継続することにあると実感する。上杉鷹山のもとで働いてみたかった。

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    2024年11月03日
  • 伊能忠敬

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    40代を迎え、これからの励みにと大器晩成の人の話を読みたくて購読。でも伊能忠敬さんは現役時代から有能な百姓の名主やった。。
    とはいえやはり生涯現役で偉大な仕事をやり遂げた人の生き様は勉強にも励みにもなる。
    また、これは著者の書きっぷりの賜物だろうが、周りの百姓や役人とのやり取りは現代の感覚から見てもとても現実味がある。それがこの人を身近に感じさせ、さらに励まされるのだと思う。

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    2024年09月16日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    この方の名前を知らなくても、「為せば成る…」は誰でも知っているという、上司にしたいナンバーワン大名。
    鬼滅の刃がヒットし我々の心を揺さぶったのは、上の立場の者ほど一番大変な役割を当然のように担うし犠牲も負うからだと、個人的には思ってますが、それを地で行く最高の偉人。好きすぎて電子図書も買って常に持ち歩けるようにして、会社で辛いことがあっても表紙を眺めて励ましてもらってます。

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    2024年08月03日
  • 黒田官兵衛 ー知と情の軍師

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    ネタバレ

    黒田官兵衛って聞いたことあったけど、どの時代の人物なのかとか功績とか知らなかったので読んでみました。福岡にゆかりがある人なんですね。

    情報収集力、分析力、問題解決能力に優れ、「日本切っての頭脳の鋭い男」と称された官兵衛。一方で「人情味が薄い」と評されることもあるようですが、筆者は彼の経歴や人柄に関する史実から「人情深い人物だった」と主張しています。黒田官兵衛の祖父も人材育成が上手かったようです。

    著者は戦国武将たちのリーダーシップにも考察しています。
    武将たちトップは役割として「絶対的決定権」を持ちますが、それこそ信長・秀吉をはじめとした優れたトップは「軍師性」も兼ね備えていたと言います。

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    2024年07月07日
  • 小説 米沢藩の経営学 直江兼続・上杉鷹山・上杉茂憲――改革者の系譜

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    改革に必要な条件とは
    国の改革ができる条件とは国と国民が現状を理解し、双方がより良い環境を望むかで決まる。最後の藩主上杉茂憲が沖縄県令に赴任し「吏員改正」(改革案)を提出したが新政府のトップが理解できず傲慢な税収と既得権を望んだことでの「却下」は、現代の岸内閣政治(不透明なままの裏金事件)と国民との意識の差を垣間見るようだ。
    上杉家の改革の内容は現代でも通じる「質素倹約・組織の簡素化・産業改革」である。現代の日本政治にはこの3つが全く見られない。政治家の既得権と名誉地位保持(貪欲な闇金隠蔽など)が最優先となり国民への負担が増すばかりとなっている。

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    2024年05月18日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    常に変革は必要
    変革には反対勢力あり

    理想(ビジョン)と現状のギャップの見える化
    小手先ではなく本質を訴え続ける精神力

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    2024年03月20日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    多分新聞の書評でみて、購入した本だと思いますが、680ページの大作故、手つけていなかったが、読み出せばあっという間の内容でした。歴史物でもあり、ビジネス書でもある。倒産寸前の米沢藩を、養子として弱小藩から迎えられた若干17歳の鷹山(治憲)が改革していくというもの、節約を自らが率先して取り組んだり、士農工商の枠を超えて、殖産興業に取り組んだり、藩民の為にと言った当時にはあまりに画期的な民主的な考えだったり、下級藩士まで含めて直接語りかける等々。小説という点意識必要もある程度史実に基づいていると思われる点、故JFKも尊敬する日本人であげている点なども今回知ったエピソード、当時の歴史理解、ビジネス書

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    2024年02月25日
  • 50歳からの勉強法

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    【50歳からの勉強法】童門冬二の著書を読んで学んだこと

    私は、2024年に50代になる予定の人間です。最近、心も体も老いを感じることが増えてきました。

    そんなときに、ふと手に取った本があります。それが、童門冬二さんの【50歳からの勉強法】です。

    この本は、私にとって「縁」のようなものでした。なぜなら、この本は、私がずっと悩んでいた「勉強する目的や方法」について、著者の考え方や体験を紹介してくれたからです。

