あらすじ
外国の実情を知ろうと、アメリカ密航を企て、失敗した吉田松陰は萩の獄に幽閉された。しかし、出獄後は小さな私塾「松下村塾」で「誰でも持っている長所を引き出すのが教育である」という信念の下、高杉晋作、山県有朋、伊藤博文など、わずか2年半で幕末、維新をリードした俊傑を生み出した。「魂の教育者」松陰の、信念に基づく思想と教育観を感動的に描く長編。
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Posted by ブクログ
同じ内容やシーンが何度も出てくるのでクドさはあるが、かなり詳細まで書かれており、時代背景も分かるので良い。
一流は、一流から学んでいる。
純粋な心で、素直に正しいことを吸収する。人から学ぶ意識を持つことの大切さを感じた。
また、学ぶだけでなく実体験を混ぜながら実学を吸収することが重要。
Posted by ブクログ
吉田松陰の行動力に圧倒される。
人を動かすにはやはり行動で示すのが一番。
人を教える事、教育とは?改めて考えさせられる一冊です。
5星は、自分の吉田松陰と言う人への憧れからの
依怙贔屓チョッと入ってます!
Posted by ブクログ
吉田松陰の、主に野山獄時代から処刑されるまでの話。
吉田松陰の性格、思想について書かれている。
好奇心旺盛で素直。学ぶことについてはとても真剣で、人の意見を聞き尊重して共に学んで行こうとする。けれど、自身が正しいと思い、正当な正義であると考えたことにたいしては譲らない部分もあったよう。
吉田松陰という人が人らしく書かれていて読みやすかった。(2011.01.25)
Posted by ブクログ
吉田先生の一生が読みたくて読んだ本。
文章は非常に読みやすかったけど、時間軸がちょこちょこぶれるから時々「ん?」ってなってしまう感じ。
でもそんなの全然気にならないぐらい夢中になって読んでしまいました。
何処に居ても自分を貫いていた、純粋な心をもっている吉田先生のことが、この本を読んで更に好きになりました。
ただ、少しばかり美化されすぎのような気が、しなくも無いですね。
Posted by ブクログ
吉田松陰の生き様、考え方が活きいきとわかる一冊。明治維新の夜明けに、どのように松下村塾の学友(松陰は村塾で学ぶ弟子をこう呼び、対等に扱った)と関わり、学び、また導いたかはとても勉強になる。
Posted by ブクログ
吉田松陰の生きざまから、教育者としてどうあるべきかを学ぶことができる。
松下村塾の門人を共に学ぶ同志としてとらえ、何人も軽んずることなく誰でも持っている長所を引き出そうとする。
不良の三人組が門人として入ってきた時も、一人ひとりの個性を観察し、個別に対応しようとする姿は人材育成に重要な示唆を与えてくれる。
老中の暗殺計画を企てたことを自ら白状し、斬首される直前の態度にも吉田松陰の高尚さが見てとれる。
吉田松陰の残した種が明治維新を動かす英傑を生み出したと言っても過言ではない。人を育てる立場の多くの人にオススメできる一冊。
Posted by ブクログ
たいへん読みやすい文体で書かれており、歴史に詳しくない方にもおすすめできる本です。
吉田松陰の人生を時系列に追うのではなく、彼の思想と行動原理を軸にしてエピソードや著作が紹介されます。したがって時間の経過を追うと混乱してしまいますし、何回か重複する描写もありますが、かえって強調され心に刻むことができました。また、著者による分析も加えられており、松蔭を「知る」だけでなく「理解する」ための良い参考になります。
Posted by ブクログ
吉田松陰の 思想、振舞いなどが 描かれた…
… 歴史小説では無く、ビジネス書であろう。
文章は、同じ事柄を 何回も、振り返りながら 進むので、理解しやすい。