童門冬二のレビュー一覧

  • 江戸の怪人たち

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    十八人の怪人の生き方を歴史の舞台から切り取り、描かれている。歴史に埋もれた怪人たちの個性を余す事なく表現されている。
    歴史通を自負する私自身も、半分以上知らない人物ばかりであった。一人一人の書籍があるのであれば読んでみたいと思わせる。

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    2022年03月09日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    永久保存版!
    私たち令和の企業が取り組む遅々として進まぬ事業改革。「改革というのは制度や政治のやり方を変えるだけでなく、最も大切なのは人間が自分を変える事だ。」掛け声だけの改革ではなく、自ら部下に語りかけやって見せるリーダーシップ。考えを変えるきっかけを多くいたただいた。

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    2021年08月26日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    巷に出回るビジネスノウハウ書よりもよっぽど企業改革に応用できるなと感じた。
    リーダーは末端の庶民(従業員全員)に改革の目的を愛を持って伝え、希望を持たせるように語り続けなくてはならない。

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    2021年08月22日
  • 渋沢栄一 人間の礎

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    20210322


    大河ドラマの主人公で、2024年には1万円札の顔にもなる渋沢栄一。

    明治維新の時代から近現代経済基盤を作りあげた大きな功績があるにも関わらず、人物について何も知らなかった。

    その素晴らしい思想に触れて、本人の著書 論語とソロバンも読んでみる価値ありと感じた。



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    2021年03月24日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    とても面白く、学びたい、自分も変わりたいと思った。北沢のように、今までの自分は今日死んだっていうくらい。
    人を信じ、人に騙されることはあっても、人を騙さない。
    どんな状況でも感情に任せた行動はせず、順序立てて事を進める。
    自ら率先して行動する。
    人生に迷ったときに読みたい座右の本であり、尊敬する人物になった。

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    2021年02月28日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    帝王学で上杉鷹山を知り、読み始めた。
    読みやすく、非常に面白い。
    もっと早く知りたかった。とどうしても思ってしまう。

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    2021年02月26日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    江戸時代、米沢藩(今の山形あたりにあった)の藩主で、財政難に苦しむ藩を大胆な改革により立て直した上杉鷹山の歴史小説。なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり、という名言は広く知られているが、彼が実際に何を行ったかを知る人は少ない。
    息子がいなかった米沢藩藩主のもとに九州から婿入りし、17歳で藩主になった。政治腐敗が進み、侍にも藩民にも意欲がなく、藩は巨額の負債を抱えていた。若くして藩主になったはいいが、古い体質の藩では拒絶反応がすごく、ひどい妨害やいじめにあう。彼が目指したものは、藩士(侍)だけでなく、農民や商人を大事にし、皆が富める藩であった。藩民に示すために自ら倹約

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    2021年02月09日
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件

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    江戸時代の企業再生ならぬ、藩再生。
    経営って結局、金でしょ?とか、
    経営する人って何考えてるんだろう?
    って思っている人には是非ご一読お勧めします。

    過ちて改むるに憚ることなかれ
    根本に優しさといたわり、思いやり
    まず気づいた方から自分を改める
    書を捨てて町に出よ
    大会議の全員ヒアリングからの大決断
    泣いて馬謖を斬る

    など、たった500円で、自分が大切にしたい経営観を学びました。今読み返しても、ああここ、最近怠ってるななど反省します。


    ひとつ、そんな立派な鷹山をもってしても、身分の違いからくる「越えられない壁」はあったようです。それについては一度はアプローチしたがその後はとやかくしなか

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    2021年01月31日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    最後の重役たちへ罰を与えるシーンが心打った。途中重役たちを褒めるシーンもあった中最後の最後に切腹させるシーンは私も治憲と同じ悲しさという感情に至った。だからこその最後の須田に手紙で示唆していた藁科には腹が立つ。

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    2020年12月28日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    めちゃくちゃ面白かった。久々にこんなにも面白くて為になる本を読んだ。心に刻まないとあかんなと思う事だらけだった。
    どこまでも米沢を、人を信じて愛したからこそできたこと。騙されても騙すなの精神

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    2020年12月22日
  • 人生を二度生きる――小説 榎本武揚

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    榎本武揚の生涯川わかる内容になっています。私は勝海舟に興味がもともとありましたので、二人の共通点を、知ることになりました。それは二君につかえた点です。そのこと福沢諭吉が痛烈に批判していますね。当時の思想背景からすれば武士の世界では切腹もんでした。今の現代社会ではヘッドハンティング等の言葉でもわかる通りむしろカッコいいことのような意味があります。昔は考え方が窮屈でしたよね。でも考え方一つで命を自らたったりしますから、思想ほど恐ろしいことはありません。この事からも。どうしたら所願満足の人生を、送ることができるかやはり法華経の思想に学ばなければなりませんね。

