【感想・ネタバレ】秘書とシュレディンガーの猫のレビュー

あらすじ

シュレディンガーを正しく指摘したひとりに全財産を相続させる──
亡き祖父の遺言を聞くため古い屋敷を訪ねた舘を待っていたのは、風変わりな猫探しの遺言と初めて会う従兄弟、それに祖父の美しい個人秘書、雨宮だった。金と権力を信じる舘は、遺言の内容にうんざりしながらも屋敷に滞在することを決める。一方、雨宮は初めて会ったときから、舘のことが嫌いだった。それなのに、舘の挑発に乗ってしまい……!? 甘くてほろ苦い大人の恋!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ペットラバーズはシリーズ通してストーリーもキャラも魅力的でその中でもこの作品が1番好きです。
初めは推理ものかと思いましたが、最初の方からちょいちょいとわかりやすくヒントを散りばめてくれてたので謎解きというより、どういういきさつでどういう理由でシュレディンガーに?と思いつつ、そのいきさつが分かるにつれ切なく萌えました。
特に雨宮が魅力的で、表の顔は清廉潔白で真面目でお堅くツンと澄ましてるのにそっち方面は最初ほうでのっかっちゃったりちゃんと猫っぽくていやほんとたまらないです。
地位や資産はあっても人を信用できない孤独だった老人が、孤独な雨宮を含む猫たちを拾い、愛で、遺したゲーム?を通して、血が繋がってなかったかもしれない会ったこともない孫が出会い、そしてこの後は遺された家屋で老人を思いながら愛を育み暮らしていくのであろう…優しく素敵なお話しでした。

0
2021年10月22日

ネタバレ 購入済み

シリーズ3作目は仔猫ちゃん

と言っても家族と縁が薄く世を諦めているよーな孤独で猜疑心の強い襲い受け、
な猫ですが(汗)謎かけっぽい始まりですが謎は容易く推察可。ツンデレ雨宮の生い立ちがあまりに不憫でしたが、やや傲慢不遜な俺様〜でも本当は案外温ったかい館と出会い始めこそ水と油のよーですが紆余曲折あり愛しい存在になっていきます。そしてついには「信じたい気持ち」が芽生える。実際は口で言うほど簡単に人を信じることは難しいのだけれども「お前が信じなくても俺が信じてる、俺がベタ惚れなんだから待つ」の台詞に館の株が高騰(笑)館は確かに犬っぽい、ってか読み終わってみれば何だか可愛らしい男の人だな〜と感じる。案外純情だったり鈍かったりするところも不器用なんだけど魅力的。1、2作に比べ心身共に痛さもなく割と安心して読めますよ。

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2013年10月18日

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