童門冬二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
落語は思わずぐっとくる“ヒューマニズム”に溢れてます。
嫌な人間関係に困った時、落語の知恵が活かせます。
家族に感謝したくなった時、落語の名場面に共感できます。
「こんな人いないよ」と、呆れ返る噺もあります。
童門流「落語的生き方のすすめ」、一席どうぞおつきあいを。
[ 目次 ]
第1章 困った人付き合いに効く落語の一言(おハズカシウございます―理不尽な上司に;ケガしなかったかい?―リーダーの器量を示す ほか)
第2章 イヤな仕事を楽しむ落語の知恵(“堪忍袋”のすすめ―ストレスを解消したいとき;“職場バー”のすすめ―やる気を引き出す ほか)
第3章 家族の人情を描く落語の名場面(子離れのさびしさに耐える;可愛い子には旅をさせる ほか)
第4章 憧れる?呆れ返る?落語的生き方のすすめ(男は放浪に憧れる;女は定住に憧れる ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
本多作左衛門は、日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書いた武将として知られている。彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本書の主人公、本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。▼「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。▼その場の空気、周囲の目を気にしがちな現代人にっとて、自分の真実を考えさせられる一冊である。
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Posted by ブクログ
当時の慶喜の側近による、謎の架空座談会なんかが時々挿入されていて、
微妙っていうか、読みづらく感じる向きもあるかもしれないが、
「とりあえず慶喜という人の概要が知りたい」という自分の希望は充分叶えてくれた。
この本も、解釈のひとつに過ぎず、これだけが正解ってわけじゃないのは勿論。
篤姫の副読本という視点で読みましたので、その方向で。
この時代について、自分、ほんと無知無関心でしたな。
そもそも「尊皇攘夷」って、四文字熟語みたいなもんだと思ってたし。
「尊皇」と「攘夷」はぜんぜん別の言葉でしたよ・・。
「攘夷」と「開国」はちょっと並び立たないが、「尊皇」は両立できますな。
この時代の最終結論は日本は「尊皇開国」ということでいいでしょうか。
阿部正弘が発案し、島津斉彬が育てた思想も、それですよね?
「生麦事件」は習ったからなんとなく覚えてたけど、
その当事者が島津久光だったとか、うろ覚えの知識が繋がったり。
篤姫28話時点で、一橋派は敗れて慶喜は将軍にはなりませんが、
井伊様が暗殺された後、家茂の後見役として、松平慶永とともに政治の表舞台に。
それから激動の幕末アレコレ。ほんといろいろ大変でしたね・・。
慶福のほうが将軍にふさわしいと、篤姫と同じ視線で自分も思ったけど、
それは結局、天下が安定していて、いまあるものをそのまま次代に受け渡す役目なら、
慶福のような、天性の王子様気質は最適任だったかもしれない。好かれるだろうし。
でもこれほど激動の時代には、それだけではどうにもならんかった。
慶喜は将軍になりたくなかったというのは、家茂の死後お鉢がまわってきたときも、
徳川家の相続はするけど将軍はイヤとか言って、ほんとヤだったのかなと思いますが、
そのことで、無責任とかかっこ悪いとかは責めたくないです。かっこ良くはないが。
やりたくない気持ちは、わからないでもないので。
彼は、自分の意見としては開国論者だったらしいし、時勢を理解すればするほどに、
攘夷なんかできるわけないことも身にしみてわかったと思うが、
将軍の後見役になり、後に将軍職に就けば、自分の思うとおりに動くことはできなくなる。
試行錯誤で主張がコロコロ変わっちゃったり、仮病使って逃げちゃったり、
ほんといろいろみっともなかったり、かっこ悪かったりもするわけですが、
それでも彼は、なんとか徳川家を強い立場に持ち直そうと頑張る。
その努力は涙ぐましいほどだと思うんですけど。
終盤は、あきらめたのかなんなのか、あんまり動かなくなるらしいが。
日本史上に燦然と輝く大ヒーローってわけにはいかないですが、
英明だったのは確実だし、武将としても結構いけてたし、
うまくはいかなくても、彼なりにすごく頑張ったのではないでしょうか。
今後ドラマ内でどのように描かれるのかはわからないですが、
やっぱり私は、なんとなく慶喜を応援するような気持ちでいるような気がします。
がんばれ慶喜。結果はきまってるけど。