    この本のタイトルを見て、勉強の方法論を期待する人もいるかもしれません。しかし、この本は、そういう本ではありません。
    この本は、勉強する目的や心構えについて、著者の人生観や哲学を語って

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    2024年01月08日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

    子供の頃から大切にしている言葉。高校受験はこの言葉を胸に勉強に励んだな、としみじみ思うところ、いまだに上杉鷹山の小説を読んだことがなかったので、今回、ようやくその活躍を知ることができました。

    米沢藩の財政を建て直したということは聞いたことがあるのですが、その実態は決して容易な道のりではなかったようです。藩のしがらみや伝統を重んじる重鎮らによる妨害、改革を主導してきた側近の堕落など、困難に次ぐ困難の連続で、いつ気持ちが萎えてしまってもおかしくない状況が続きます。しかし、鷹山は決して諦めることなく民のために行う改革を貫きます

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    2023年10月24日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    自分を人生を変える一冊!
    心が震えた!
    我慢強さ。それもだだ我慢するだけではない。確固たる理由を持った我慢。
    そして行動力!
    人を洞察する力。
    人生を通して徳を積み上げていった人治憲さんの愛と信頼の物語。
    相手へのリスペクト。
    共感力を高さもこの本を読んで腹落ちした。

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    2023年09月30日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    我慢!
    ① 「敵は己」改革を成功する為は、感情に流されては、ダメ!
    ②高い志!常に現場にとってどうなのか?を考える。考え続ける。何が正しいことなのか?
    小さな「火種」
    ③スピードと変化と人。
    改革には、チームづくりが重要。
    実行力!

    なぜ?江戸の時代に上杉鷹山治憲さんは、そういった考えを持てたのか?
    時代を超えて、人の本質が見えてくる。

    この本が書かれたのが1983年。
    昭和58年。
    その後に登場する凄腕の経営者の考え方にも共通するところが多い。
    不思議だった。

    人は、繰り返す。それとも本質は、いっしょなのかもしれない。
    人の為に何が大事なのか?
    人だけかもしれない。人の為にできる能力が

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    2023年09月26日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    高校時代からの座右の書の一つ。
    私は彼の生き様に、「慈悲」「信念」「誠実」というリーダーの三要件を学んだ。
    志士が一人立つとき、必ずや、その熱は伝播していく。
    (T.I)

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    2022年11月07日
  • 「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」

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    「この人の言うことなら」「この人のためなら」と思わせること、すなわち「人望」のある人とはどういうものなのか?歴史上の人物のエピソードを紐解くことで、それが浮かび上がってくる。
    童門さんの筆力か、ひとつひとつの話が実に活き活きと描かれていて、読み物としてもおもしろい。
    同氏の他の著作「泣ける戦国ばなし(WAVE出版)」「上杉鷹山の経営学(PHP文庫)」「小説 上杉鷹山(集英社文庫)」などもおすすめ。
    ※個人的に上杉鷹山が大好きなので、偏り恐縮です。

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    2022年08月11日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    めちゃくちゃおもしろかった。分厚いけど夜寝る間も惜しんで小説の世界に没頭した。治憲の胆力には尊敬でしかない。私も"そんぴん"になりたいな。

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    2022年07月23日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    他家から養子ながら、藩士や領民に対し愛と信頼をベースにした政策を実行し、米沢藩のの危機的財政難を凄まじいスピード感で立て直し、人々の心までも蘇らせた上杉鷹山。現代の経営立て直しにも通じる事例が江戸時代にあったことに驚きです。
    鷹山の改革の手腕はもちろんのこと、改革に対する執念や信念、真摯さ、公平さ、藩士や領民に対する感謝や思いやりなど、経営をする者としての心構えを学べる一冊だと思います。

    江戸中の商人に借金を断られ、幕府に大名家返上を本気で検討するほど危機的な財政状況。
    それを打破する具体的な手法として、以下4つを実行。

    1.可視化=財政状況の見える化、情報公開
    2.コストダウン=質素倹約

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    2022年06月26日