榎田尤利のレビュー一覧
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ーー人間は生きながら、ちょっとずつ死んでいるのよ。
みんなが進むべき道を見つけてくれて本当によかった。なんだか魚住も久留米もマリちゃんも響子もサリームも濱田さんもみんなみんなずっと生き続けている感じ。私の中で、っていうありきたりなことじゃなくてまたぽっと彼らの物語がどっかから生まれてきそう。須和先生の作品読んだ後に近い感覚を覚えました。
あとこの本(特に夏の子供)を読んで榎田尤利は本当に学のある人じゃないか、と思いました。別に学歴差別とかじゃなくて社会に対して一定の問題意識があってそれを勉強してきた人じゃないかな、って感じた。なんだか会社内での話とか女の子の大学院の話にまつわる言い回しが皮肉的。多分今書いてるのも読者層とニーズをよく考えた上でああなってるんじゃないかな。結果当たってるし本当に頭のいい人だと思う。あくまで推測だけど。
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Posted by ブクログ
■あらすじ■
”コンビニでかうおにぎりは赤飯に決めている。それが花島光也のマイ・ルールだ。”その日も何の迷いもなく赤飯を買うはずだったのだが、残り一つの赤飯に手を伸ばしたのは二人……それを譲ってくれたのは偶然にも再就職した出版社の営業・的場だったのだ。あのときの親切な印象はどこへやら、何かと光也に対して厳しい態度を取るが、厳しさから覗かせる温かさに次第と懐く光也。光也の見ていて気持ちよい仕事ぶりと、時たま見せる見た目のとのギャップに目が離せなくなる的場。二人が『普通』に疑問を持ってしまった時……「普通って、なんですか?!」
■感想■
何もかもとは言わずとも、ある程度自分は『普通』だと認識していた二人が、出逢ってしまって『普通』という言葉に振り回され、自分の『異変』に恐れ、揺れ動く気持ちが痛いほどに伝わってくる作品です。 実はクリスタル文庫版しか読んでなかったんですが、いつの間にかノベルズ版が出ていたとは…。こちらには書き下ろし『普通のオジサン』も収録されているとの事ですので、近々ゲットせねばと思っております。
■挿絵■木下 けい子 -
Posted by ブクログ
多くの作品から一線を画する大ヒット作である『交渉人は黙らない』シリーズ第3作目。
元検事で元弁護士、そして優秀な頭脳と口八丁を駆使する交渉人。
見た目は美形、中身はオヤジの芽吹章(33)
ボーイズラブという枠におさまりきらないキャラ構成と表現の巧みさ、流麗な文章、ストーリーのテンポのよさは今作でも相変わらず顕在で、
読んだ直後に続編が気になるうううorn!となってしまいます。
何か深い過去があるとは思っていた芽吹ですが、ちょっとだけ垣間見えましたね。
自分がこんなにもボロボロに傷ついて、裏切られて、でも信じる、信じたい。
本当に難しいことだけれども、他と繋がり合う手段を必死に探し続ける芽吹がとても愛おしいです。
キヨの自己暗示という指摘は的を得ていると思いました。か、かわいいよ2人とも!
過去も現在も、極悪人だろうと人を信じようと信じまいと自分には関係ないと言い切った兵頭には最高にかっこいい漢の像を見ました。
もうあれですね、彼の一途すぎる先輩スキーには脱帽しますようんとてもいい意味で大好きだ。
2作目から登場した七五三野も前回以上にいい味を出してくれています。お兄さんに欲しいよかっこいい大好きだ。
個々ではいい大人なのに2人揃うとまるで中学生のようだねv
そんなこんなでずらずらと書き綴っていまいましたが最後に云えるのは一言だけ!
続きが早く読みたいいいッ! -
Posted by ブクログ
【あらすじ】 「知られたくないんだろ?長い長い片思い」切れ者と評判の菱田友也が思いがけず片恋の相手・牧野卓巳と同居をすることになった日、幸せとともに禍もやってきた。牧野の弟・悦巳だ。兄貴への想いをばらされたくなければ、オレもここに住ませろ、そんな脅しに渋々始まった奇妙な共同生活だが、強引に迫るかと思えば、思いがけない優しさをみせる悦巳に菱田の心は乱されっぱなし。いつしか悦巳の熱い視線に菱田の心は惹かれていて―。
イラストに翻弄された。話は十分ワタシ好みで面白いのに、正直絵柄が好みじゃなくていまいちだった・・・。
のが、慣れるにつれ骨太な線が、受の踏ん張りをいい感じで支えだした。
イラストの影響力は大きい。改めて心底感じた。