あらすじ
「他の男を気にしてる場合か? 俺だけ見て……俺だけ感じていろ」 呼吸器内科の医師である鶉井千昭は、ある夜、自宅で突然見知らぬ男に襲われた。それが会員制デートクラブ『Pet Lovers』 のライオン、蔵王寺真との出会いだった。足首に見えない鎖を繋がれている千昭と、金で愛を売る不遜なライオン、真。千昭の義兄の企みの下、不本意な出会いを果たしたふたりだが、いつしか強く惹かれあうようになる。しかし、ある過去が千昭を苦しめ…… 究極のビースト・ラブ!!
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匿名
泣きました〜
ハードな内容でしたが、とっても良かった😭
義兄は本当にくそでしたが、
その分、二人が強く結ばれたのでしょう。最後、幸せにね〜〜っと言ってあげたい!
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萌えました!主人公が虐げられて苦しんでるのがつらいです。でも精神ギリギリに追い詰められた所で踏ん張って、虚勢をはってる…。そういう物語が好きな人にはたまらないですね。
Posted by ブクログ
暴力的な中に、それぞれが持つ影の部分が描かれています。それらが絡み合って生まれる独特の空気に魅せられます。ズンとくる読後感も良いです。( エロアリ★★★★★)
Posted by ブクログ
前回の「犬より素敵な~」の次のお話。
志水さんの絵がまた素敵です。
だいたいのレビューに書いてあるんですけど、主人公・千昭の義兄がもうね本当にクソでねぇ!!
読みながらこっちが放送禁止用語を連発してしまうくらいのヤツなんだけど、そこまでの人を書ける榎田さんてすごいなぁと後から思いました。
本題ですが、Pet Loversのシン(ライオン)は、義兄が雇って千昭に差し向けたんです。襲わせて、それを見るっつー目的で。
でも、千昭が合意じゃないと気がついたシンは襲わなかった。
ここから始まるわけですが。
千昭の諦めっぷりと、母親&義妹を守るための服従。
希望を持たず、幸せも助けも求めない。
10年、そうやって過ごしてきた。
でも、シンは千昭を助けようとする。
駄目だと思いながら、シンに「1日だけ」と決めてすがる千昭は、本当は、ずっとずっとそうやって温かい関係を求めてるのになぁ。
2人でいるところを義兄に見つかり、現実に引き戻されたシーンは痛かった。
ここらへん泣きながら読んでました。
全編通して、早く幸せになってよ~~(涙)シンー!早く助けてやって~(泣)と何度思ったか。
最後の最後、ハッピーエンドになった時は心底「よかった…」と嬉しくなった。
9割ダークなのに、読後感はちょっとほんわりする不思議な1冊。
Posted by ブクログ
痛々しい、可哀想、つらい受けは大好きなので割と、割とストライクだったかもしんない…
レビューが結構不評だったのでどうなんだろう?と思ってたけど、この痛々しさ、THE!BL!なお決まり展開、割と好きです。ただ、確かにこれは好き嫌い分かれると思う。
こんなに可哀想な受けはなかなかないよなあ…暴力は…なあ…
本当に深見が最後までゲスたっぷりでびっくり。榎田さんの悪役って何かしら、針の先ほどの救いがある感じだったけど、深見はマジでゲス。すごい。潔い。
でもこういうわかりやすいキャラと設定と展開、この作品においては許せた。苦しむ受けとか好きだやっぱり…
シンのヒーローっぷりもなかなかすごい。テンプレで。ここまで男前な攻めだと安心するね。
氷口入れて殴られるとこからの例のシーンも結構うわあ…ってなったけど、そこからお母さんの死ってねえ…そりゃ死にたくもなるわ。
そんで、アレ?これでハッピーエンドに向かうの?と思ったらやっぱり最後にありましたね深見の究極ゲス。あそこらへんはもうテンプレすぎてちょっと笑っちゃったけど。殺してやるあたりはずきずききた。
結構ひどいことされててもテンション上げれる(いや別に上げなくてもいいのか…)人向けですね。上がりましたありがとうございます。
Posted by ブクログ
Pet Lovers2作目。犬の次は雄々しいライオン。
榎田センセの作品にしては、かなりベタなBLだなあとちょっとびっくり。
ライオンの真に襲われかけた千昭ですが、雇ったのは千昭の義兄である深見。この深見の暴力が最悪。自身も千昭に対して肉体的暴力をふるったり、精神的に追い詰めたり、金を巻き上げたりしているクズ男です。弟が自分がなれなかった医者である妬みや、火傷を負わされたことなどで逆恨みする深見の仕打ちが激しく痛い。
痛いけど、痛いの読み慣れていればこの程度の描写はそこそこレベル。
それより、執拗に痛めつけようとする深見の心の闇のほうが恐すぎで、おののきます…
事情を理解した真が、千昭を仕事抜きで守ろうとするのがステキです。まさに、王道の白馬の王子。
