あらすじ
シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる──
亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい……!? 甘くてほろ苦い大人の恋!!
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なんだろう、ペットシリーズ一作だけ読むつもりが読破しようとしてる…榎田さんこわい…
そもそも猫が大好きなもんで、このシリーズの中でこれが一番好きかも。美人でクールで暗い過去持ってて淫乱てすげえな。
これ、まあ雨宮の猫はネコですけど、舘さんもあえて舘さんなんでしょうか。かけてあんのかな。
榎田さんの作品ってどれも脇役がいい!前作では別所が気になったし、今回は仁摩がいいなあ、雨宮の保護者ポジション。そういうの好きだなあ。
一回目の失踪解決でアレ?でもページ数まだまだあるよね?って思ったらこうくるか…そりゃ榎田さんがそんなすんなりハピエンに持ってかないわなあ。
でも雨宮捜しの方法はなんか…ロマンチックすぎてちょっとエエエ…ってなったかな。新聞て。すげえな金持ちは。
でも9億を簡単に手放す舘のかっこよさ!もう少し迷うかと思ったら本当に迷いなく捨てた!うわーかっこいい。今回もやっぱりかっこいい攻め。
「ずっと一緒にいよう」って、ありそうであんまりないセリフだと思うんですよねえ、特にBLでは。使い古されてる感あるけど、実際にはあんまり無い気がする。何故か一番ぐっときた。ありふれてんのに。
いやー雨宮のギャップがすごい。猫いいな。
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ペットラバーズはシリーズ通してストーリーもキャラも魅力的でその中でもこの作品が1番好きです。
初めは推理ものかと思いましたが、最初の方からちょいちょいとわかりやすくヒントを散りばめてくれてたので謎解きというより、どういういきさつでどういう理由でシュレディンガーに?と思いつつ、そのいきさつが分かるにつれ切なく萌えました。
特に雨宮が魅力的で、表の顔は清廉潔白で真面目でお堅くツンと澄ましてるのにそっち方面は最初ほうでのっかっちゃったりちゃんと猫っぽくていやほんとたまらないです。
地位や資産はあっても人を信用できない孤独だった老人が、孤独な雨宮を含む猫たちを拾い、愛で、遺したゲーム?を通して、血が繋がってなかったかもしれない会ったこともない孫が出会い、そしてこの後は遺された家屋で老人を思いながら愛を育み暮らしていくのであろう…優しく素敵なお話しでした。
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シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる──
亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて合う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい……!? 甘くてほろ苦い大人の恋!!
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Pet Loversの中で一番好きな話です。
犬から読んでると最初の最初で、何の意図もせずにオチはわかったりしますが、そこはさすが榎田尤利!!読ませます。
泣かせます。
泣かずに読み終わったことはないです。
無性に猫を飼いたくなります。
シリーズ3作目は仔猫ちゃん
と言っても家族と縁が薄く世を諦めているよーな孤独で猜疑心の強い襲い受け、
な猫ですが(汗)謎かけっぽい始まりですが謎は容易く推察可。ツンデレ雨宮の生い立ちがあまりに不憫でしたが、やや傲慢不遜な俺様〜でも本当は案外温ったかい館と出会い始めこそ水と油のよーですが紆余曲折あり愛しい存在になっていきます。そしてついには「信じたい気持ち」が芽生える。実際は口で言うほど簡単に人を信じることは難しいのだけれども「お前が信じなくても俺が信じてる、俺がベタ惚れなんだから待つ」の台詞に館の株が高騰(笑)館は確かに犬っぽい、ってか読み終わってみれば何だか可愛らしい男の人だな〜と感じる。案外純情だったり鈍かったりするところも不器用なんだけど魅力的。1、2作に比べ心身共に痛さもなく割と安心して読めますよ。
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ペットラヴァーズシリーズ3作目。
攻め:舘芳隆
受け:雨宮典
それまで全く存在を知らなかった祖父が亡くなり、孫たち3人のうち屋敷に居る猫・シュレディンガーを探した者に相続させるという遺言で、その屋敷に仮住まいして探すことにした孫たち3人。
さて、シュレディンガーという猫はどこに、、、?
