童門冬二のレビュー一覧

  • 小説 上杉鷹山〈下〉

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    米沢での上杉鷹山の政治に、現代でも活かせる部分が多くあるなと感じました。
    みすずさんの件だけどうにかしてほしかったです。

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    2023年07月29日
  • 幕末の明星 佐久間象山

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    ネタバレ

    佐久間象山がいかなる人物かが凡そ理解できた。松代藩士で、藩主真田幸貫の信認を得ていたこと、横浜村で来航したペリーを観ていること、門下の吉田松陰の黒船で密航企てに賛同したこと、海防の観点から下田ではなく横浜の開港を主張したこと、砲術の教えを江川太郎左衛門英龍とは反りが合わなかったこと、などがエピソードとして記憶に残る。気位が高く孤立しがちだったというが、開国論者なのか国防論者なのか、捉えどころがない。
    史実を離れた雑記として、P.211で、日産自動車を再建したカルロス・ゴーンを讃えている記述がある。その後ゴーンのレバノン逃避行が世の顰蹙を買ったことで、人の評価は難しいという例示になっているのが皮肉である。

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    2023年07月01日
  • 「中興の祖」の研究 組織をよみがえらせるリーダーの条件

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    財政赤字に対する藩主の政策
    「質素倹約」「教育」「開墾・産物開発」など財政赤字になくてはならない政策を江戸時代の藩主らは様々な難問に対し必死に改革し、「中興の祖」として史実に残る実績を遺した、とある。現代でも是非政治家が「少子高齢化」「国民負担増が続く赤字国債」など国民が直面している課題に通用する改革案(政策・行動・実績)を見せて欲しいものだ。

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    2023年06月11日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    上杉鷹山を知るにも良いし、読み物としても面白い。

    当然作者の受け取り方が色濃く反映されているわけだが、米沢を訪れ、鷹山に関する資料を眺めているとそう偏った書き方ではないと直感した。

    完全に個人的な意見だが、寛政の改革についても書いて欲しかった。隠居後どのような流れで政に復帰したのか、その後どのように政に関わったのか。第三章で大体は分かるのだが、十分物語にできるだけの出来事だったように思う。小説はあえてこの終わり方にしたのだろうか…
    文四郎とみすずについてはこの程度で良いのではないかと思う。

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    2023年05月22日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    「改革だ!現状打破だ!」と唱える者は多いけれど、実際に実行する者は声の数ほど多くない。 改革を実行するには、身を削ってでも断行するという強い信念を持ったリーダーとそれを支える者の存在が不可欠である。 米沢藩にあっては、上杉鷹山公の民のためという真っ直ぐなお心と人なりが藩民の心に火をつけ、彼の志を支える真の重臣の存在があっての成果だろう。 この本から、鷹山公のリーダーシップと竹俣を筆頭とする臣下のフォロワーシップを学ばせていただいた。 今後の生活において、この本の登場人物に近づくよう努力したい。

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    2023年04月29日
  • 徳川家康の人間関係学――最後に勝ち残る男の選択

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    本を読んでいてなんとなく切れ切れな印象があったのだが、過去の雑誌や書籍を加筆したものと言う事で納得。物語ではないので仕方ない。

    忍耐もあり、部下もうまく使い分けて、決めた事はやり抜いて、長く平和の続く江戸時代の基礎を作った家康の本のはずなのに、家康に良いイメージが湧かないのはある意味面白い。

    愛知の会社にいた頃、上司に何か面倒な事を言わせようとすると、そんな事を言わせるな、と怒られたのを思い出した。(本音と建前の使い分け)

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    2023年02月20日
  • 全一冊 小説 上杉鷹山

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    鷹山による米沢藩改革を題材に、企業変革やリーダーシップを学べる1冊。面白かった。欲を言えば佐藤文四郎とみすずが結局どうなったのか記載し、伏線を回収してほしい。。

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    2022年10月02日
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件

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    江戸時代、米沢藩の9代目藩主である上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の経営思想について書かれた一冊。

    ■上杉鷹山とは?
    上杉鷹山とは、田沼意次〜松平定信が老中を務めた江戸時代中期に、財政破綻の危機に瀕した米沢藩の藩主を継承した大名。
    当時の江戸時代は、士農工商制度による社会であり「民主主義」という概念・言葉はまだありませんでした。
    そんな世の中にあって、上杉鷹山は独自の「民主主義的思想」により政策を展開し、窮地に瀕した米沢藩を救いました。
    アメリカのジョンFケネディ元大統領が、『最も尊敬する日本人』として上杉鷹山の名を挙げたことで、日本でも一躍有名になりました。

