川原泉のレビュー一覧
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川原先生の最近の作品を読むのは久しぶり。
といっても、2006年から2008年に書かれた作品なのだけど、まあ、自分の中では最近の作品、ということになります。
そりゃ、昔々に比べれば、絵が若干、変わったな・・・とは思うけど、味のある人物設定には変わりがなく、ごはんはやっぱり「もぎゅもぎゅ」言いながら...続きを読むPosted by ブクログ -
超進学校を舞台にしたボーイ・ミーツ・ガール短篇集。
舞台が舞台なので、全員賢くて、でも、変人。
すべての作品にヒーローとヒロインがいるのに一組もくっつかないのが、すごく「らしい」。
恋愛は一切出てこないのにすごく満足して何度も読み返してしまう。Posted by ブクログ -
このなんとも言えない世界観はさすがです。面白かったーの他に勉強になったーって思う作品書ける圧倒的知識量には純粋に賞賛してしまう。
とにかく細部にまで手を抜かないから長く愛読させてもらってます。
まじペプチドすげえや。Posted by ブクログ -
不覚にも、この短編集を読んでいなかった。ばかばかばか!!
愚者の楽園で涙腺がぶっ壊れ、そしてつづくすべての作品でも落涙。川原泉ファンののぞむ川原作品が詰まっている。裏切りなし!!
怖いくらい美しく、清らかで、マイペースなキャラたちの発する、長い長いうんちくのまた美しいこと。いちばんいいころの川原ワー...続きを読むPosted by ブクログ -
どっかずれてるけど浮遊感、常識的じゃない展開に今回も楽しめました。特に『真面目なあの人には裏がある』に爆笑です。偏差値が高い高校が舞台なんですが、3年の日夏ちゃん兄がカミングアウト、相手のひと癖ありそうな弁護士の弟がとなりの席の塔宮君。
変態弁護士が家にご挨拶にきたり、女たらしの塔宮君が自分もホモに...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に川原先生の本を読めてほっとした。
恋愛マンガであって恋愛マンガではないラインの川原作品の持ち味が好きなので、楽しめた。
背景のアヒルも人によっては目障りかも知れないが、トーンよりもかわいくて私は好きです。Posted by ブクログ -
カーラ教授は今回も素晴らしいです。
なんていうか、うっかりとかぼんやりとかそういう人々もけなげに生きているんだということをもうそれはそれは愛おしく描いてあります。
よくよく読むと一つ哲学が貫かれてます。
生きていくということです。Posted by ブクログ -
僕にとっての川原漫画の入り口 「ブレーメンⅡ」 の雛形、 「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢をみるか」 が収録された短編集。
あぁ、素晴らしき川原泉的真面目脱力系SF・・・・。
全体的になんとなく三原順っぽい絵柄で・・・くらもちふさこ的なちょっと切ないラブコメで・・・・それを川原泉的な照れ隠...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらずのカーラ教授で安心というかなんというかww
一見、できるようで実は不器用に生きている人間たちがこと幸せに生きていられるカーラ教授の世界はなんて幸せなんだろう。
とりあえずゾンビブルーのコミカライズ(笑)お願いしますね、教授!Posted by ブクログ -
ブレーメンとか好きだったけど10年ぶりぐらいに川原泉を読んでみました。相変わらず浮遊感のある話で、どの短編もすばらしい。全部後日談が欲しいけど、そういう読み方をせずに現在だけを楽しむべきかな?でも、映画ゾンビブルー情報聞きたいな。Posted by ブクログ
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浩文に対して「口をゴミ捨て場へ捨ててきておしまい!」という台詞には大いに同意。
彼氏が夜中にも関わらず膨大な夜食を食べる時に本気で言いたくなる・・・言ったところで浩文のような答えは絶対返ってこないんだけど;
短編集なので、とても読みやすいです。
全ての恋人達に通じるのは「食」かな・・・食べ物の好み...続きを読むPosted by ブクログ -
その理屈には無理がある(佐倉さんを男子だと思った生徒会長は?)、
その科白には嘘がある(霊と同居の水音さんは隣人・化学教師と食卓を囲む?)、
グレシャムには罠がある(貧乏な山吹さんはお金持ち陣内君の部下に!?)、
コメットさんにも華がある(ゾンビ大好き真島さんの無愛想が招いたのは?)。Posted by ブクログ -
ゆるーいラブストーリーですが、そのゆるさが良い。
特に好きなのは表題作。なんか、頑張ろうって思った(笑)。
『その科白には嘘がある』も好き。もし化学科に進学してたらこの専門的な科白の意味もわかったんだろうか。Posted by ブクログ -
「〜がある」シリーズ第二作。
前作はなんか物足りないなーと思ったけど、これはおもしろかった。
表題作の「コメットさんにも華がある」は特に秀逸。
で、改めて前作読んだのだけどこっちもおもしろかった。
しかしまあ、グレシャムの法則やらヘゲモニーやらって単語が出てくる少漫画なんて川原泉だけだよね。Posted by ブクログ -
川原教授の「~がある」シリーズ第二弾。相変わらず、ゆる~い話の展開の中で、哲学・経済・数学・科学などの理論がちりばめられている。面白いけど、連載の頻度が少ないので、単行本になるまでに時間がかかるのが難点。Posted by ブクログ