ペットラバーズから派遣の形が見えず、最初はこれはどういうシリーズとしての関わり合い?と思いきや、、あ、なるほどーという風に物語が進んでいきました。
人を信じられないまま死んでいった老人と、やはり人を信じないまま生きている秘書、、、。
人間の成長物語なんだねぇ、結局は!と思った次第です。やっぱり深い。
ペットは猫なので、私は猫が好きなのでかなり堪能しました。このきままさや媚びなさがいいのよね。
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すごくよかった。展開は読めたけど、それを抜きにしても面白い。受けのキャラがいい。無表情でなつかないようで、笑ったり怒ったり、気紛れで本当に猫みたいだった。
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!!注意!!
非腐女子のオタクが研究のために読んだので、視点や感想に偏りがあるかもしれません!
<6冊目>
こういう恋愛云々より考えることが他にある作品というのも良いと思いました。
これも主人公攻めとして友人が貸してくれたものです。
たとえ内容がどうあっても、やっぱり最後はハッピーエンドがいいですね。
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今回は猫。祖父の遺言で一匹の猫を探すことになった舘。正しく指摘すれば祖父の全財産が転がり込むのだが・・・・。愛嬌ある猫達がかわいい。このなんとも言えない二人の関係が好きvv
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【あらすじ】
シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる―亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい…!?甘くてほろ苦い大人の恋。
【感想】
シリーズ第三弾にして、最初に読んだ本です。猫派なので(笑)。
関係ないですがシュレディンガーも好きです。
Posted by ブクログ
Pet Loversの3冊目。
シュレディンガーは結構早い段階でわかりました(笑)
これは、あんまりPet Loversっぽくないお話だったなぁ。
いつもの「ペット派遣しまーす」みたいなんじゃないし。
交流のなかった資産家の祖父が亡くなり、遺産相続人の1人として呼び出された主人公の舘。
そこで、祖父の秘書だった雨宮と出会い、お互い「気に入らない」タイプで反発します。
主人が死んで自棄(?)になった雨宮の誘い受で始まって、舘は一発でホレちゃうし、思ったよりきちんとしてて優しい舘に雨宮もヨロヨロするし。
顔見合わせて2人で赤面したり。中学生か!!
もうね、ほのぼの感満載(笑)
猫がよく出てくるからか?
雨宮に割と壮絶な過去があったり、Pet Loversのオーナーが出てきたりと話題はいくつかあるけれど、個人的には静かでやわらかいお話かなと。
拾った雨宮のために、手に取りやすい位置に、読みやすい本を置いておく頑固な偏屈ジジイのシーンがじんわりきました。
散々な目にあってぼろぼろだった雨宮にとって、押し付けがましくない優しい愛情はどれだけ幸せだったかと。
他の人にはどうであれ、雨宮にとっては最高の主人だっただろうなぁ。
Posted by ブクログ
シュレディンガーの猫は?の答えが読んで早々にわかってしまう…
先が読めてしまう、というのは謎解きスキーには少々残念ではあったが
BLだし、ソコじゃないし、というわけで
キャラもツボだったので★4つです。
Posted by ブクログ
俺様強引攻めと見せかけて意外と優しい、包容力攻めの舘。
クールビューティで些か不憫受けの雨宮。
「シュレディンガーを正しく指摘した人に遺産を譲る」という舘の祖父の遺言から始まる、ほろ苦い大人の恋!