    ■本書の概要
    本書は、そんな上杉鷹山がいかにして米沢藩を救ったか、その政策や根底の思想について記した書籍となります。

    なお、本書は童門冬二さん著作の歴史小説「上杉鷹山」の解説本的な位置付けの書籍であり、小説を読んだ人にとっては、その振り返りや解釈理解の助けとなります。

    物語を進めながら時代背景等の解説も併記されているので、小説を読んだことがない人にとっても、楽しみながら読み進めていくことができます。

    ■本書のここが面白い
    上杉鷹山の藩政治は、田沼政治と定信政治の変遷の中にあり、これら2つの中央政権との比較がとても面白いです。

    田沼意次といえば、賄賂政治。
    高度経済成長の裏側で根回し・贈賄による腐敗が進み、政治が混沌を極めました。

    かたや、松平定信といえば、寛政の改革。
    清廉潔白・質素倹約を重んじた粛清政策により、経済の成長は一気に鈍化しました。

    とどのつまり、両政治共に失敗したわけですが、その片隅で、米沢藩は着々と財政改善を重ね、付加価値政策・人材育成において特に大きな成果を残しました。

    成功と失敗の違いはなんであったのか?
    上杉鷹山の政策は何が素晴らしかったのか?
    なぜ一介の大名の名声が、異国アメリカの大統領にまで及んだのか?

    本書ではそれらの答えが分かるとともに、
    武力ではなく経営思想によって大成した稀有な大名のサクセスストーリーを楽しむことができます。

    ぜひ読んでみては。

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    2022年07月24日
  • 歴史に学ぶ「人たらし」の極意

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    心を動かすのは やはり 人情だったり 愛だったり 気配り 気遣い なんだなあ。
    出会えてよかったな。

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    2022年05月10日
  • 伊能忠敬

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    52歳で隠居してから測量を本格的に学び、55歳から日本中を測量してまわった伊能忠敬。本書では、彼が人生の後半でなでそのようなことができたのかを、幼少期から青年期、そして家業で成果を挙げた日々に焦点をあてて描く。きっちりとした仕事を成し遂げたからこそ、隠居ができたし、財力も備わっていたので、測量という新たな取り組みを始めることができた。
    人生100年と言われる今、まさにお手本となる生き方だと思います。

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    2021年11月18日
  • 伊能忠敬

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    <感想>
    日本地図で有名な伊能忠敬。その若かりし頃をメインにした歴史小説。
    婿として入った千葉の片田舎の農家を建て直し、豪農となるまでが前半。後半は子供の頃から好きだった天文学と測量を学ぶため、江戸に出る。
    本書では、人生後半で好きなことをするため、前半での積み上げがいかに重要かということを学べる。思い付きで始めわけではなく、引退後に本来の夢を叶えるべく準備をする。
    これから定年を迎える年代には学ぶべき点が多い一冊。

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    2021年07月16日
  • 直江兼続〈下〉 北の王国

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    ネタバレ

    大河ドラマは未鑑賞でしたが、
    直江兼続を主人公とした話。
    徳川家康に敗れてしまった、石田三成との関係も、
    読んでいて新発見でした。イメージが変わりました。

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    2021年03月17日
  • 黒田官兵衛 ー知と情の軍師

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    黒田官兵衛と
    信長→秀吉→家康との関係性を、詳しい時代背景と共に説明してくれる、良い本。
    【新たな気づき】①官兵衛=権謀術数を思いのままに使った策謀家というイメージがあるが、+人情深い人物という意外な側面があった②自らも軍師であった秀吉は、官兵衛&半兵衛を戦国時代の一つの流行として側に置いた。官兵衛の役割は調略と交渉。③戦国時代の日本一頭脳の鋭い男と称される官兵衛はもちろん、家康も(人質時代に今川義元の軍師太原雪斎から学問を学んだ)大変な読書家であった。④官兵衛は実直=一言多い。バカなふりができない。晩年はユーモアも持ち合わせた。最終章の息子長政への教訓は感動物。
    【備忘】信長のマインドで起業し、秀吉のマインドで拡大し、家康のマインドで経営を行えば最強。特に秀吉は経験値が圧倒的←自分が憧れるのは秀吉(常に使われる兵の身になって作戦を立てる)。信頼出来る人に仕えるときは官兵衛のマインド「この人の分身になって、頭の働きの一部を自分が引き受けよう。それも、この人が苦手なことや、あるいは後回しにしたいことを自分が先駆けてやろう」
    上司とは、部下が出来ないことを出来る人。だから尊敬され、部下がついてくる

