川原泉のレビュー一覧
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内田樹先生の「街場のマンガ論」の中で、
川原泉の「銀のロマンティック…わはは」が、時々無性によみたくなる。
という一文をみて、(ご丁寧に、「甲子園の空に笑え!」所収とまで綴ってある)
そんなに、おもしろいのかと気になって、即 購入しておいて、正月休みによみました。
傑作中編集といっても過...続きを読む -
ブレーメンへの搾取がテーマの本編。悲しさが、未来への期待へとかわる。
この話は、いくらでも現実の問題として考えられる。動物の権利の問題。人種差別の問題。搾取や虐待は置き換え可能。みんなで、ブレーメンⅡの仲間になりたい。そう思える。ぜひ、読んで欲しい。 -
マンガ界の「教授」「仏」
とも慕われるカーラ先生。
マンガ好きの友人に「笑うミカエル」を
教えてもらったことをきっかけに、
ほぼ全作拝読しています。
SF大作へのオマージュ、野球、ゲーム、
庶民派グルメ、
ときに労働問題をも織り交ぜて。
ダメ人間へのあたたかな眼差しも
さることながら、
動物た...続きを読むPosted by ブクログ -
黒ヤギ、カインが、あまりに可哀想で、切ないです。
差別や偏見という、人同士でもおこる普遍的なテーマと、動物の命をどう考えるか、仲間と捉えるか、都合良く使うだけなのか、という動物愛護の問題も絡み、利己的な人間が暴走した後の惨劇が、胸にしみます。 -
一巻でこだしにされて、うっかり、受け入れてしまっていた火星人(クツクツ虫)が、活躍?します。ストーリーは真面目なのに、その強烈さに、ノックアウト。私的にツボでした。
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ただただ懐かしい~でした
チェーザレボルジアはまった若かりしころ(笑)
飄々としながら愛を感じるんですよね
チェーザレを知らないとなんのこっちゃってなるかもですが
イタリアが好きな人にはおすすめです -
学生の時に読んでいて懐かしく、購入しました。
ちょっとおかしくて、それでいて、少しセンチで(今はセンチなんて使わないんですよね)
心が温かくなります。
川原ワールド、全制覇したいです。 -
最近は新作もなかなかお目にかかれない川原先生ですが、間違いのないクオリティの作品ばかりです。バビロンまで何マイル?も、浮世の疲れが吹き飛ぶ読後感❣️
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これがシリーズ化されて(?)たのを知らず、たまたまこのサイトで作者検索したら2冊も買ってない川原作品が出たので
喜び勇んで『コメットさんにも華がある』とこちらを購入しました。
どちらが最新刊なのかよく見ずに試し読みして、インスピレーションに従い、こちらを後から読みました。(正解してよかった)
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おバカな私には難解なワードがいくつも飛び出し、解説を読みつつ「ふんふん。なんかかしこくなった」等思いながら、くすっと笑い、最後にはほっこりさせてくれる作品ばかりで、
今回改めて感じたことは「あ...この人の作品て、少女マンガだわ」と。
今までは「少女漫画のジャンルとは毛色が違う」と思っていたのに...続きを読む -
待ちに待った川原教授作品。高校生男女の話ばかりなのに、色気が全く感じられないのも相変わらずで、なんかホッとしました。淡々と書かれるナレーションと台詞は、カーラ君節健在。やっぱり面白いわ。
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1巻のみ読み終わった。
やさしい雰囲気の川原氏の絵柄にくるまれてはいるがその実、思考実験としてのSFの本質を突いた話となっている。「良質なSF」だろう。
SFだとそれっぽいギミックなどが注目を集めてしまいがちだが、そういうものを配置しつつ、ほんわかしたキャラクターであたりを柔らかくしながらも、...続きを読むPosted by ブクログ -
いわゆるイケメンにキュンキュンときめくハラハラドキドキな少女漫画とは違い、ゆるゆると…しかし確実に心をあたたかくしてくれる漫画です。
心なしか主人公に『のんき者』が多い気がします(笑)