竹内謙礼のレビュー一覧
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ホームページの値段が「130万円」と言われたんですが、これって相場でしょうか?ーネットの価格はまだまだ下がる!ー
書評
タイトルにもあるとおり、著者が友人にホームページの製作見積もりをしてもらったところ、130万円と言われたところからこの話は始まります。この話をきっかけにして、ネットにおいて適切な価格とは、どれくらいなのか、考察がされています。
私は、あまりネットの業界に詳しくなかったので、この本を読んですごく勉強になりました。ホームページとは、その目的によっても、大きく値段が変わるもので、本当に集客の効果を狙うのならば、ある程度の予算をかけなければならないことがわかりました。
それから、 -
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シリーズ第1作の『会計天国』よりもかなり出来が良くなっていると思う。
小説としても、ビジネス書としても。
金使いの荒い兄とケチな弟を主人公として、節約・貯金・資産形成の方法に触れていく。
そして、貯金する方が得か?使う方が幸せか?という問題を提起しながら、人生全体の豊かさについて迫っていく。
『会計天国』同様、この1冊で資産形成のノウハウを身に付けることはできない。
あくまでも、「人生においては、こういう瞬間にこういう問題がある」という各ライフステージにおけるテーマを教えてくれるものだ。
しかし、そのトピックを知っていれば、そこから自分で調べていけるようになる。
0から10を生み出すのは -
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・インパクトが強いお客様の声が正しいとは限らない。
・お客様の声に耳を傾けすぎるのもNG。お客様の意見は無責任なアドバイスである(自分の都合の良いことしか考えていない)→常にニュートラルな状態で受け止める。
・クレームは多数意見ではない。
お客様はとにかく自分の言うことが他のすべての方が言っているがごとく捉える。それにつられてはいけない。
・感動を与えなければ。お客様の声に従ってばかりでは感動はない。
※全体的に店舗経営に必要なノウハウが掲載されている。そのイベントの起こり方には不自然さがあるが、おおむね内容には理解できる部分が多かった気がする。 -
Posted by ブクログ
缶詰メーカーの殿山缶詰は、零細企業ながら歴史ある缶詰製造会社だった。
長らく、親族を中心に大手取引先などに地道な営業を続けていた。
そんな中、殿山缶詰にも大卒の新入社員が入るようになった。
しかし、ゆとり世代の彼らは、仕事への熱意は薄く、叱責する上司の発言の揚げ足を取り「訴訟」「慰謝料」などの言葉をちらつかせ謝罪を要求する。
次第に社内の雰囲気は悪くなり、上司たちは頭を悩ませる。
ストーリーの進行のなかで判例を織り交ぜながら、パワハラ、セクハラ、就業時間問題など、現実の会社運営上でよく問題になりそうな法律問題が分かりやすく表現されている。
非常に読みやすく、あっさりと読めてしまうので -
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物語形式のビジネス書と見せかけて、SFとしてめちゃめちゃ面白い - 竹内 謙礼 青木 寿幸「猿の部長 マーケティング戦略で世界を征服せよ!」 ★★★★☆
小説形式のビジネス書ってありますよね。映像でいうと、免許更新の時にみる事故の物語のことね。
本作は、根本的にはマーケティングを物語形式で説明するビジネス書です。しかし、面白い!SFとして面白い!マーケティングの部分をやんわりに改編すれば映画化もできるんじゃないかくらい面白い。
ビジネス書としてもマーケティングの面白さが存分にわかる内容となっており、マーケティング部に配属された新人さんとか、就活中の大学生がみると楽しさが感じられて良いと思いま -
Posted by ブクログ
小説の形態をとった会計の入門書。5つのケースを取り上げて、ストーリー仕立てで、決算書の見方を通して、会計という面での経営とは何かを解説している。
主人公の北条は一人娘の結婚式を1ヶ月後に控えた経営コンサルタント。事故で亡くなったところからストーリーは始まる。天使から、5人の悩める経営者を幸せにすることができれば生き返ることができると告げられ、アドバイスを与えていく。その中で、それぞれの経営者の会社の決算書を取り上げて、問題点と解決策を説明している。
狙ったイメージとしては、『ザ・ゴール』なのだろうか、読み物としてもなかなか。副題にある「今度こそ最後まで読める」は誇大ではない。但し、その後の