あらすじ
「この仕事に必要なものは忍耐と経験、幅広い知識、そして寛容と自己犠牲です」
業界大手の乃木坂製薬の営業職の面接に出向いた仁は、なぜか27人目の特別秘書候補として、執事である富益の執事教育を受けながら、乃木坂製薬経営企画室本部別室室長であり、創始者の孫である乙矢の住む屋敷で暮らすことになっていた。眠っているときの乙矢は美貌の貴公子さながらだが、現実には人に影を踏まれるのも嫌いな潔癖性で人間嫌いで毒舌家でわがままでひとりよがりで神経質な男で、仁はまるでバイ菌扱いを受けるはめに!
バトラー・ラブ登場!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
執事、主従、そんなキーワードにちょっとヒネリが効いてるのがさすがの榎田センセ。
シリアスでありながら、あちらこちらに笑いがてんこ盛りで飽きることなくどっぷり話に浸れます。
営業職希望だったのに、老獪なそれでいてユーモアたっぷりの富益に、まんまと難攻不落で人間嫌いでわがままジコチューな室長乙矢の秘書候補(そのうち執事候補)にさせられてしまった仁。
体育会系で小さな子供の世話も厭わず、男らしくて優しさも持ち合わせ、限りない忍耐力があるところは、まさに潔癖王子乙矢にぴったり。
それだけじゃなく、男の色気がそこはかとなく漂ってるところ、ステキです。イラストでもかっこいい。
なのに、はじめのうち、仁は乙矢にバイキン扱いを受けます。このあたりのやりとりは大爆笑。
潔癖症になった理由を知ると笑えないのですが、二人の受け答えは榎田センセならではの巧みさが光っていて面白さ抜群。
次第に仁を憎からず思い始める乙矢の気持ちも可愛げがあって、せつなくなります。触りたいのに触れない乙矢の辛い気持ちに思わずほろりとしました。
菜箸で鼻、ってところは二人の気持ちが近付いた気がして微笑ましかった。
濡れ場はもちろん文句ナシに萌え感MAX!仁の♂フェロモン全開で、攻として完璧。言葉攻めもいいかんじで乙矢がめろめろになるのも頷けます。
シメの三人の会話も甘くて笑えて、読後も満足です。
Posted by ブクログ
いやぁいいですね!!すごく良かった!!体育会系攻めが、営業の面接に行ったら、潔癖我儘上司の秘書になってお互いじっくり恋に落ちると。
いいお話だった!
Posted by ブクログ
先に聴いていたCDの完成度が高くて感動、衝動のまま原作に手を伸ばしてしまいました。
一言で言うなら、すごかった…です。
文章がとても綺麗でめろめろになっている内に二人の距離がどんどん縮まっていって、キスする頃には脳内物質がどぱどぱ分泌されて私はついに空の果てまで行ってしまいそうでした。
何度読み返しても新鮮な萌えを味わえますし、佐々木久美子さんのイラストは美麗ですし、乙矢はかわいいし、まさに最高級のBL小説!大好きです。
CDもとーっても素敵なので、是非聴いてみてください!
Posted by ブクログ
ワガママお坊ちゃま×執事のコミカルラブが楽しめます。
めげない体育会系の執事見習いが、潔癖性の主人に
振り回されながら、必死に食らいついていく
鬼の修行生活に嵌ります(笑)
Posted by ブクログ
このコンビ(むしろトリオ)は…大好きです。CDでは、杉田さんのマジメなトーンで綴られる言葉に心臓を持っていかれました。今まで聞いていた役が物凄いハジけてたので;こんなカッコいい声だったのかと改めて思いました。
Posted by ブクログ
買ってよかったです。ものすごくツボりました。乙矢みたいな毒舌家で我侭なんだけど実は凄く気を使ってる子とか好きなので良かった。原田のどーんと構えてる落ち着きっぷりも良かったし。乙矢はちょっといろいろあって重度の潔癖症なんですが原田に最初は近づくことも出来なくてチェスの相手をする時に菜箸を渡してチェスさせるんですがその場面が凄く可愛かった。そんなお茶目な展開って!!年も25×27なのですが25歳の心の広さと27歳なのにかなりテンパってる様がいい感じでした。二人がいつお互いを好きになるんだろうってぐらいなかなか近寄らなくてやきもきしましたwエロが濃いのが好きな人にはどうかな・・・と思うんですが、ただ頬に触れるっていうだけの描写できゅんきゅんしました。
素晴らしい
榎田先生の作品なんだから当たり前ですが、素晴らしい。無駄がない!最後までしっかり楽しめるお話です。乙也と原田のやりとりも最高ですが、老後執事の存在がイイ!是非未読の方には手のとっていただきたい。
ものすごく面白かったので、一気に読んでしまいました。
ギャグ感がずぼしで、ニヤニヤが止まりませんでした。お勧めします。
強迫性障害。。
ヘェーおもしろ〜い、と言ったらこの障害をお持ちの方々に失礼に当たるかもしれませんが。。物理的に接触出来ないのに一体どーやって事が進むんだろう?といきなり疑問符から入った本作、気づけば一気に読み切ってました。短い!(笑)否、正確には盛り上がったところで終わってしまったので名残惜しい。乙矢は心的障害持ちに加え相当にプライドが高く我儘、性格もキツイ様子でまったく甘い空気が出そうもなかったけど、、人肌を知ってちょっと可愛らしくなったところもう少し読みたかったなぁ。
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攻め:原田仁
受け:乃木坂乙矢
先にCDを既聴していたので話の内容は既に知っていたのだけれど、CD化されていないエピソードの数々で二人の人となりや老執事の事などが補完された。