Posted by ブクログ
[相続人×被相続人秘書]
イイお話でした。
読み終えて、色々考えてみると
なかなか奥が深い話だったような気がします。
300に満たないページ数だけに
展開が早いと思いつつ、それでも内容は深かったような。
猫好きな私にはたまらない作品。
猫に対する人間の心や、猫の生活ぶりなど、
作者もきっと猫好きなのだろうと思いました。
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☆あらすじ☆
シュレディンガーを正しく指摘したひとりに
全財産を相続させる―――
亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは
風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、
それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。
金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも
屋敷に滞在する事を決める。
一方、雨宮は初めて会ったときから、舘の事が嫌いだった。
それなのに、舘の挑発に乗ってしまい・・・!?
Posted by ブクログ
シリーズらしいことは知っていましたが、何故かこれから読み始めました(爆)
結構序盤で答えがわかってしまった。けど、章ごとに挿入される独白と、
徐々に二人の距離が近づいていく様が見ていて心があったかくなった。
あと何より猫が主役の話なので、その描写が超可愛いw
ツンデレ受けが可愛い猫満載ないい話。
Posted by ブクログ
「シュレディンガーの猫」って何? と思い、Wikiさんを読んでみたのですが、眠い頭では全然理解できませんでした。今度、じっくり読んでみます。
物語の本筋とは違うかもしれませんが、
許すことって難しいな、としみじみ考えさせられました。
真実に目をつぶって許せたなら、孤独ではなかったかもしれないけれど、でも「孤独でないこと」と「幸せ」は簡単にイコールで結べるのかな? とも考えてみたり。
で、何はともあれ、「その場に自分はいないけれど、自分の在った空間に、あたたかい空気が流れている」――それは、何やら心がほんわりするようで、素敵な結末だと思いました。
それにしても猫って、ホント、家に「つく」生き物なんですね。
Posted by ブクログ
犬、ライオンときて、次は猫。お話の中には熱帯魚も出てきたり。
あと、キーの人物のオーナーも出てきます。
今度のお話は猫が誰の猫だったかって話も重要だな。と思いました。
Posted by ブクログ
★3・8
再読。あんまり内容覚えてなかったけど、読んでく内に段々思い出してきた!シュレディンガーに関しては初期にわかった~。毬崗老の日記に書いてるも同然な感じだし。猫にビビる舘さんが可笑しいやらかわいいやら(笑)最初はめっちゃイヤなやつー!って思ってたけど、雨宮と関わっていくうちにガラリと印象変わってきて、なんかさすが榎田さん作品って思った(笑)2人はもちろん、従兄弟たちともいい関係になって終わったのがすごい良かった。あとはやっぱり猫たちが可愛かった~!
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雨宮がキレて館の上に乗ったシーンが好き。女王様然としたところが好きだ!もっと館を困らせて欲しかった。透は結局、見た目通りの性格でしたね。実は腹黒くって遺産を狙ってる・・・みたいな設定が出てくるのかと思った。結局、加瀬も悪人ではなかったしね。館と竜子のやりとりも楽しかったなあ。新聞広告で呼びかけたのが胸にジンときた。『探してます』ではなくて、『特別な猫です』ていうのがよかった。『シュレディンガーは特別な猫です。パスカル、譲吉、ハイゼンベルグ、メンデル、梅太郎も待っています』屋敷に帰っておいでっていうのがよかった。
Posted by ブクログ
内容は面白かったけど、ペットシリーズじゃなくても良かったのでは??
いや、要は猫だからいいのか…
ただペットラヴァーズとはこじつけの様な気がしてならない…
今回はあんまり、お店とは関係ない。
だた舘の最後の行動で舘の性格がよくわかんなくなったw
待つのか…探しに行かないことに意味があるとしてもっ!!
個人的にちょっと納得できなかった部分が多い。
Posted by ブクログ
PET LOVERSシリーズ③
猫好きにはたまらん!
読んだ後、幸せな気分になれる優しいお話でした。
次に飼う猫の名は梅太郎にしようかなんて思ってみたり。
Posted by ブクログ
動物は得意ではないのですが(可愛いとは思うが)とくに
猫は気まぐれでどうすればいいのか分かりません。
でもコレ読んでちょっとだけ分かった。ような気が。笑