竹内謙礼のレビュー一覧
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ビジネス文庫なので物語としては面白くないが、扱っている会計のテーマは興味深いし、説明もわかりやすい。
ただ、テーマがテーマだけに、内容を理解しても、普通のビジネスマンには使いどころがないかもしれない。
せいぜい、部門別の採算性を意識するというところくらいか。
初心者がこの本だけで財務諸表を理解するのも難しい。
ある程度知識がないと説明が理解できないと思う。
それに実際の決算書は例に出て来るものほどシンプルではないし、その数字が大きいのか小さいのか、良いのか悪いのかの基準も自分の中で持っていなければならない。
元は2009年の作品で、加筆修正後の初版は2013年なので、税法が変わっている個所 -
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次から次へと新しい情報が出てくるため、すべてを知っている人になるのは難しい。
わかってるふり、の業者は安い。本当にわかっている業者は少ない。ホームページの作成は非効率な商売。
ヤフオクで10万円かせげるようになる=じぶんでしらべられるようになる、こと。
好奇心と根気が必要。
むかしはホームページは複雑ではないので、30万円でもいいものが作れた。
100万は中途半端。それなら30万で。ただしそれだけで稼げるものはできない。
いまは、インターネットで稼ぐのは強者のツール。
1人月50万円、会社の経費を乗せて100万円。
ワードプレスを使えば相場は安くなる。
SEOは、ランニングコストは100万円 -
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突如、事故死した経営コンサルタントの主人公。
現世への復活をチャンスを得るべく、ブラックスーツの天使Kと共に、人生崖っぷちの5人に会計ノウハウを授ける。彼らのその後の人生が幸せになるか。
とまぁ、物語としてはさして、どうこうと言うことはないが、ビジネス実用書としては、参考になります。
会計士、税理士、経営者の方々には既知なことばかりだろうが、決算書の初心者や営業畑で売上だけを上げることに爆進する営業マンには良い。
決算書といえば、
会社の財務状況を表わす賃借対照表
利益を計算する損益計算書
会社のお金の動きを表わすキャッシュフロー計算書
売上上がってんのに、さっぱり儲からねーな、何でだろな -
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本作はストーリー形式で日ごろもらいっぱなしで詳しく中身を確認していない給与に関する解説を主人公の恋人役がそのセリフとともに進められます。さらには給料を上げるには、給与体系はいかにあるべきかといった内容にまで発展しています。これらが展開されるストーリーともあいまって自然なかたちで(多少説明のためのセリフという感がなくはないのですが)ちりばめられています。
著者のほかのシリーズを現在読み進めていますが、ビジネスの様々な分野でこれだけの内容を書くことができる点は目を見張るものがあります。ありがちなのは会計に関する分野だけとか、マーケティングに関する分野だけとか、一分野に特化したものが多いのですが、竹 -
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ビジネスものにしては妙なタイトルに妙な表紙。なんじゃこりゃと好奇心を刺激され。
主人公・浅野が出張中のラオスで会ったのは、戦時中の滝壺からタイムスリップしてきた日本兵・花沢。浅野の恋人・由美子がレクチャーする形で「給料」について読者も学ぶ。
給与明細、はい、いつまで経っても手取りがなんぼかしか見ていません。給与明細の見方、転職やリストラの話をなるほどと思いながら読みましたが、言うほど頭には入ってこない。それよりも普通のサラリーマンの物語として、浅野が変わってゆく過程を見られるのが面白い。
常に死を覚悟して戦っていた花沢だから、「失敗したって死なないんだから」という言葉に重みがあります。何 -
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経営コンサルティングを生業とし、楽天市場では数多くの優秀賞を受賞している竹内謙礼氏と、公認会計士、税理士、行政書士という肩書きをもつ青木寿幸氏のビジネス戦略小説シリーズ。
小説としては、以前に拝読した『貯金兄弟』や『会計天国』よりも、最後まで楽しめる一冊だったし、ビジネス的にも身近な「給料」という題材を受けとる側が知っておくべきこと、与える側が考えておくべきことが書かれてあって勉強になるとともに、給料はこうやって決まってるんだなと納得できる内容だった。
ストーリーは、お人好しでいつも断りきれない会社員の浅野がベトナムのラオスに出張中、戦時中からタイムスリップしてきた日本兵の花沢と出会い、日 -
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現代社会を生きていくうえで、必要不可欠な「お金」について、経営コンサルティング会社の代表取締役の竹内氏と、公認会計士、税理士、行政書士で明海大学の講師でもある青木氏が書いた、ビジネス小説シリーズ。
お金の貯め方、銀行を選ぶという考え方、一生のうち家の次に高額出費となる生命保険の選び方、持ち家か賃貸かという永遠の課題、老後の過ごし方について、多くの人が人生のうちで一度は悩みそうなことが取り上げられていて、小説としての読みやすさに加え、興味をもってどんどん読み進めることができた。
義理の父親から虐待を受けながら育てられた、金銭感覚の違う兄弟が主人公。
兄は大学を卒業後、大手広告代理店に就職が