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    2020年10月07日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    長年気になっていて、ようやく読むことができました。予想以上に感動的な歴史小説でした。

    財政難で今でいえば倒産寸前の米沢藩に九州の小藩から養子に来て藩主となった治憲(のちの鷹山)。わずか17歳にして、トップダウンの倹約、殖産興業の施策を打ち始めます。彼の素晴らしさは、改革は幹部のためでなく、藩の民が幸せになるために行うという信念を貫いたこと。古い慣習に染まった反対派の強い抵抗を乗り越え、ついに米沢藩を立て直すことに成功します。やがて、改革は上からやらされるものではなく、民が自ら考え実行するものに根付いていったといいいます。

    危機における組織改革、リーダーシップ、部下の扱い方、評価の仕方など、

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    2020年06月27日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    600ページ超えと、文庫の中でも極厚ですが、最初から最後まで没頭して読み切りました!
    組織の改革のリーダーとしての心得を学ぶことができました。この時代にこんな人がいたとは驚きです。

    ・まずは自分を変えること
    ・リーダーの考えを末端の藩士にまで届かせること
    ・農民に目標を持たせること
    ・藩士の立場で考えること
    ・人を知るにはまず接触すること
    ・自分でできないことを明確にすること

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    2020年05月10日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    ・今の自分の置かれている状況に照らし合わせると
     なんとも言えず立派な名君
    ・過って改むるに憚ることなかれ

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    2020年04月24日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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     竜門冬二による「上杉鷹山」の上下巻は事実に基づく歴史小説。17歳で米沢藩主となった上杉鷹山の責任と、それに押しつぶされない鷹山の成熟した価値観、若く鋭い感性、改革の勇気、そして元来もつ人間に対する愛や人権尊重の心に感銘を受けた。熱中してあっという間にこの本を読み終えた。
     江戸時代のこれほど重要な人物について、本を通して出会い学ぶことができたことを嬉しく思う。

     この本の時代背景は江戸時代であるが、現代にも通ずるものの考え方が豊富に盛り込まれており、いかに上杉鷹山が慧眼の持ち主であったか、優れたなリーダーであったかを実感した。
    国を変えたいなら、改革を進めたいなら、まず自分自身が変わる必要

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    2020年03月16日
  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    単純に読み物としても面白いし、上杉鷹山のことを心から尊敬。こうありたいと思う一方で、難しさも考えさせられる。こんな上司や友人いるだろうか?たとえ鷹山の足元に及ばなくても、そうある努力をしていきたい。下手なビジネス書や自己啓発書なんかより、ずっと為になる。

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    2020年03月03日
  • 全一冊 小説 吉田松陰

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    同じ内容やシーンが何度も出てくるのでクドさはあるが、かなり詳細まで書かれており、時代背景も分かるので良い。

    一流は、一流から学んでいる。
    純粋な心で、素直に正しいことを吸収する。人から学ぶ意識を持つことの大切さを感じた。
    また、学ぶだけでなく実体験を混ぜながら実学を吸収することが重要。

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    2019年12月29日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    多少の脚色はあるだろうが鷹山の偉業の一端が理解できた。現在では理解に易い鷹山の考えではあるが、士農工商と序列関係がはっきりしてた当時、既得権益の固まりである士の反発がどれだけあったかと思うと鷹山の方針を貫く精神の強さが素晴らしいと感じた。
    藩の窮地だからこそ、或いは他藩から来た鷹山だからこそできたのかもしれない。そういう意味では現代の立ち行かなくなった企業が外部からCEOを選出するという意味もあるのかと思わされた。

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    2019年12月29日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    米沢藩を舞台に、その藩政改革と財政再建を主題にした小説!
    やっぱり、Topがやると決めたことにも反乱分子は何時の時代でもいる。その反乱分子を、左遷(遠ざける)するだけで無く変えていかないと、本当の改革は実現しない。『愛』と『徳』を持って改革に取り組むからこそ成功の糸口があるのは、昔も今も変わらず大切な取り組み方かと思う。特に、今後は、『忍びざる心』の志を大切にしたい。
    忍びざるの心」とは他者の気持ちを思いやる「人間愛」。

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    2019年10月07日
  • 全一冊 小説 直江兼続

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    大河ドラマ「天地人」を中途半端に見ていただけだったので、故郷のこの武将について、これまでよく知りませんでした。本書ですっかりファンになりましたよ。上杉謙信から受け継いだ武将としての切れ味と、農業をベースにした国造り。国替えで越後から会津、そして米沢へ移っても、その姿勢は変わりませんでした。秀吉、家康を向こうに回しての立ち回りもかっこいい。越後の英雄の一人ですね。

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    2019年09月07日