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    2021年03月14日
  • 渋沢栄一 人間の礎

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     渋沢栄一という人物について、ひとつ驚いたことがありました。それは生年と没年です。1840(天保11)年に生まれ、1931(昭和6)年に亡くなっている。江戸時代に生まれた人が昭和まで生きていたことに、驚愕したのです。渋沢栄一にはそんなに昔の人ではないような印象を抱いていましたが、坂本龍馬や西郷隆盛などと同時代、つまり幕末の真っただ中を生きた人だったことを考えると、日本の歴史もまだまだ浅いものだと感じます。
     本書を読み、栄一の人生における四つの転機が見えてきました。
     一つ目は、幕臣の平岡円四郎との出会いにより、過激な尊王攘夷論者だったにもかかわらず、一橋慶喜に仕えることになったこと。
     二つ目は、慶喜の弟昭武にともない万国博覧会使節としてパリへ行ったとき、軍人ビレット(武士)が銀行家フリュリ=エラール(商人)に対し、威張ることなく礼儀正しく接しているのを見て衝撃を受けたこと。
     三つ目は、大隈重信と出会い、明治新政府の大蔵省に入ったこと。ここでの働きが、日本経済の近代化(資本主義)を促すことになります。
     そして四つ目は、明治6年、33歳のとき、井上馨とともに大蔵省を退職、実業家としての道をまっしぐらに進み始めたこと、です。
     私が心打たれたのは、栄一が〈うわべの世の中の動きと、世論の底に流れている地下水脈を見据えていた〉ために、自分の社会的立場に関係なく、すなわち攘夷派でも開国派でもない視点から、あるいはどちらの視点からでも、冷静に考え判断することができたことです。どんなときでも自分の理念を貫き、〈日本国民の生活を豊かにすること〉を第一に動いていた栄一を、心から尊敬します。
     本書では、主に渋沢栄一の前半生に力を入れて書かれています。それは、栄一の精神の原点を知ることが、この人物の理解に最も必要だと考えたから、とあります。詳しい後半生については、本が何冊が紹介されているので、いずれ読んでみてもいいかなと思っています。
     ちなみに、商業における考え方が生涯合わなかったという岩崎弥太郎との関係が、項羽と劉邦になぞらえて語られているのが、興味深くておもしろかったです。
     この評伝を読んで、『青天を衝け』がますます楽しみになってきた!

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    2021年01月18日
  • 「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」

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    この人ならという気持ちをもたせる偉人のインプットは出来ても、中々アウトプットとして行動を、どうしたら自然とできるか改めて考えるきっかけとなりました。
    歴代の偉人が数多く登場しますが、一人一人深掘りして読んでみたいと思いました。

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    2020年12月01日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    感動した、語りも人物の会話も口語で非常に読みやすい。
    歴史小説というよりこれはビジネス書、それも経営者の範となる。
    ジョンFケネディも印象に残る日本人の名として鷹山を挙げたそう。

    今風に喩えれば、老舗の世襲企業に、突如やってきた外様の代表取締役、会社の内や派閥抗争ばかりで客を顧みない古参の取締役ににらまれながらも大胆に、柔軟に、徳をもって社を改革する。客が戻った、という話。

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    2020年10月14日
  • 渋沢栄一 人間の礎

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    来年の大河の主人公「渋沢栄一」を短くも、解りやすく語る、作者・童門冬二氏の構成に感謝。渋沢栄一の思想、考え方の推移が良くわかり、彼の後半生の偉業が感じられる。

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    2020年09月30日
  • 小説 上杉鷹山〈上〉

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    面白い。
    現代版に読み易く書かれている。小説版なので、何処まで史実に忠実か分からないが、面白い本になっている。
    現代でも通用する。
    改革は、人の気持ち次第という事か。愛が必要。win-winにならないと。諦めない。小さい事からコツコツと。

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    2020年09月13日
  • 90歳を生きること―生涯現役の人生学

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    90歳までは、まだかなりあるけど以前講演をきいたり、鷹山の本を読んだりしたことがあったので読んでみた。相変わらず、切れのいい年齢を感じさせない人生学だった。見習いたいものだ。

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    2020年08月21日
  • 渋沢栄一 人間の礎

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    2024年から発行される新一万円札の肖像になる人物、渋沢栄一氏。

    恥ずかしながら存じ上げなかったので読んでみた。

    いやぁ、これは読んでおかねばならない内容ですよ。
    日本人なら知っておくべきです。
    何せ一万円札ですからねぇ(汗)
    来年の大河ドラマにもなるようですね。見ないと思うけど。

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    2020年08月20日