榎田尤利のレビュー一覧
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「おまえが泣くところ見してみ」
なんだかんだで世話焼きサラリーマン(久留米充)・何かと不幸な院生(魚住真澄)
魚住が久留米の家に転がり込むところから始まる、生と死と友と愛のお話。
魚住くんシリーズ復刻版…だったのですね。知らなかった。
何気なく買ってみたら、大当り!あー新品買えばよかった(笑)
いくつかの区切りのよいお話しで構成されてますが、どれもこの人たちの世界を知るうえで欠かすことのできないお話しだなぁと思いました。魚住くんが様々な人と関わることで成長、、というか人間らしくなる様が微笑ましかったです。そして鈍い2人がもどかしい!そのもどかしさも一興。最後のお話しは涙無くして読めませんが -
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前回の「犬より素敵な~」の次のお話。
志水さんの絵がまた素敵です。
だいたいのレビューに書いてあるんですけど、主人公・千昭の義兄がもうね本当にクソでねぇ!!
読みながらこっちが放送禁止用語を連発してしまうくらいのヤツなんだけど、そこまでの人を書ける榎田さんてすごいなぁと後から思いました。
本題ですが、Pet Loversのシン(ライオン)は、義兄が雇って千昭に差し向けたんです。襲わせて、それを見るっつー目的で。
でも、千昭が合意じゃないと気がついたシンは襲わなかった。
ここから始まるわけですが。
千昭の諦めっぷりと、母親&義妹を守るための服従。
希望を持たず、幸せも助けも求めない。
10 -
Posted by ブクログ
好きな作家さんに、好きな絵。
そりゃ買いますよ!
Pet Loversの1冊目。
割のいいバイトとしてPet Loversに登録した倖生。
「男娼」だと思って轡田に派遣されていったが実は、という始まり。
SMとかじゃなく、人が「犬」として過ごすので読み始めは少々困惑。
ただ、轡田(飼い主)と犬(倖生)が、本当に飼い主とペットそのまま体現!という感じで、一瞬、微笑ましくなったのですが…いや、冷静になればやっぱ変ですねぇ。
ダメな人は読んでて不快になる設定かも。
私は「独占欲が強いのに、相手にベタボレでひどいことできない人」が大好きなので、轡田の束縛はアリですw
極限まで落ち込んでる時に読 -
Posted by ブクログ
「俺はあんたを甘やかす、優しいペットだ。まるで恋人のような」『Pet Lovers』のオーナーである仁摩遙英は、仕事が恋人というワーカホリックだ。そんな仁摩は、問題児のペットを躾け直すため自宅マンションで預かることに!カテゴリー爬虫類の蛇、竜巳杏二だ。命令しても動かず、呼んでも振り向かない扱いづらい蛇に、仁摩はうんざりする。だが、不遜なばかりではない杏二を知るうちに、まるで恋人のように惹かれ始めていくのだが、ある裏切りを知り…Pet Lovers至上の恋、登場。
何度もその姿を変える蛇。
色を変える、というよりは脱ぎ捨てるといった感じで、蛇、魅力的でした。 -
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ーー人間は生きながら、ちょっとずつ死んでいるのよ。
みんなが進むべき道を見つけてくれて本当によかった。なんだか魚住も久留米もマリちゃんも響子もサリームも濱田さんもみんなみんなずっと生き続けている感じ。私の中で、っていうありきたりなことじゃなくてまたぽっと彼らの物語がどっかから生まれてきそう。須和先生の作品読んだ後に近い感覚を覚えました。
あとこの本(特に夏の子供)を読んで榎田尤利は本当に学のある人じゃないか、と思いました。別に学歴差別とかじゃなくて社会に対して一定の問題意識があってそれを勉強してきた人じゃないかな、って感じた。なんだか会社内での話とか女の子の大学院の話にまつわる言い回しが皮肉