CDで出ていたのか記憶に無いのだけれど、年齢が攻めの原田の方が2歳も年下でビックリ。これはわざわざ年下設定にする理由はあったのかな?ちょっとそれが分からなかった。
原田が男子校だったのはCDにはあったけれど大学時代に同性と2年付き合っていたことはCDに無かったような。
庭に散歩するようになったり、その庭で原田が居眠りしているのを見掛けたり、そういうCDには抜けてるエピソードで二人の距離が縮まっていく過程が見えた感じ。
やっぱりCDだといろいろ削らないといけないのよね。
最後、二人が結ばれて、富益が起こしに来る朝まで2日間あって、その2日間はベッドの中にいたそうだけれど、その時のいちゃいちゃを読みたいなと思いました(笑)
実は絵師さんは私のちょっと苦手な方だったので最初どうなのかなと思っていたけど、これは大丈夫でした。ホッとしました。
余談だけれどこんな雰囲気の老執事、同じ作家さんで見た記憶があるような、無いような。
評価はちょっと甘いけれど3だと辛すぎるので4にしてみました。
Posted by ブクログ
主従ものってあまり好きじゃないんだが最後まで楽しく読んだ。あれ?笑 榎田マジックすごい。なんだか読んでるとドキドキするのだ。わたしも仁みたいな執事がほしい
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大手乃木坂製薬の営業職の面談を受けにいった仁は、なぜか特別秘書候補として教育を受けることに・・・。仁の忍耐と寛容さには感心。情景を想像しやすい文ですごく好きです。そして面白い。
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原作: 榎田尤利 イラスト: 佐々木久美子
キャスト: (原田仁) 杉田智和×野島健児 (乃木坂乙矢) / 堀内賢雄 (富益一蔵) ほか
発売日: 2006年8月28日 3,000円
収録時間: 78分54秒 トークなし
発売元: Atis collection ATIS-007 / 大洋図書SHY NOVELS
演出:プロデュース: 阿部信行
内容:
「この仕事に必要なものは忍耐と経験、幅広い知識、そして寛容と自己犠牲です」人に影を踏まれるのも嫌いな潔癖症で人間嫌い、毒舌家で我侭で気分屋。おまけに独りよがりで神経質。まるでバイ菌扱いを受けるはめに!でも、眠っているときはさながら美貌の貴公子のような男。それが、特別秘書兼執事候補である原田仁の主、乃木坂乙矢だ。業界大手の乃木坂製薬の営業職の面接に出向いた仁は、なぜか27人目の特別秘書候補として、執事である富益の執事教育を受けながら、乃木坂製薬経営企画室本部別室室長であり、創始者の孫である乙矢の住む屋敷で暮らすことになっていた。意地悪な旦那様と忍耐強い執事見習いの、前途多難な恋物語。「御主人様、一年三百六十五日二十四時間、私はあなたのそばでお仕えします!?」
従順で負けず嫌い執事・杉田×ツンツンツン潔癖主人・野島
最後のトラックに絡みが一回あります。
その野島がとんでもなくかわいい……!うまい!
ただ杉田の特徴である吸うSEはなんとかならんのかww
初老執事役の賢雄さんが良い味出していた。癒し。
Posted by ブクログ
これは最後のエロがいらなかったなぁ…。
詰め込み感が強くて、最後の方になってそういう雰囲気になって「えぇ!?」と思ってしまった。
年下従者の下克上という点では凄くよかった。
Posted by ブクログ
執事ブームに乗っかったってだけじゃなくてね、主人のトラウマと向き合う姿とかちゃんと執事してて良かった。
でも主従萌えまではいかない結構対等なラブかと。
CDも購入済。杉田さん×のじけんさん。
丁寧に作ってあったよ。
Posted by ブクログ
チェスの際に、仁が乙矢の鼻を菜箸でつまむシーンが一番好き!(なぜチェスに菜箸が?という方は、ぜひ本文をご覧になってください)
脇役の老執事、富益がいい味出しています。
王道
第一印象は最悪だけど優しさや寂しさに気付いて徐々に距離が近づいて…の王道のお話です。受けに事件や辛い過去がありますが、最後は全部丸く収まるので安心して読めますよ。
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「強迫性障害」。触れてはいけないところから、徐々に距離を詰めていくところが面白かった。仁が乙矢の顔に触れた時にはテンション上がっちゃいました。最後は一気に距離が縮まって・・・私的には最後までいかなくってもよかったかも。急接近しすぎというか。でも、執事攻めはいいですね!あと、富益さんも素敵でした。案外食わせ者で。できれば続きも書いて欲しい!!信頼し合った主従関係をもっと見てみたいです。そして、昼と夜とのギャップが・・・。(ヨダレがでてくる)
Posted by ブクログ
極度の潔癖症の主人と、見習い秘書(執事)の主従恋愛話。
設定をちゃんと生かして描いているからかな、何だかこの人の話はマニアックな印象があります(笑)
潔癖症が徹底していて面白かった。
チェスを菜箸でやるんですか、そうですか…その発想はなかった…。
恋愛というより、心と物理的距離が接近していくのが丁寧に描写されていて微笑ましかった。
恋愛感情に至るにはもうちょっとじっくり描いてほしかったかな、という気がします。
先輩老執事が良い味出しています。癒される。
Posted by ブクログ
「最初に言っておくが、私に触れたら殺す。」
開口一番、挨拶すら飛ばしてそう告げたのは大手製薬会社の重役・乃木坂乙矢。
そう告げられたのは彼の執事候補27人目の青年・原田仁。
潔癖症の主にトラブルは付きもの…なバトル・ラブ!