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みすずにプロポーズした幼なじみのパイロット。誠実で二枚目だけど、食欲の前には男の意地もプライドもなくて…!?おもしろおいしい傑作集!
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川原ワールド全開
学生の時に読んでいて懐かしく、購入しました。 ちょっとおかしくて、それでいて、少しセンチで(今はセンチなんて使わないんですよね) 心が温かくなります。 川原ワールド、全制覇したいです。
Posted by ブクログ
胃袋が合うって、心底幸せだなあと思う。 私は浩文みたいな旦那さんがほしいです。 カレーでも、きしめんでもいくらでも作ってあげるよ!
「食」をテーマにした恋愛オムニバス。 幼馴染同士の恋愛に始まり、宇宙運行会社の社長と腕利き女社員というSFまで。 「釣好きで地味な女子高生」や「味噌汁を飲むことでインスピレーションが湧く洋楽アーティスト」など、少女マンガのベタから大きく外れた非ロマンティックな設定・展開でありながら、「そしてみんな...続きを読む幸せに暮らしましたとさ」というベタな、ロマンティックな結末で終わるのが素敵。 しかし、言葉の感覚が変わってるなぁ。なんだよ「うわあ、磯の王者イシダイ様の3段引きだあ〜〜〜!!」って。しかも女子高生の台詞で大ゴマだよ、これ。面白いなぁ、もう。
川原さんの作品の中で珍しく男女の関係がはっきりした作品。 何度も読み返したなー。 アンドロイドの話も、姉弟での恋愛が入ってる。
川原泉の漫画に出てくる人物は大概食べ物への執着心が強いけれど、その中でもとりわけ「食べ物」に執着した作品集。 読み終わる頃にはカレーや味噌汁やアップルパイが食べたくなるはず。
この漫画家さんは、言葉が哲学的で素敵だ。 そして描かれるひとびとがどこか、しらっと普通でない。 ……表現がおかしいが、それしか言いようがないのだ。 変人……というにはいたってまともだし、かといって凡庸でもない。 本人たちはいたってまじめなのが、とても可笑しくて愛しい。
初めて読んだ川原さん。 物凄くお腹が空きます…カレーとか食べたくなるんですよね、これがまた…。 面白くて美味しい話が詰まっています。
川原先生の作品は全部好き! この本にはのちに続編(ブレーメンII)が描かれる作品も収録されている。
低体温で、本気にしていいのか分からない、夢みたいな世界が…。なんとなく切ないんですよね。そしてなんとなく好きっていう。
川原泉は「甲子園の空に笑え!」が好きで、あといくつかぱらぱらっとのぞいただけ。あれば読むし、決してきらいじゃないけど、大好きって感じでもないかなあ、くらいだった。 この短編集を最初から最後までふむふむ読んでいって、「月夜のダンス」を読み終わったら、じんわり「あれ、すごく好きかもしらん」と思った。 ...続きを読むこの低体温では、ぐあー大好きだー!とはならないけど、ほどよい心地よさに知らず長風呂してしまう。そのうちうっかり手放せなくなりそう。 「月夜のダンス」がなんともよいなあ。読み終わったあともう一度読んだ。 今年の桃は良い桃だ もったいないが あんたにやる 「三月革命」のふたりも、ああちくしょバカだな可愛いな。 低体温人間ばっかりだが、無感動人間ではないんだよ。 「きゃーうれしいvv」とか言わないだけで、表情に出ないだけで、あと感動のポイントが周りとずれてるだけで。 悩んでいたりもするんだよ、人知れずだけど。本人も、悩んでることに気づいてなかったりするけれど。 でもそういう人達が、奇跡的に同種の人間やらなぜか波長の合う人と出会って、心地よく暮らしていくのが川原泉ワールド。ほっとする。 解説の締めにうんうん頷いた。 「恋愛なんて、りりかるな慕情やドラえもんのあくしゅでじゅうぶん、それだけで男というものと今後もやっていければ、こんなうれしいことはない。そんなのはただの女の子の夢…とおとなたちはいうけれど、そう、夢だっていいじゃないとわたしは思う。」 ね。夢だっていいじゃないね。 わかってやってるのでしょう、作者だって。 漫画にはそれを通して現実世界を見つめ直させてくれるものもあって(最近はまってる「進撃の巨人」はまさにそれ)、一時そういう漫画ばっかり好きだった。あるとき、ファンタジー作品が大好きで高校生の恋愛ストーリーが嫌いな友人が「お話の中でまでなんで現実見ないといけないの。フィクションは現実逃避だよ」と言い切った。 それって後ろ向きに聞こえるかもしれないけど、今なら私は、ああそうかもと頷きながら川原泉を読む。この中では、月夜にカーテンでドレスアップした女装男子がひらひらくるくると踊っていて、それを見た女子は「スネ毛は社会の迷惑です」と率直な意見を述べる。などと言いながら、最後は「すごくよく似合うよ~」と2人で「ドンジャラホイと」踊りまくる(その擬音はなんなのだ)。 解説に「姑息なのか無邪気なのか」とあるけれど、いやいやわかってやってますよこのお方は。だから私は安心して一時、現実を忘れる。 たった1冊でけっこう語りすぎたので、これからいろいろ読むうちにまた見方も変わってくるかもしれないな。 感激のワルツ 情熱のルンバ 狂乱のブギ 倒錯のタンゴ 哀愁のチャールストン さよなら 月夜のドレス
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