最悪な出会いをした二人は、生きる世界も考え方も何の共通点もなかったのに、相手を知るうちに次第に魅かれあっていきます。最初は仕事という口実でしか相手を知るすべがなかった二人が、愛しあうまでの過程がじんわり心にきます。
二人で山小屋に行って仕事としてでなく恋人のように抱いてほしいと頼んで愛しあうシーンは、すごく印象的。素のままで接してくれる真に、千昭も素直に自分を解放できそうな予感がします。
で、そんな甘い場面の後に、ギャップ感抜群な暴力陵辱がいきなり登場して、ひやりとさせられるストーリー展開。
家庭の事情と深見によって、鬱屈した心を封印して、無力で息苦しい日々を送っていた千昭ですが、真によって魂が開放されます。
終盤、千昭が深見に対して今までの怒りを爆発させるところで、彼の気持ちに同化していたこちらも、スッキリな気持ちになる仕掛け。うまいです。途中のディベートゲームや、自殺を引き止める真の説得力など、随所に作者ならではのセンスが光ります。
しかしながら、それ以外では独特のセンセらしさや、色みたいなものがあまり見当たらないかも。それがちょっと残念。
濡れ場も、らしくないくらい期待以上に甘くて、濃くて、エロい。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
「他の男を気にしてる場合か?俺だけ見て…俺だけ感じていろ」呼吸器内科の医師である鶉井千昭は、ある夜、自宅で突然見知らぬ男に襲われた。それが会員制デートクラブ『Pet Lovers』のライオン、蔵王寺真との出会いだった。足首に見えない鎖を繋がれている千昭と、金で愛を売る不遜なライオン、真。千昭の義兄の企みの下、不本意な出会いを果たしたふたりだが、いつしか強く惹かれあうようになる。しかし、ある過去が千昭を苦しめ…究極のビースト・ラブ。
【感想】
シリーズ第二弾。真がワイルドで素敵です。
Posted by ブクログ
初めての榎田先生の作品です、大満足でした!
ああああやっぱりこう言うタイプの受けは大好物ですね。どんなひどいことをされてもつくづく耐える、苦痛をすべて自分で抱え込んで、一人で耐え切れなくても人に頼れない。無口でちょっと自虐的な受けはたまらないね
それにイラストは志水先生です。受けの顔を見ると思わず氷見の姿が浮かんできて、さらにツボに入っちゃった
Posted by ブクログ
今回はライオン。医師である千昭は自宅で見ず知らずの男に襲われる。それを機に会員制クラブ『Pet Lovers』の存在を知り・・・・。前回は精神的で今回は日常的なカンジ?太陽の匂いがしそう。
Posted by ブクログ
犬の次はライオン。PET LOVERSシリーズ第二段。
今回も楽しく読ませていただきました。
攻めがペットです。物語のはじめは受けがかわいそうでしょうがないんですが、最後はちゃんとハッピーエンドです。
え、エグい。。
とにかく千昭が不憫すぎ、心身共への暴力的な描写が多く痛々しいくやり切れない理不尽さに憤りすら感じます。過去の事故を理由に義兄から長年手酷く責めたてられて良く人格破綻しなかったなと。この義兄は最悪です、人として腐ってる、ほんと死んでくれても結構な感じです(笑)真の一日を買って過ごす日に「恋人のように抱いてくれ」と言う件が切なかった。後にも先にも好きな人と抱き合うことはないのだから、とゆー心情が。諦めることで精神を守ってきた千昭が真と巡り合い気持ちを通じ合わせ冷え切った心が芯から温まるよーな気持ちを知ってくれたことに心底ホッとし本気で嬉しくなりました。真は心優しく温かい正しくライオン、年下の包容力ナメんなよ〜です(笑)
Posted by ブクログ
暴力シーンはきつかったけど、シンは最後までかっこよかった。やはり初めの目に魅かれたと解釈したら良いんだろな。 このままずっと二人で幸せになればよい。
Posted by ブクログ
前作『犬ほど素敵な商売はない』は読んでいませんが、この作品からでも十分楽しめました。義兄とはどう決着がつくのかハラハラしながら読みました。で、結局どうなったの?義兄に縛られてきた分、千昭には幸せになって欲しいなあ。
Posted by ブクログ
BL小説として許せるギリギリラインの強姦あり。
が、許せない暴行あり。
ヒーローはギリギリに助けにくるんですよね、いつも。
ギリギリ過ぎるだろって思うし、否そこまでタイミング良く現れないだろうとも思うが。
もうちょっと心理描写が欲しかったかな。
体から始まる恋だからなのかなー
初恋だからなのかなー
多分、出会いから惹かれ始めてるんだろうけど感情の流れが薄い。
いや、感情が薄い?好きなら好きでもっと深い何かを表現して欲しかった!
最低義兄の暴力ばかりが記憶に残ってしまった。
それでも義兄の深層心理が気になる。最低の中どこかに救いがあったのか。
とことん最低なのか。
必要ないっちゃーないがw
厚さ倍くらいにして、もっと詰めて欲しかったなー