童門冬二のレビュー一覧

  • 人生を二度生きる――小説 榎本武揚

    購入済み

    人生を二度生きる

    幕末という時代を生きた偉人のなかでも、好きな人物として挙げられる人だと感じた。

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    2017年04月11日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    J.Fケネディが尊敬する日本人だと名前をあげた上杉鷹山。
    その人物が良くわかる。
    小説としても面白いし、ビジネス書としても面白い。

    以下、仕事への解釈。

    企業とは人である。
    改革とは人である。
    マネジメントは愛と徳で行え。 
    人への愛と徳である。
    目先の利益にとらわれず長期的で俯瞰的な思考であれ。
    過去の慣習にとらわれるな。
    生産を生む現場を大切にしろ。
    そして、企業の存在意義とは人を幸福にすることである。

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    2017年03月31日
  • 小説 河井継之助【完全版】

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    司馬遼太郎の峠で味わった河井継之助の雰囲気は、この小説でも確認できる。一本気でありながら時代の趨勢を確かに読み、論客でかつ行動力がある。しかし、性格ゆえに引き起こす周囲との衝突は、彼自身の不器用さも表しはしないか。思えばこういうタイプは、社会に偶にいる。自身ゆえに相容れぬ性質を持ち合わせてしまうのかも知れない。最期は武力で、だが、ここをもっと逞しく魅力的に綴って欲しかった。実際はどうだったのだろう。賊軍にされた藩の悲哀を嘆きたくなる。

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    2017年02月18日
  • 新訳 信長の言葉

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    史実に基づいた言葉だけでなく、きっとこう言っただろうみたいな言葉もあるので、イマイチ、リアリティーに欠ける感じがしました。目からうろこな感じの話もなく、これまでの評価通りの評価しかないので、ちょっと物足りなかったです。

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    2016年12月07日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    江戸時代の米澤藩
    破綻した藩の財政を建て直す為、若くして藩主になった上杉治憲が藩の改革をする

    主人公の治憲は養子のうえに、17歳ぐらいで藩主になる。改革の大変さがよく伝わる内容。

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    2016年09月21日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    飫肥出身で米沢藩を立て直した名君。郷土が生んだ偉人なのに最近まで知らなかったことを恥じる。不屈の精神、民を思う気持ち、部下の使い方、家族との関係等々、すべてを尊敬する。史実をベースにしている小説で読みやすい。

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    2016年06月12日
  • 小説 伊藤博文〈上〉 幕末青春児

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    ネタバレ

    作者も言っているように幕末の様々な著名な人物との接点があり、さらにそれらの出逢いを活かし成長していく若い青春を書かれており、読んでいて楽しめた。
    高杉晋作、桂小五郎、来原良蔵、吉田松陰などに影響され、成長していく過程や派閥争いを巧みに泳ぎ切る伊藤俊輔の描写は、童門冬二の他の作品よりも人間ができていないよう書かれているからか、より魅力的に感じた。

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    2015年07月13日
  • 小説 中江藤樹〈上〉

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    日本の陽明学の祖,中江藤樹の話.学問とは何か?とか人間のあるべき姿勢について,いろいろ考えさせられる

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    2015年05月09日
  • 全一冊 小説 吉田松陰

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    吉田松陰の生きざまから、教育者としてどうあるべきかを学ぶことができる。
    松下村塾の門人を共に学ぶ同志としてとらえ、何人も軽んずることなく誰でも持っている長所を引き出そうとする。
    不良の三人組が門人として入ってきた時も、一人ひとりの個性を観察し、個別に対応しようとする姿は人材育成に重要な示唆を与えてくれる。
    老中の暗殺計画を企てたことを自ら白状し、斬首される直前の態度にも吉田松陰の高尚さが見てとれる。
    吉田松陰の残した種が明治維新を動かす英傑を生み出したと言っても過言ではない。人を育てる立場の多くの人にオススメできる一冊。

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    2015年02月13日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    ネタバレ

    H27.1.17-H27.1.28

    (あらすじ)
    重役の反乱を克服し、家臣や領民一人ひとりの共感を勝ち取りながら、地域と人を活性化してゆく鷹山の経営手腕とリーダーシップのすべて。
    ”最も尊敬する日本人はウエスギ・ヨウザン”と、かつてケネディ大統領が語ったように、「愛と信頼の政治」を貫いた鷹山の不撓不屈、信念の生涯を描く。

