竹内謙礼のレビュー一覧
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ウィズコロナ時代においてはこれまでの営業手法、販促手法が通用しなくなっていることが分かる。
また、美容室や理容室、ホテルや衣料品など巣ごもり対策が難しい対面型サービスにとっては苦しい現状だが感染対策に付加価値を加えることで回復の要因は掴めそうだ。例えば、宿泊業では長期滞在プランを提案して、テレワークや受験勉強、工事現場の作業員向けのサービスを用意したり、ブライダルでは大勢の人が詰めかけなくても形に残せるフォト婚というやり方もある!
各業界、各業種が斬新なアイデアを打ち出すタイミングでもあり、新たな層を掘り起こす一手を打ち出すチャンスでもあるのかもしれない! -
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前回読んだ会計天国が非常に面白かったので、続けて読んだ2作品目。
投資について学ぶ事が出来ながら、小説としても楽しめるこのシリーズにすっかりハマってしまった。
"戦略なき投資は、失敗する"。この本の中で1番出てきたであろうセリフだ。
自分の目標とする金額だったり結果を明確にした上で、そこまでの戦略を練る。そして、そこにたどり着くまでにどれだけのリスクを取るか。そこまで考えた上でも全てがリターンに繋がるわけではない。
そんな厳しい現実を教えてくれる重要な一言だ。
またもう1つ記憶に強烈に残った一言がある。
「自分の力で、市場全体を動かすなんて、絶対に不可能だから、自分が変わ -
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会計に関する読み物を探していたところ、評判も良かったので読む。
著者は青木寿幸、竹内謙礼の二人で、他にも『給料戦争』『相続仮面』などビジネスノベルとしてシリーズ化されており、そのシリーズの最初の作品だ。
主人公はコンサルティング会社を経営している北条、ある日娘の結婚式に出席するために向かっている途中事故にあってしまう。そこに現れた天使Kによって天国か地獄かそれとも復活かという選択肢を与えられる…
幽遊白書の霊界探偵編のような設定で、1時間のアドバイスで経営に行き詰っている人を救うという話が5編の短編にまとめられている。
内容は黒字倒産や粉飾決算などが起こるからくりを損益計算書や貸借対照 -
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『会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し合って、売上を上げて利益を稼ぎ、その中から給料を分け合う組織体なんじゃ。その給料によって、社員やその家族が幸せになって暮らせる、これを目標にすべきなんじゃないのか?
だからこそ、世界中で会社という制度は繁栄してきたし、これからも存在できるんじゃ。責任を取らせる人を探す組織体で、不幸な人を増やすだけの存在なら、もうこの制度はなくなっているわい!』
面白い!しかも、最後は泣ける。
ストーリー仕立てのハウツー本ではなく、しっかり小説としても成り立っていて完成度が高い。
経営の本質、決算書の読み方、会計知識の理解を分かりやすく助けてくれる素晴らし -
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パラレルワールド。
猿の惑星に行ったのではなく、どういうわけか
経済的な知能を持った猿が、大きな企業では部長以上になっている。
そこに、紛れ込んでしまったマーケティングのプロフェッショナル滝川。
ちょっと、ホストクラブ風で、昭和っぽい。
シャツのボタンを外して、金のネックレス。
しかし、凄腕のマーケッターというふれこみ。
五つの事業を立て直す。
不動産業、美容室チェーン、マットレス、キッチン雑貨、
そして スイーツ。目標利益は 10億とする。
マーケティング理論の基本を徹底して確認していく。
これが、私にとっては、大変 ためになった。
猿でもわかる マーケティング理論。
めずらしい理論では