    (感想)
    さて、下巻ですが、文章のほぼ8割がた、改革派竹俣の堕落と処断の物語です。残りの2割で、米沢藩はいっとき持ち直すものの、鷹山の隠居と共に再び落ち込み、最後に政治に復帰してとんとんと改革が成功に終わりました。
    こう書くと文章のバランスが悪そうですが、これはこれでなか

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    2015年01月28日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    ネタバレ

    H27.1.13-H27.1.17

    (あらすじ)
    ……灰の国はいかにして甦ったか!
    九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷飯派を登用し改革に乗り出す。
    藩主や藩のために領民がいるのではない、との考えのもとに人々の心に希望の火種をうえつけてゆく…。

    (感想)
    上杉鷹山ものの2冊目。1冊目は藤沢周平の「漆の実のみのる国」ですが、もうほとんど忘れてる(笑)。
    さて、本作ですが、読み始めて最初、うーん、面白いけどちょっと表現が幼稚な部分があるな~。と感じた。例えば34Pの「松柏はニヤニヤしている」。”ニヤ

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    2015年01月28日
  • 黒田如水(小学館文庫)

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    播磨灘物語や軍師の門と違う切り口で描かれており、黒田如水の人間臭さが色濃く出ていたようだ。博多商人島井宗室との駆け引きや黒田長政との親子のやり取りは中々良かった。。

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    2014年07月19日
  • 「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」

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    歴史作家童門冬二の
    人を惹きつける人、人望力の条件とは何ぞや?というのを
    歴史上の人物を例えにして書いてある本。
    読んだら意外とサッパリしてて、もうちょっと書いて欲しいかったなぁ〜というのが本音だけど。
    よく知られている豊臣秀吉や徳川家康ももちろん
    様々な歴史上の人物も出てくるわけで。
    普段なかなか本を読まないけど、という人には勧めれる。
    特にサラリーマンには。
    こういう時にはこうした、あぁいう時にはあぁした
    とか読んでいて、あぁ成る程なと。
    思うこともチラホラ。

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    2014年06月16日
  • 人生で必要なことはすべて落語で学んだ

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    時と共にどんどん失われていく大切なモノを語りで伝播してくれる、ありがたい伝統芸能だ。昨今のお笑いにはてんでついていけないし、ここはやっぱり長屋の八っつぁんや熊さんに人生で必要なことをいくつか学ばせていただこう。

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    2014年06月07日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    美しい心ってこういうことだと思う。そしてブレない。そしてだからこそ、大変な苦労をしても力になりたい、支えたいと思う人たちが集いやがて、大きなものになる。

    山口・佐藤の成長して行くさまも楽しかった。
    ″棒杭の商い″、泣ける。そして一抹の不安。……現在の日本、大丈夫ですよね……無人のお野菜売る場所とかは。

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    2014年05月13日
  • 黒田官兵衛 ー知と情の軍師

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    ネタバレ

    主観なのか史実なのかが分かり難い書き方が
    最初は戸惑ったが、黒田氏の考え方を現代にどう
    活かすかという視点で書かれていて読んでて、
    勉強になった。

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    2014年04月05日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    ネタバレ

    改革の表面が描かれた上巻から、改革の裏側・その先にあった、各々の心の機微が描かれた下巻。 理念と意志は勿論。清濁飲み込み、“本当の声”を聞く事が、改革を成し遂げ浸透させうる術だと改めて感ず。

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    2014年03月02日
  • 50歳からの勉強法

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    生涯未熟、一生学びという「起承転々」の人生二度目の転機として50歳を想定してのアドバイス。ただ、目からウロコ的な内容には欠けるように感じた。
    一方で、元都庁職員であり、歴史小説家としての著者の生活、著作スタイルや人づきあいなど、童門冬二については興味深く読むことができた。
    4-12

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    2014年01月26日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    ネタバレ

    ムネアツ! 破綻寸前の名門上杉家を、若年ながら養子藩主として入った主人公の改革記。 旧臣反対勢力との向き合い。
    独り自ら語り、行動し、変革して行く。 下巻は来月まで取っておこう。

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    2014年02月26日
  • 直江兼続〈下〉 北の王国

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    かげっちさまに寄りそう かねたん。
    すなわち上杉景勝さまに寄りそう直江兼続さんのお話です。

    彼らがどのように考えて戦国時代を動いたか、作者さんなりの評価が適宜はさまれているので、人の上に立つ者の組織での動き方なんかのお勉強にもなる1冊でした。

    けっこうエロもあります(笑)

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    2013年11月13日